大国聖・日蓮聖人のお言葉

日蓮聖人のお言葉を抜粋し、達意的に解釈して紹介していきます。日蓮門下のみならず、一人でも多くの人に見ていただきたい。

九識心王真如の都

2005-07-08 | 日女御前御返事
この御本尊全く余所に求むることなかれ、ただわれら衆生の法華経を持ちて、南無妙法蓮華経と唱ふる胸中の肉團におわしますなり。
これを九識心王真如の都とは申すなり。


文永10年の7月8日は、日蓮聖人が佐渡・一の谷で十界互具の妙法曼荼羅をはじめて図顕された日である。
この御本尊こそ、私たち門下にとって、否、人類にとって最終的な帰依の対象である。
日蓮聖人を「国聖」と仰ぎ、「末法の大導師」と称するのは、この一事だけでもこと足りる。

わが身が即ち妙法であり、曼荼羅御本尊は『信心』の二文字におさまるのだと聖人は喝破された。
本日の聖なる日を迎え、あらためてこのお言葉を心に刻むものである。