goo blog サービス終了のお知らせ 

サッカーとボリビア

南米ボリビア移住して11年目、自分の大好きなサッカーを通して、南米ボリビアで何か出来ないか模索している毎日です。

コンセプシオン

2011年05月21日 16時55分20秒 | ボリビア
ボリビアのイエズス会伝道所群は、スペインによる植民地化の過程で、イエズス会によって建造された伝道用の集落群である。それらは、ボリビア国内でも、特にサンタクルス県北部やベニ県に見られる。そのうち、サンタクルス県チキトス地方に残る伝道所群は「チキトスのイエズス会伝道所群」として、ユネスコの世界遺産に登録されている。

スペインがボリビアを入植したときには、様々な会派の修道士たちが、12使徒になぞらえうる新大陸の伝道活動に参加した。彼らが作った建造物・集落群は「ミシオネス」(Misiones) あるいは「レドゥクシオネス」(Reducciones) と呼ばれた。日本語では「伝道所」「伝道施設」「布教村」などの訳が当てられる。伝道所の建設に熱心だったのは、イエズス会とフランシスコ会である。イエズス会士たちによって建てられた施設群は、特にチキトス地方の人々の歴史にとって、逸することの出来ない足跡を残している。

イグナチオ・デ・ロヨラによって創設され、ローマ教皇パウルス3世によって認められたイエズス会は、1540年以降、その伝道施設を新大陸に築き、先住民への宣教を企図した。その活動のために様々な地を巡った結果、征服者たちの新たな領土の発見に結びついたこともあった。ボリビアでの宣教は、有名な黄金郷伝説エルドラドあるいはパイ・ティティの調査にも大きく影響されていたと考えられている。

聖堂などの建築物が今なお維持されているおかげで、1990年に、チキトス地方のイエズス会伝道所は、ユネスコの世界遺産に登録された。世界遺産の対象となったのは、チキトスに残る6つの伝道所サン・フランシスコ・ハビエル(サン・ハビエル)、コンセプシオン、サンタ・アナ、サン・ミゲル、サン・ラファエル、サン・ホセである。

それを踏まえて、ボリビア当局と非営利組織は、チキトスでの一大観光プログラム「チキトスのルネサンス・バロック音楽祭」を始動した。

写真は、コンセプシオン市伝道所。のどかなところです。


最新の画像もっと見る