
チーム永瀬vsチーム木村<準決勝 第一試合>
第4回ABEMAトーナメント佐々木勇気七段の活躍から


毎週土曜日の第4回ABEMAトーナメントは楽しみにしている番組だ。
一局目の池永天志対永瀬王座戦は見逃したものの残りの対局はライブで見ることが出来た。
チーム木村が5勝3敗で強敵チーム永瀬を破って決勝戦に駒を進めた。
この日、もっとも活躍したのはチーム木村の佐々木勇気七段だった。佐々木七段は対対増田六段、対屋敷九段戦をすべて勝ってチーム木村の勝利に貢献した。
佐々木七段は永瀬王座との対局は見ていないものの、対増田六段、対屋敷九段戦において終盤力の高さを見せつけた。
ABEMAトーナメントは持ち時間が極端に短いフィッシャールールだ。読みの深さより局面に対する感覚の鋭さが要求される。
”終盤は悪手の海”と表現した棋士もいるが、そこを感覚の鋭さで乗り切って勝てるのもふだんの読みの深さに裏打ちされているからだろう。
難解な局面でも一手一手の安定度が相手より高いからこそ勝てるというものだ。
佐々木七段はこのところ、持ち時間の長い将棋でも難解な終盤を相手より先に脱け出して逆転勝ちするケースが目につくようになった。
この日も対増田六段戦で苦しい局面から逆転勝ちに持っていったし、対屋敷九段戦でも敗勢に追いやられそうな局面から持ち直し、最後は悠然と勝ちを収めた。
両対局とも格の違いを見るようだった。
チーム木村の”作戦会議”の言動からも佐々木七段は”将棋”に対する自信のほどが見て取れた。
今期、藤井二冠とともにA級(順位戦)入りするのではないだろうか。
これで佐々木勇気七段は決勝トーナメントで6連勝。チーム藤井(二冠)との決勝戦で藤井二冠と戦う佐々木七段を見たくなってきた。
★ 将棋レーティングにこだわらず、将棋の強い棋士の個人的ランキング(ベスト10)を作ってみました。あくまで今現在の見解です。
1位 藤井二冠
2位 渡辺名人
3位 豊島竜王
4位 永瀬王座
5位 佐々木勇気七段
6位 斎藤慎太郎八段
7位 木村一基九段
8位 広瀬八段
9位 糸谷八段
10位 近藤誠也八段
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