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藤井九段の高勝率と現役続行中の棋士の成績から








藤井九段の高勝率と現役続行中の棋士の成績から



 
 藤井七冠はプロ四段としてデビュー以来、ずっと8割以上(332勝66敗→8割3分4厘)の勝率をキープしている。
 対局が400を数える棋士としては驚異の成績だ。
 


 番数の少ないところでは、675局をこなした永瀬王座が(ほぼ6割9分9厘8毛→471勝202敗)、464局をこなした斎藤慎太郎八段が(6割4分2厘→298勝166敗)、菅井竜也八段が(391勝188敗→6割7分5厘)、佐々木勇気八段が(357勝179敗→6割6分6厘)。
 6割2分~3分台の勝率では、佐藤天彦九段、稲葉陽八段、糸谷哲郎八段、広瀬章人八段、村山慈明八段など、1000局を指しこなしてきた山崎隆之八段もこのへんの高い勝率を維持し続けている。1000局を超えて指しこなしてきたベテラン勢では、1578局の番数をこなして来た丸山忠久九段が942勝613敗→6割2分3厘5毛)といまだ6割2分台を維持、1463局もの番数をこなしてきた深浦康市九段も(901勝562敗→6割1分5厘8毛)を維持、1557局をこなしてきた郷田真隆九段も(942勝614敗→6割5厘3毛)、久保利明九段も1382局指して(831勝551敗)で6割台の勝率をキープ。
 現役生活が續けば続くほどベテラン勢が6割台の勝率をキープし続けるのは至難となってくる。


 忘れてならないのは羽生善治九段と谷川九段、渡辺明九段である。羽生世代を背負ってきた佐藤康光九段と森内俊之九段だ。
 羽生九段は2000局以上の番数をこなして(1638勝678敗→6割9分4厘)、谷川九段も2000局を超えて指しきて(1377勝917敗)で6割台の勝率にある。
 渡辺九段も1000局をこなして(735勝391敗→6割5分7厘2毛)の高勝率を維持している。
 佐藤康光九段と森内俊之九段も、佐藤九段が1970局指して、1092勝698敗で6割1分。森内9段も966勝614敗で6割1分1厘3毛で6割台の勝率をキープし続けている。
 
 いずれも自分の脳内を彩り続けている名棋士たちである。

 将棋棋士の成績を眺めているうち、藤井七冠の成績がいかに突出しているかを実感させられた。藤井七冠が不世出の天才なのは「間違いない」と実感した。


(♦現役続行中の棋士の成績を取り上げてみました)



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