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韓国のケーブルTVで最高視聴率の記録を残しているという。ネットで見た人の感想など読むと評判もいいようだ。
ネットで字幕入りを見始めたが、途中映像が消えて見えなくなったので吹き替えにして見た。
イニョン王妃が廃位された時代から主人公(キム・ブンド)が現代へタイムスリップしてきて女優と恋をする話である。
主人公キム・ブンドは廃位されたイニョン王妃のそばに仕える西人派の文官だった。彼は文官でありながら王妃を守るため、武道もきわめていた。
イニョン王妃は命を投げ出して自分を支えてくれるキム・ブンドにいつしかほのかな恋心を抱いていた。しかし王妃のその感情はキム・ブンドだけの知るところだった。
ある日、南人派に襲われたキム・ブンドは亡き妻の傍使い、
ユンウォルにもらったお札のため、現代へとタイムスリップしてしまう。そこで同時代の歴史ドラマ撮影に入ったイニョン王妃役のチェ・ヒジンと出会った。
以下、キム・ブンドが自分の生きる時代と現代を行き来しながら、同じ時間を共有しながら物語は進行する。
ここでは三つの三角関係が過去と現在を結んで複雑に絡まりあっている。
過去★粛宗(スクチョン)―イニョン王妃―キム・ブンド
過去と現在★イニョン王妃―キム・ブンド―チェ・ヒジン(イニョン王妃役の女優)
現在★ハン・ドンミン―チェ・ヒジン―キム・ブンド
現代へやってきたキム・ブンドはチェ・ヒジンをめぐるバトルの時、ハン・ドンミンに対し「先に出会ったのは私だ」と強気な主張をしてみせる。
しかし彼も過去の中では、恋情を告白されながらイニョン王妃に対しひと言も発せない、時代の殻から一歩も抜けられない人間に過ぎない。でありながら王妃を想う感情は内に秘めていた様子は窺える。亡き妻の傍使いユンウォルが自分を慕っていると知って、彼女を側室に迎えようとするところにそれが感じられる。ユンウォルがその感情に気付いていたかどうかは分からない。彼女はブンド(主人)の身をひたすら案じていたようだ。自分の魂をこめたお札をもらってきてブンドに与えたのもそのせいだろう。
結果としてユンウォルの一念は通じた。現代へやってきたブンドは図書館で自分の生涯を調べ上げ、自分が現代へタイムスリップしてきた期日のすぐ後に死んだのを知ったからだ。
ブンドは自らの歴史を変えに急いで戻り、自らの命を永らえだすが、すると他の人の運命も変更に向かって動きだし、時代の流れは定着した事実をことごとく書き換える歴史サスペンスの趣を呈していく。
イニョン王妃は謀略による命の危機にさらされ、ユンウォルは若い命を散らした。
ブンドは自らの歴史を書き換えた自分を後悔する。
このドラマ、主人公二人にとってはハッピーエンドで幕を閉じるが、まさに”禍福は糾える縄の如し”で最後の一時間はしばしば落涙させられた。
ケーブルテレビで放送されたくらいだから、低予算のドラマであっただろう。
しかしこのドラマは傑作である。B級映画からしばしばすばらしい傑作が生まれるが、このドラマはまさにそれである。
これで主演した二人は熱愛宣言したが、こんな傑作を共演すればそうもなるであろう。
「イニョン王妃の男」2度目を見終えた。最初見終えた時よりさらに味わい深い印象を残した。
終章近く、赤い公衆電話のある公園でヒジンと楽しい時間を過ごしている時、ブンドはいきなり過去へ引き戻される。ユンウォルから渡されたお守り札は、それを手にしていないとブンドの時代から未来へ、現代から過去へは行き来できないはずのものだった。なぜなら、お守り札はブンドに向けられたユンウォルの”愛の情念”によって死と時空を飛び越えるバリア(エレベーター)と化していたからだ。しかし、その札は同時にユンウォルの命そのものでもあった。
ブンドが自分の時代に引き戻されたのは、ブンドの命を付けねらっていた南人派の領袖で右議政ミン・アム配下の刺客チャスの手でユンウォルが殺害されたからだった。その瞬間、お守り札と同時にユンウォルのブンドへの思い(愛の情念)も黒く焼きついてしまった。
綿あめを買う列の中にいたブンドは霞のように姿を消した。目を離した隙にブンドを見失い落胆するヒジン。彼女の心にはブンドの感触が残っているものの、ブンドの存在を漫然と感じていた周囲の人たちは、彼が姿を消した瞬間そこにいたことさえ忘れてしまった。
リセットされた時間とともにヒジンの心からもブンドの記憶は遠のいていった。そしてまたたくうち一年が過ぎる。
イニョン王妃役でブレイクしたヒジンはブンドのことも忘れ、忙しい日々を送っていた。
しかしブンドを相手にした時の言動が無意識に顔を出したりはしている。
過去へ引き戻されたブンドは、いつしか懐に戻っていたお守り札が黒く焼きついているのに疑問を抱いた。ヒジンによって管理されていたお守り札が自分の手元に戻ったこと、しかも黒く焼きついていることでユンウォルの身に何かあったのだと直感する。急いでユンウォルを捜してまわる。しかし、たどり着いた時、彼女は帰らぬ人となっていた。
自分を付けねらっていた刺客たちの手にかかって殺されたに違いない。ユンウォルに対する申し訳なさと怒りに燃えたブンドは、刺客たちを捜しあてるや捨て身の勝負を挑んでユンウォルの敵を討つ。
しかしその後、ブンドに残ったのは空しさだけだった。自分はこの世ですでに死者となり、用なしの人間。死者になったのはミン・アムの謀略をあばく最後の手段だったからだ。それによって王とイニョン王妃を助けられるからだった。自分はこの世にいてはならない人間。
ユンウォルなど家族同様の者たちもすべていなくなった。
もともとの運命はすでに尽きている。だのに生きている自分は別の世界で生きる他ないだろう。
ならば、今一度ヒジンの待つ未来に行くしかないのではないか? だが、ユンウォルの亡くなった今、その手段も途絶えた。
どうすればそれは叶うのか?
ブンドはヒョナム寺の僧侶を訪ねていくことにした。ユンウォルにお守り札を作ってやった僧侶に話をすれば相談に乗ってくれるかもしれない。
未来に向かうかすかな期待を求めてブンドはヒョナム寺の僧侶を訪ねていった。しかし、僧侶は別の寺に移ったという。殺人者として追っ手から逃れながらかの地にたどり着くと、僧侶は他界したという。この日からブンドはただただ追っ手から逃れるだけの日々となった。
そうして、逃亡者としてブンドの一年も過ぎた。
ある日、某テレビ局からヒジンにナレーションの仕事が舞い込む。それはイニョン王妃の恋人との噂が立ったキム・ブンドにまつわる話だった。発見された書簡はキム・ブンドがイニョン王妃に宛てたものと歴史家たちは見ているとのこと。
それが自分に宛てられたものだとは、当然ながらヒジンも知るすべはない。
この辺から話は最後の盛り上がりを見せるが、この下りを説明してしまうのは野暮である。感動はドラマの中にある。
ひとつだけヒントを言わせていただけば、新しいお守り札の登場である。お守り札の主はもちろんヒジン。見た人はもうピンときたかな…。
ユンウォルからバトンタッチを受けたヒジンのブンドを思う”情念の愛”がどんなものかはドラマの終章でじっくり味わっていただきたい。
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