”現役”を続けてほしい

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キム・ヨナ、スキャンダル解明「強いふりをする男はＮＯ」

キム・ヨナ 黄金漁場


フィギュアの女王キム・ヨナがスキャンダルに対して口を開いた。
２６日に放送されるＭＢＣ「カン・ホドンのスターバトル ～黄金漁場～」で、キム・ヨナ「これまでのスキャンダルはすべて事実ではない」と述べた。
キム・ヨナはこれまでスーパージュニアのイトゥック、俳優のチャン・グンソク、水泳選手朴泰桓（パク・テファン）らと熱愛説が浮上したことがある。
キム・ヨナはスキャンダルに対し「会ったこともない人とスキャンダルになって不思議だった。訓練のため個人的に会う時間もない」と首を横に振った。理想のタイプについて「絶対に嫌なのが、強いふりをする男」と答え、カン・ホドンを驚かせた。
この日、頑丈なセキュリティの中で進行された６時間の録画でキム・ヨナは、浅田真央との競争ときつかった練習過程をたんたんと打ち明けた。始終はつらつとして堂々とした姿を失わなかったキム・ヨナは、母親の話が出ると堪えていた涙を見せた。世界トップクラスのフィギュア選手に成長するまで影のように後押ししてくれた母親のパク・ミヒさんに対する感謝の気持ちからだった。
（ニュース記事より）

　そうか、「絶対に嫌なのが、強いふりをする男」か。
　該当しなくて、よかった。これからも強がることはしないでいこう。

　母親のパク・ミヒさんの話で泣いた彼女は、フィギュアスケートをやってきてよかった、の思いが強いからだろう。

　彼女の去就にはずっと注目し続けている。
　彼女には好きな道を選んで歩いていってほしいと思う。

　どうやらフィギュアスケートは続けていくようだ。六月にはトロントに向かうと公言している。
　フィギュアスケートを続ける・・・
　僕の気持ちは複雑である。現役続行なら胸も弾むけれど、引退してアイスショーをやっているキムヨナ選手の姿を思い浮かべると何だか寂しい気持ちに駆られる。彼女のやりたいことならそれでいいと思うし、日本にやってきたらきっと一度くらいは彼女を見に行くとも思うけれど、演技の切り売りの方を強く感じてきてしまう。彼女と彼女をサポートする者にとってはいちばんいい選択なのだろう。だけど、キムヨナ選手のようなビッグな選手は惰性の時も早く訪れるような気がしてならない。世間は惰性をもっとも忌み嫌う。
　いろいろ考えが変わって恐縮なのだが、現役を続行しないのなら、ぜんぜん別の世界に身を投じてもいいのではなかろうか。たとえば、一人で自由に伸び伸びと動き回れる仕事へとかだ。
　彼女に似合うのは彼女自身が一人でチャレンジする世界だ。現役続行はそこへつながる。彼女にどんな人間が、どんな組織が関わってこようと、戦いに向かうのは彼女だけなのだ。他の誰もがそこには入っていけない。手を差し伸べることもできない。彼女には孤独の戦いが似合うと思う（世界選手権からバンクーバーに向けての彼女の戦いは比類なきものだった）。
　現役を続けながら、オフにはアイスショーもやる。世界のトップスケーターであるキムヨナ選手にはそれがいちばん合っている。彼女はこれをこなしていける選手だ。
　アイスショーはいいが、無名選手と比べられてこきおろされたりするキムヨナ選手の話は耳にしたくない。しかし、それがあるのがアイスショーの世界であろう。
　
　繰り返すが彼女には好きな道を選んで歩いていってほしいと思う。
　だけど、ファンとして僕が願うのは”現役”を続けてほしいということです。