28日は、おにいちゃんも病院でした。
例の「銀座嘔吐事件」以来、
お兄ちゃんが体調不良で・・・
というのは表向きで・・・
「はるきちの病気」について、
お兄ちゃんにまず話をしてもらうことにしたのです。
2年前、はるきちの病気がわかって、
10ヶ月の入院生活が始まりました。
当時お兄ちゃんは小2で、
私ははるきちにつきっきりのため、
おにいちゃんの負担はかなりのものだったと思います。
それから入院してすぐ、
ドクターがお兄ちゃんに、
はるきちの病気について話をしてくれましたが、
そこでおにいちゃんは、病名を知らされ、
「
誰にも言っちゃいけないよ」と・・・
それもかなり重荷だったようです。
そして・・・
骨髄移植の
ドナーにもなってしまい・・・
はるきちのみならず、
お兄ちゃんにまでこんな思いをさせなければならないのかと、
親として本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
それでも、自分なりに勉強して、
ドナーになることを受け入れてくれたお兄ちゃん。。。
いまのはるきちと同じ年とは思えないほど、
しっかりせざるを得なくなってしまいました。
今回、はるきちに「病気のこと」を話すかどうか迷っていたときに、
にゃんこ姉さんに「
お兄ちゃんのためには話すべき」と言われ、
ふと、「お兄ちゃんは今どう思っているんだろう」と・・・
お兄ちゃんは未だに、一切病気のことについて話さないし、
はるきちに対しても、せっせと世話を焼いてくれています。
(もともと、そういう性格でもあるんでしょうけど・・・)
私もはるきちの心配は尽きることがなく、かまっているし・・・
これはもしかして、
お兄ちゃんの中でもまだ続いている?
と思ったら、「
もういいんだよ」と言ってあげなくてはいけないと・・・
はるきちの病院は、
入院中の子どもを支えるチームの一員として、
患児の兄弟にも気を配ってくれる病院で、
ドナーになるおにいちゃんのために、
お兄ちゃんの話を聞いてくださるドクターがついてくださったりしました。
(このドクターは、「
お兄ちゃんのためのドクターなんだよ」ということで、
あまりはるきちとは関わりがないドクターでした。)
今回は、はるきちの病状について詳しいO先生が
お兄ちゃんに話をしてくださることになり・・・
「もう、はるきちの病気は治ったから、
もう、いろんなこと我慢しなくていいんだよ」と・・・
「病院のみんなも、お兄ちゃんどうしてるかなって気にかけてるよ。
なんでもいいから、いつでも話しに来てよ。
ママには内緒の話とかさ~」
横で聞いている私のほうが、
ホッとして泣きそうなくらい、温かいお言葉でした
はるきち退院後は、
健康なお兄ちゃんは、あまりお世話になることはないのですが、
お兄ちゃんは、
「ピアノが上手な」おもしろM先生に憧れており、
テレビにもよく出ていらっしゃるH先生や、
プレイルームの保育士さん、看護師さんたちみんなによくしてもらって、
あの病院が好きみたいです。
あそこは、はるきちだけの病院じゃないんだよね。
受験勉強とかいろんなことで悩んだとき、
具合が悪いとき、お兄ちゃんだけで行ってもいいんだよ。