luster lake(ラスターレイク)のファンブログ

luster lake(ラスターレイク)のファンブログ

アンセムのメンバーである音楽アーティスト柴田直人の軌跡

2017-06-22 | 日記
日本のヘビィメタル・バンドの中でもアンセムは、正統派として高い評価を得ています。バンドのスタートは、1982年まで遡りますが、ベースの柴田直人とドラムの大内貴雅を中心に、東京で結成され、激しいメンバー・チェンジを経たのち、ボーカル坂本英三、ギター福田洋也の布陣で、1985年にファーストアルバム「Anthem」でメジャー・デビューを飾ります。

当時、日本のヘビィメタルは「ジャパメタ」と呼ばれ、LOUDNESSを筆頭にVOWWOW、44MAGNUM、EARTHSHAKERなどのバンドがひしめいていましたが、その一方では各レコード会社が青田刈りとばかりに、メジャーのレベルに達していないようなバンドまでデビューさせては、満足なプロモーションも行わず、次のバンドをデビューさせるという悪循環に陥っていた時代です。

アンセムは、早い時期から注目されていましたが、メンバーが固まらず、結局、ジャパメタ・ブームが終焉を迎えようとしていた1985年にデビューすることになったのですが、実力派バンドでありながら、それ以前にデビューしたバンドと比較すると、その扱いは小さなものでした。それでも、地道なライブ活動を積み重ねた結果、徐々にアルバムのセールスも上向き、その存在が一般の音楽ファンにまで届くようになっていきます。しかしながら、1987年には坂
本英三が、1990年には福田洋也が脱退するなど、メンバーが固定できず1992年に解散を発表します。

アンセムと言えば、唯一のオリジナルメンバーである、音楽アーティスト柴田直人そのものであると言えます。ヘビィメタル・バンドの多くがギタリストが作曲を担当していますが、アンセムでは柴田直人がほとんどの楽曲を手掛けています。また、ツアーやライブの企画など、アンセムに関わる全ての事柄にプロデューサー的な立場で関わっています。つまり、音楽アーティストとして、アンセムの全てをコントロールしている、極めて多彩な才能を持つ存在なのです。2001年には、アンセムは完全復活を果たし、以降、コンスタントにアルバムの発表とツアーが続いています。今後も、アンセムには、日本の正統派ヘビィメタルの金字塔として活躍し続けてほしいものです。