ロッシの8ポイントリードで迎えた最終戦。
予選ポールはロッシ。ニッキーは5番手とかなり苦しいポジション。
圧倒的ロッシ有利の状況からレーススタート。
なんとベイリスがホールショットを奪いトップをひた走る。
ロッシはまさかのスタートミスで大きく出遅れ7位まで後退orz
対するニッキーは無難なスタートを決め、その後も快調に走り3位まで上がる。
2位にはニッキーのチームメイトのダニ。
当たり前といえば当たり前だけどダニはニッキーに道を譲る・・・。
2番手ニッキーと7番手ロッシの間に、ダニ、マルコメ、KCと3人のホンダライダーが挟まる形。
ニッキーにとって最高の形が出来上がってしまった。
でもロッシなら絶対すぐに上がってくる。
この時はまだ安心して見てました。
・・・が、コースレイアウトのせいなのか、ロッシ自身気負いがあるのか。
それともマシンが不調なのか、目の前のKCを抜けない・・・。
やばいなぁ、早くKC抜かないとニッキーが逃げちゃうよ。
と思って見てたら・・・
ロッシスリップダウ━━━━(;゜д゜)━━━━ン!!!!!
ええええええええ・・・・・まさかこんな時に自らのミスで転倒してしまうとは・・・。
幸いマシンへのダメージは少なく、再スタートを切り追い上げ体制に。
しかしこれで最下位の20番手まで順位を落としたロッシ。
ニッキーのサインボードには「P20ROSSI」の文字が・・・。
まだレースは序盤。残り周回は十分ある!
それでもロッシなら!ロッシならなんとかしてくれる!
そんな願いも虚しく、結局ロッシは14番手でゴール。転倒のタイムロスはあまりに大きかった。
ニッキーはリスクを背負わず3番手でゴール。
この瞬間ニッキー・ヘイデンのワールドチャンピオンが決定しました。
最後くらいは貫禄のある走りを見せてほしかったけど
結局ロッシの自滅という信じられない形での終幕でした・・・。
ウイニングランでの涙。
バイクにまたがっていられないほどの喜び。
形はどうあれ、史上最強王者と言われるロッシの6連覇を阻んだという事実。
なんだかんだいっても感動させられました。
悔しいけどおめでとうニッキー!
で、タイトルのかかった最終戦ということで目立たなかったけど
代役スポット参戦のスーパーバイクチャンピオン
37歳のベイリスがなんとなんと、優勝しちゃいました・・・(;゜д゜)
なんだこのオッサン、ありえねーw
カピロッシもちゃっかり2位フィニッシュでドゥカティのワンツーでした。
ロッシとニッキーが握手!!!!!!!!
悔しかったけど、ロッシがニッキーを素直に称える姿を見て涙が出ました。
正々堂々と戦い、こういう風に締めくくってくれればもう結果なんて関係ないよね。
このシーンのおかげで凄く清々しい気分になれました。
その後、ピットに戻ってきたロッシにチームスタッフ全員から浴びせられた拍手。
これでまた涙が・・・。
ほんとロッシはよくやったよね。
度重なる不運、マシントラブル、よくここまで跳ね返したと思うよ。
ネットでは「ニッキーはチャンピオンの器じゃない!」という論調が目立ちますね。
俺も今までこのブログでそのようなことを書いてきました。
ぶっちゃけ今でもそう思ってます。
やっぱりチャンピオンには圧倒的な強さを持っていてほしかった。
ニッキーは速いけど強くない。
いつの間にかそこそこの位置を走り、安定してポイントを積み重ねるタイプ。
今年一度もロッシに競り勝てなかったし、印象に残るバトルもアッセンくらいかな。
優勝も2回しか出来なかった。
圧倒的な強さを見せたのは地元アメリカGPのみ。(この時ロッシはリタイヤ)
最終戦でロッシが転倒した後は正直もう無理だと思った。
どうせニッキーがチャンピオンになるならドゥカティの2台をぶち抜いて勝ってくれ!
そう思ったけどやっぱりリスクを冒さず無難にまとめた。
チャンピオンになるにはクレバーさも当然求められる。
だからニッキーはニッキーで凄く優秀なライダーなんでしょうけどね。
でもやっぱ見る人の心に訴えかけるものが無いのは寂しい。
なんかニッキーの悪口言ってるみたいだけど嫌いじゃないんです。
好きか嫌いかっていえば好きなライダーです。
来年はゼッケン1番をつけてディフェンディングチャンピオンとして貫禄のある走りを見せてほしいなぁ。
しかし結局5ポイント差かぁ。
前戦エリアスにやられた5ポイントがそのまま響いてしまったわけか・・・。
開幕戦のエリアスの追突といい、ロッシが恨むべきはやっぱエリアスなのかw
日本勢は中野がカワサキでの最終戦を無難にまとめ7位。
玉田はホンダでの最終戦を12位・・・だめだめじゃーん!orz
来年は日本勢の活躍も含めて、面白いシーズンになればいいなぁということで
糞長い記事を締めくくります。
最後まで全部読んでくれた人(多分いない)お疲れ様でした。