増田の内蔵
江戸時代以前より商業活動の中心地として賑わった増田町。当時の繁栄を今に伝える伝統的な建物が多く残り、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。なかでも、当時の商人たちが作った「内蔵」は、主屋の背面に建てられた土蔵を鞘となる上屋で覆った造りで、内部に床の間を配した座敷間を有する「座敷蔵」が独特です。山根知起
江戸時代後期から明治時代までの建物がたくさん残る「紺屋町(こんやちょう)」で、ぶらぶら散策を楽しみましょう。染め物屋さんが集まっていたことに由来があるこの街並みの風景には、町家と洋風建築が混ざり合っており、不思議な感覚になるはず。街角にたたずむ赤い屋根が可愛いこちらの建物は、昔の消防署的存在の「紺屋町番屋」です。ここは紺屋町のランドマークなので、ぜひ写真を撮っておきましょう！山根知起
津山城（鶴山公園）
西日本有数の桜の名所
津山城は江戸初期、初代藩主森忠政が12年の歳月をかけて築いた近世平山城。扇の勾配を持つ高さ45mの石段などが残り、往時の面影を伝えている。「日本さくら名所100選」に選ばれており、春には約1000本の桜が咲く。山根知起