兵庫県知事関係だが、記事だけの情報なので判断しかねる部分もあるが、先ごろ亡くなった元局長は告発するまでものすごく悩んでいたことが容易に想像できる。現職が知事を告発するなんていうのは辞職または懲戒免職覚悟だし、結果的に知事を辞職に追い込んだとしてもそのあとの報復(維新関係から)も覚悟の上だったんだろう。必死のパッチだった…
20年ほど前に某市の某部長が2代続けて自殺した事件を思い出した。原因は市議の圧力であったと聞いている。市議のパワハラということだ。ある案件で議会外でも圧力をかけ、暴言などは日常茶飯事だったとか、さすがに2代続いての自殺で議員も議会もおとなしくなったが、聞くところによると課長就任時には、全議員に挨拶に回ったりする慣例があって議員の力が強くて常ににへこへこしなきゃならなかったらしい。自殺した部長の後任がおれの知人だったので聞いた話だが…ま、その人は人が何を言おうが、はぁ? お前な! などと議員などにへこへこするような玉ではなかったので当時の市長もあてがったんだろうと思うが・・・そのあと、その市では市議と職員間の関係は改善されたと聞いている。
さて、兵庫県だが、報道によると維新系の市議なども元局長への憤りが激しかったと、そうなると有形無形の相当な圧力をかけていたんだろうと思う。県のパソコンを私的に使用したとして懲戒処分などと、まるで別件逮捕的なやり方だが、告発者の人権を守ろうなどとは一切行わなかった、つまり告発後知事の言動などの検証もなしに元局長をつるし上げようとしたんではないかと、そういう動きも元局には圧力と映る。元局長は尋常な精神状態ではなかったと思える。こうした場合、告発者への配慮が大事で、告発者はもともと弱い立場であるわけで、勇気をもって告発し百条委員会での証言でも大きなプレッシャーと戦いながら証言するわけで、フラットな立場で出席することなど到底できない。そこに維新系議員の圧力があれば、心は折れる・・・
今回、元局長は結果的に自らの死をもって告発した形になった。そのことを踏まえて副知事は知事を道ずれに辞職を考えていたようだが、斎藤知事は拒否したという。この知事、エリートの典型だね。プライドが高く自意識過剰…おそらく何事にも上から目線で知事就任でなおのこと増長したんだろう。自己抑制が効かない奴、人の感情の機微などを察知できない奴・・・TOPに立っていける人種ではない。必ずどこかで破綻する。それが今回だ。知事就任で自信過剰になり自制が効かなくなったんだろう。こいつに今できることは即座に知事を辞職し、寺に籠って亡くなった元局長の冥福を祈る…頭がいいんだから、僧侶に転身した方がいいねぇ。そうでなければ、元局長のご遺族に心よりお詫びをして墓前で腹を切って果てるっていう武士的な終わり方…武士の世界における美学で幕引きでも図ったらええよ。こんな問題を起こしたんだから、二度と政治の世界に入り込んではならないし、できないよ。ならば、自ら政治生命の終り方を考えろ!
それにしても、維新系はこんな輩ばかり…寛容の精神をもつ人間味のある人間は維新には皆無だ。だから、維新は政権を担える政党ではないんだよ。
最後に、元局長のご冥福を心より祈ります。
この死をもって斎藤知事が辞職し、さらに刑事告発され、また遺族から民事訴訟をうけ、維新市議とともに政治生命が絶たれるよう、さらに元局長の死は斎藤知事、維新系市議団などの圧力による自死として、公務災害認定と公務上遺族年金が決定されるよう祈ってます。