めざせ!巨ベラ師

50cmオーバーのヘラブナを追い求めての奮戦記。釣りを中心に、車中泊やキャンプ料理等、アウトドアライフを紹介します。

ただでは帰りません

2020-09-25 17:03:36 | 日記

 9月23日から25日まで、上津ダムに釣行し、ボウズでした。

 そろそろホームの山田ダムへ帰りたいのは、やまやまなれど、上津ダムへの未練が断ち切れません。釣果も上がらないのにと思われるかもしれませんが、釣行する毎にその魅力に引き込まれるのです。

 毎回、新しいポイントを覚えたり、またその攻め方を教えてもらったりで、次に来た時にはぜひ試してみようと思うので、ホント身体いくつあっても足りません。

 今回、うれしい事が2つありました。1つは、2日目の釣りを終え、場所替えをしようと周回道路を車を走らせてる時の事でした。私の釣座があった対岸で、釣りをされていた方が、ちょうど片付け終わり車に戻って来られたところにさしかかりました。話しを伺おうと車を下りると、私の顔を見るなり『やっさんでしょ』と声を掛けてくださったのです。よくブログを読んでくださってるそうで、ありがたい事です。この後、釣り談議に花が咲いた事は言うまでもありません。

 1日目は、3度アタリを見る事ができましたが、1つはコイ、後の2つはカラツンでした。2日目は、初日に入った隣りのポイントに入釣するものの、昼地合いが終わってもサワリすらありません。このポイント、最近の釣行で夕刻地合いにアタリが連発したところで、この日もそれを狙ってはいたのですが、この状況から突然好転するとはどうにも考え難かったのです。15時頃、竿を置き、最終日の為に他の様子を見に行く事にしたところ、先程の出会いがあったのです。
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 ダム全体で調子悪そうでした。などと言い訳したりして…。3日目は、超1級ポイントで、長竿使って深ダナを攻めてみるか、それとも自分の中では1番実績のあるポイントにするか、迷いに迷ったが、後者にする事にした。ただ1つ、天気の不安材料があったが。

 残念ながらその不安は、的中してしまった。ただ雨だけなら問題ないのだが、自分が選択した釣座の左後方上部には、土管があり水が落ちて来るのだ。それは元より分かっていた事で、水しぶきがある程度かかる事は覚悟していた。それに最終日なので、午前中で決着をつけるつもりでもいた。ところが、雨はおもったよりしっかりと降り、土管から落ちて来る水はまるで滝の様になった。それでも、ヘラカバンを盾にして、釣りを続けていたのだが、ついにどうにもならなくなり、この場での釣りを諦めた。せっかく、カラツンが出始めたところだったのに…

 道具を片付け車に戻ると、ちょうどそこへ先輩釣友の登場。状況を説明すると、『やっさん、もう帰るんやろ?』と尋ねられ、とっさに『ハイッ!』と返事。実は、場所替えするつもりでいたのだが、ちょっと恥ずかしく、口から出まかせ言ってしまった。

 先輩の背中を見送り、全ての荷物を積み終わり、次のポイントへ向かおうとした時、後方からクラクションを鳴らす車が、『ゴメン、ゴメン』慌てて運転席側のドアを閉め、我が身を車にピッタリと寄せると、なんと、先程分かれたばかりの先輩ではないか!

 『やっさん、時間あるんやろ、高山の秋のポイント見に行かへんか?まだ知らんポイント教えるから…』と、今度は本気で『ハイッ!お願いします。』

 わざわざ、この為に戻って来てくださったのか…ありがたい。

 先輩の車の後ろについて、高山のまだ知らなかったポイントとそのルート、狙い方を教えてもらった。

 ある意味、釣果よりも大きな収穫だった。

 また、夢が広がる。

コメント
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