めざせ!巨ベラ師

50cmオーバーのヘラブナを追い求めての奮戦記。釣りを中心に、車中泊やキャンプ料理等、アウトドアライフを紹介します。

鯉にさようなら

2013-07-04 02:17:58 | 日記

クリックすると元のサイズで表示します
ぬはははっ!2週連続尺半GET!
体高は、ありませんが、腹パンなので大きく感じます。



 先週釣行時の大雨が、上向き傾向になっていた釣況に、より拍車をかける事になり、山田ダムは一瞬、爆釣モードとなった。『釣れてるよ』の情報は一気に駆け巡り、ダムサイトは連日満員御礼が続いた。

 しかし、いい事はそう長続きするものでもなく、ここ2~3日は、また厳しい状況となった。今回は、ボウズになる可能性大と考え、同じボウズになるなら『高山で夢を見たいな』とつぶやいたところ、『今の高山はナイター中心だよ』と釣友からのアドバイスがあった。

 『しゃあないなー予定通り山田に行くかー』夜勤を終えて、山田に到着したのは午前3時。とりあえずダムサイト内のポイントを見て回る。1級ポイントは、連泊組の釣り人がすでに陣取っておられた。空いているのは、対岸1番~3番、レール、スロープ右、マンホール、沈下島渡り口、みかん畑岬。

 対岸は、この水位では竿が振りにくそう。レールとスロープ右は、今日はもじりがない。みかん畑岬はもじりはあるが、同時に大量のジャミが水面をざわざわさせている。

 合格は、マンホールと沈下島渡り口。どちらにしようか、かなり迷ったが、結局、前回と同じマンホール前に落ち着いた。今回は草刈の必要もなく、すぐに釣り準備。夜明けと共にエサ打ち開始。早朝時合い(地合い)を狙う。

クリックすると元のサイズで表示します

 釣友から『ジャミがきつくて、2本のタナより深くするとすぐコイが来るよ!』との事だったので、エサはマッシュと赤へらのブレンド、タナは18尺でウキゴムの位置が1本半強(なじんで2本)でスタートした。

 ウキは軽めの“山口作”(私の勝負ウキ)でスタートし、釣況次第でシズを食うウキに変更するつもりでいたが、今日に限ってはジャミが大人しく、変更の必要はなかった。

 反対にエサの方は、今日の釣況下ではナジミ過ぎる。沢山あるのに、別の品種で作り直すのももったいない。手水で調整、少し軽くなったエサは、ウキをゆっくりなじませ、沈没しなくなったが、魚の寄りが悪い。ジャミが多い時は、奴等がつついたこぼれエサが適度なバラケになるが、今日はそうはいかない。このエサがなくなったら、別の品種で作り直そう。

 結果的には、この考えがタイムロスを招き、朝時合いを逃す事になった。

 しかし、中には早朝時合いを上手く捉えた人も。
クリックすると元のサイズで表示します
仲谷氏の47

 エサ合わせに苦戦していると、対岸の沈下島渡り口に、一人入釣された。最初誰だか分からなかったが“山さん”だった。自分が入釣しようか迷っていたポイントだけに、その動向が気になるところだった。

 8時半に、エサが無くなったのを機に、かなり早めの休憩と昼寝?を取った。10時半に釣り座に戻って来ると、釣友が『少し前に“山さん”が47上げたよ!』と。やっぱりなー…

 どこかで、きちんと休憩を入れないと、集中力を欠いた、だらだらした釣りになる。それに帰りの車の運転も危険だ。

 品種を変えて、エサを作り直した。マッシュ3・藻べら2・浅ダナ1本1・水3。エサを3分割して、その内の一つをもう一つのボウルで30回練って使った。

 少しサワリが出て来たので、一旦丸めたエサを指先だけ濡らし、もう一度さわり、今、打っているエサがエサ溶けするまでの間、水分を浸透させる。そしてエサ付けして、サワリがさらに良くなるようであれば、分割して30回練った残りのエサに手水を打って、同じ様な感じにする。

 カップで計量したり、練る回数や手水の回数を数えたとしても、全く同じエサを作れる訳ではないが、大きく異なる訳ではない。

 あの時、よく釣れたあのエサをもう一度再現する為には、あるいは近づける為には有効な手段だと思います。

 いい感じになって来たが、まだ落とさない。今度はエサ付けの工夫。同じタッチのエサでも、エサの大小・形・圧のかけ具合で結果は変わる。

 すでに食べやすいエサにはなったはずだが、さらにエサに興味を持ってもらう為には、なじみ切る時間を長くし、魚にチャンスを与える。ウキのロングトップ、長いハリス、大きな段差でその時間を作ったが、さらにエサを俵型に付け、水の抵抗を受けやすくし、沈下速度を落とした。

 そして、12時半。なじみ切った直後に力強い節アタリ。バシッ!このアタリなら迷わず、手が出せる。今日は、魚の引きを堪能する余裕があった。

 玉網の収まったのは、42。少し不満が残るが、ボウズ逃れられてうれしかった。

クリックすると元のサイズで表示します

 しかし、後が続かない。『どうしてかなー?』

 ウキ1本(約70cm)分タナを深くする。

 すると、さわりが復活。

 しかし、いいアタリで合わせても、ハリをとられたり、締め込まれた後にバラシしたり…

 感触から鯉の仕業と分かる。

 浅いタナで我慢するしかなさそうだ。タナを元に戻す。

 “コイにさようなら”

 元エサから仕切り直し。

 必ず、チャンスが来る。そう信じて、エサを打ち続ける。

 そして、14時。また、あのアタリ!

 よし来た!合わせた!乗った!

クリックすると元のサイズで表示します

 山田に来てよかったね

 あーおもろかった!

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする