蓮出汚泥

「衆生病めば則ち菩薩も病み、衆生の病い愈ゆれば菩薩もまた愈ゆ」

アメリカ大統領選挙討論会

2020-09-30 07:46:00 | ビジネス

昨晩のトランプ氏とバイデン氏のディベートは大変面白かった。


第一回目の主催社はFox News


議論の内容に関しては読者の皆さんに判断を委ねるとして、


ここではディベートスキルに着眼してみたいと思う。


海外の左派メディアや日本の報道では

「討論の体をなしていない」

「相手が話している間に割り込むトランプ」

と言われている。


確かにルールに沿ったディベートとは言えないものだった。


しかし個人的に気になったのは、バイデン氏の視線である。


トランプ氏が常にバイデン氏を見ながら話しているのに対し、バイデン氏の視線は殆ど正面のカメラに向けられていた。


一般的な視聴者には「国民に訴えかける政治家」と捉えられているかもしれないが、

私にはプロンプターに齧り付いているようにしか見えなかった。


プロンプターの見過ぎで目が乾いたのか、何度も瞬きをするシーンも。


気になって

Biden Teleprompter 

で画像検索や動画検索をかけると、それを裏付ける情報がいくつも挙がってきた。


https://www.google.com/amp/s/www.breitbart.com/politics/2020/09/12/joe-biden-appears-to-reflect-teleprompter-text-during-tv-interview/amp/


https://www.google.com/amp/s/tulsaworld.com/opinion/columnists/throwback-toonsday-biden-and-the-gaffe-problem/article_363a1a2c-e7b1-11ea-9962-33c9ba044a33.amp.html


https://www.google.com/amp/s/tulsaworld.com/opinion/columnists/throwback-toonsday-biden-and-the-gaffe-problem/article_363a1a2c-e7b1-11ea-9962-33c9ba044a33.amp.html



中には

「バイデンはいつもプロンプターを使っている」

と暴露するトランプ氏の動画も。


https://youtu.be/SK2VF32HyNw


https://youtu.be/dfphW1X0-lY


バイデン氏は普段のインタビューでもプロンプターに頼っているそうだ。


トランプ氏は、プロンプターがなければ喋れないバイデン氏の弱点を徹底的に攻撃する作戦に出たのではないだろうか。


アグレッシブなトランプ氏に対して、バイデン氏からは少し頼りない印象を受けた。


こうした点から、「舌戦」という意味では圧倒的にトランプ氏に軍配が上がったとみている。


内容はさて置き、

自分の言葉で語りまくる政治家と自分の言葉で語れない政治家の姿を今一度ノーカット版でご確認頂きたい。


https://youtu.be/ofkPfm3tFxo



日本人女性の社会進出を阻むもの 日本人男性の世界進出を阻むもの

2020-09-20 12:34:47 | ビジネス

ネット上や人との交流の場で、時折気にかかる男性の発言を目や耳にすることがある。


◯◯は僕が育てた


◯◯(芸能人ではない)のデビューを仕掛けたのは僕だ

→その女性はアイドルであなたは芸能事務所の社長でしょうか?


俺は◯◯(芸能人)と知り合い/付き合ってる/付き合ってた(相手が付き合ってると認識していないケースも)


どうせパトロンでもいるんだろう



これまで努力の末キャリアを築いてきた女性達の中で、自分の居ない場所で一度はこのような言われ方をした経験をお持ちの方がおられるのではないだろうか。


こうした言動がその女性の肩書きやキャリア、知名度に乗っかる行為であることに気付いておられない男性が意外と多いように見受けられる。


男女に限らず、権力や地位を利用し自分よりも弱い立場にある人間の足を引っ張る人間というのは見苦しいものである。


海外の企業では要職に就く女性の割合が増えている。


上記のような発言が行き過ぎると言われた本人でなくともハラスメントと受け取られ、ご自身の評価を落としかねないので注意が必要と思われる。


また、このような性質の男性は産業スパイの格好のターゲットにもなり得る。

美しい女性に煽てられると調子に乗ってなんでもかんでもペラペラ喋り、情報をどんどん吸い取られても不思議ではない。


そして、大抵は女性問題が原因で失脚するのである。


勝手に自爆するのは結構だが、社会に迷惑をかけるのだけは勘弁して頂きたいものである。


人格と教養を磨くことの大切さ

2020-09-19 20:52:00 | ビジネス

(前回の続き)

私の通っていた学校は、成績表が張り出されない学校だった。


しかし、だからといって皆それに甘んじて勉強をしなかった訳ではない。


中間テストや期末テストの二週間前あたりからそれに備えた勉強を個々が始め、

電車の中でもノートや参考書と睨めっこしているのである。


校則も厳しく、基本的に寄り道は禁止。


塾の前に制服のまま飲食店に立ち寄っていることが学校に知れただけで校長室に呼び出され、反省文を書かされる程であった。


もう何十年も前の話ではあるが、先日久方振りに周辺を歩くと、相も変わらず参考書を読みながら駅構内を歩く二宮金次郎のような後輩の姿を目にし微笑ましかった。

(人にぶつからない様注意が必要だが)


このような具合に皆が自分のことに集中している状態で、他人と自分を比較して一喜一憂するような生徒は殆ど居なかった。(少なくとも私の記憶にはない)


むしろ、競争心・嫉妬心むき出しの姿を晒すことが下品でみっともないという雰囲気だった。

校歌の中に「世のため人のため」という言葉があったせいか、「我が我が」というタイプの人間も居なかった。


財閥系や医者の子女が多かったが、そうした家庭の子女というのは地味で控えめな人が多いものだ。


中でも国立大の医学部を目指し生徒会長を務めるなど、人望が厚くリーダーシップも兼ね備えた人には皆が尊敬の眼差しを集める。


そのような家柄のご家庭には、子どもを将来の跡継ぎとして育てるべく帝王学のようなものや家訓があり、その影響もあるのだろう。


うちはごく一般的なサラリーマン家庭ではあったが、私もそうした友人達から人としての品格を感じ、自分もそう在りたいと思ったものだ。


お互いをリスペクト仕合い高め合う関係性があれば、競わずとも全体のレベルを向上させることは可能なのである。


人格形成という意味では、むしろその方が理想的なのではないだろうか。

偏差値では計れないものを与えて頂けたことに感謝している。


このような環境で育ち、いざ社会に出て平気で他人を貶し足を引っ張る人間達を目の当たりにすると、

「この人たちは一体何がしたいのだろう?」

という疑問と嫌悪感しか湧かない。


今でもそれは変わらず、平気で他人に嫌がらせを仕掛けるような、いい歳をして子供じみた大人は生理的に受け付けない。


そうした人間に遭遇することはこれ迄に何度もあったが、幸い自分の軸が養われているのでビクともしない。


仕事も含め、只々自分を向上させることに神経を注ぐことができた。


それにしても、出る杭を打とうとする人間や他人の足を引っ張ろうとする人間が増えていることには驚かされる。


同じ組織に属する者として、

優秀な人の足を引っ張らぬ様に自分も精進せねば

組織の看板に傷付けてはならない

というプライドや責任感はないのだろうか?


何かにつけ人間同士をライバル関係に仕立て上げ、比較しようとするメディアの影響もあるのかもしれない。


人々の仏性が下がると天変地異が起こり易くなるといわれるが、今の現状を鑑みて致し方ないとさえ思われる。


昔の日本人はもっと高潔であったはずだ。


日本人はいつからこんなに堕落してしまったのかと呆れ果てることもあるが、


つまらぬ人間達を相手に、不毛な争いにエネルギーを消耗している場合ではない。



若い頃は様々な人と関わることを余儀なくされるものだが、そこで更に成長を重ね付き合う相手を選ぶことができるようになってくると、それなりの方々とのご縁に恵まれ、豊かな人間関係を築くことができるようになってくるだろう。


見てくれている人はちゃんと見てくれているし、それなりに評価もして頂けるようになる。


評価は自分から得ようとするものではなく、与えられるもの。


そのためには常に学び、教養を磨く姿勢が大切である。


それはいずれ、決して色褪せることがない自分にとっての財産となるだろう。


外見ばかりに気を取られ取り繕おうとしても、いずれメッキのように剥がれ落ちるものだ。


競争社会がもたらすもの

2020-09-18 20:11:00 | ビジネス

三つ子の魂百までとも言うが、

人間の育った環境というのは、その人に大きな影響を与える。


幼い頃から競争をさせられて育った子供というのは大人になっても常に周りと自分とを比較し、一喜一憂しているものだ。


またその親と同様、他人同士を競わせることを好む傾向にある。


それはそれでその人の成長が促されるという意味では良いのだろう。


しかしこれが行き過ぎると他人の首を絞め、

自らの首をも絞めることになりかねない。


何事も勝ち負けで決めようとする感性の人間になり、結果的に他人軸で生き続けることになるのだ。


こうなってしまうと常に周りの目を気にし、評価されることを求めようとする。


思い通りにならなければ自暴自棄になる、もしくは他人のせいにし、自分を評価してくれない相手に不満をぶつけようとする。


評価されるている人間に嫉妬し、足を引っ張ろうとする者も出てくるだろう。


万が一その様な人間が現れても、相手にしないことだ。


こうした相手の性質が理解出来れば腹も立たないだろう。


決して同じ土俵に立ってはならない。



競争が好きな人は競争社会に身を置き続ければ良いだろう。

好きでなければそうした世界から離れれば良い。

穢れを嫌う人間は大抵後者を選ぶものである。


(次回に続く)


搾取されない生き方

2020-09-15 23:51:00 | ビジネス

時は金なりというが、他人の時間を奪う人は、他人のお金も平気で奪う。


例えば。


知り合いがあなたに臨時の仕事の依頼をしてきたとしよう。


これはよく聞く話だが、知り合いだから許されると思っているのか、経営者であるにも関わらず報酬を支払わない人間がいる。


相手が年長者で他の周囲の人達とも繋がっていたりすると、無碍にもできずタダ働きで終わるというケース。


あなたは仕事現場までの交通費を支払い、小さな子供を持つ母親であればベビーシッターに高額な料金を支払わなければならないかもしれない。


義母に子供をみてもらう場合は、義母はあなたの家に来るまでの交通費やら孫へのお土産の出費を負担し、あなたは義母に少しでも良い嫁と思ってもらえる様、

部屋を隅々まで掃除し、もてなしのお茶菓子や義母分の食材を購入するかもしれない。


そしてその経営者は、あなたの時間だけでなくお金も奪っていることに最後まで気付かないのだ。


他人を平気で搾取する人間というのは意外と居るものだ。


そういう人間は、圧倒的に想像力が欠如しているのである。


相手の立場になって物事を考えられない、思いやりのない人間なのである。


恐らく、あなたが勇気のある人であれば次に同じ依頼が来ても理由をつけて断るだろう。


相手への信頼感も確実に失せるだろう。


苛立つことはない。


そういう人間はあなただけでなく、他の人達からの信頼も失い孤立するだけである。


まともな人は相手にしないだろう。


放っておけば良いのだ。


悔しいかもしれない。


でもこれも一つの学びと思い、人間関係を整理するチャンスと思えば良いのだ。


学びを糧にし、今度は同じような悩みを抱えている人の相談に乗れば良い。


ブログのネタにするのも良いかもしれない。


あなたの周囲からの信頼度は上がり、あなたの書いたブログに書籍化の話が来て思いがけない収入が舞い込むことになるかもしれない。


とにかく、ネガティブに思える経験も無駄にしないことだ。


他人を大切にしたければ、まずは自分を大切にすることだ。


自分を大切にできない人間に他人を大切にすることなどできない。


我慢しすぎて自分が弱ってしまっていては、他人を大切にする余裕も無くなってしまうだろう。


あなたを大切にしない人とは、とにかく関わらない・相手にしないに限る。


理由をつけてお逃げなさい。