へなちょこ侍の茨の道も一歩から!?

『へなちょこでも気分はサムライや』
そういうおれがおれは好きな、へなちょこ侍の徒然なる日々。

巡業後記。

2008-08-21 22:26:44 | 平凡な日。
17日に帰京して既に4日経ちましたが
いやはや暑いですねぇ…
東北あたりとこんなにも気候が違うとは。

例年だと福島県相馬市での部屋の合宿から
“帰ってきたよー”と一息ついている時期。

同じ東北でも北に行けば行くほど
湿度も低く、木陰辺りにいると
涼しかったものです、特に8月上旬の北海道は。



上の写真。

巡業中、多くの床山はこの様に
段ボール箱を組み立てて
即席の仕事用の台&ゴミ箱として使います。

ただこれを持って巡業を回る事は不可能なので
各地で毎回造っている訳です。

ちなみにこの“空き段ボール”探しというのは
毎朝の若い床山の仕事なのですが、意外と大変。

各会場内にある段ボールというのは
限られている訳で、売店のジュースの空き箱を
頂戴する、というのが通例です。

で、それだけでは足りないので
会場の外に出て近隣のコンビニまで出向き
分けていただく、というのが僕の箱の探し方。

もう一つ大変なのは仕事場所を確保する事。
関取衆の髪を直すのは、支度部屋に各関取
それぞれの持ちスペースがあるので、
そこで仕事ができます。

ただ、幕下以下のお相撲さんは
関取のいる場所にワーッと
沢山集まっている訳にはいかないので
(支度部屋は結構狭いのですよ~)
支度部屋以外で空いているスペースや
廊下の広くなっている場所を確保し、
そこにレジャーシートを広げて
髪を直してあげています。

狭い会場だとなかなか場所が取れないので
やむを得ず、お客さんに近い場所で
髪を直している事もあります。
まぁ、結果的にはファンサービスの一つにもなるし
お客さんが見ているところだと僕的には
楽しい気持ちになる事が多いです。
話しかけられれば応えたりもします。

若いお相撲さんも話しを振られたら
意外と楽しんで受け答えするものですよ。

巡業を観に行ったことのある人の中には
この様に髪を直しているところを
見かけたことのある人もいるでしょうね。



話は“段ボール箱”に戻りますが…


この箱近づいてよ~く観てみると…



何やら四つに組んだお相撲さんの絵が…



これはお相撲さんたちに配られる
昼食用の弁当に付いている
のし紙のお相撲さんの絵。

この絵を貼り付けたのは北桜関。

段ボール箱が一つの“芸術品”に。

“時間つぶしの達人”北桜関、
このたびの巡業は公私にわたり
大変お世話になりました。
仕事に関してはとても自信につながる言葉を
何度も頂きました。

も~っと上達して、機会があれば
再び、北桜関の大銀杏を
結わせていただきたいですね。

関取自身のブログに髪結い中の写真を
掲載して下さった事にも感謝申し上げます!

並びに白露山関、北太樹関、
2週間の間ありがとうございました!

白露山関には来る秋場所でも
お世話になります。
また宜しくお願いします!!
コメント
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