ZWCADでフィールドを使用して作図する

ZWCADは性能が大幅にアップする上に、より便利な機能も提供しています。この度は、ユーザーのニーズに応えるために搭載された新機能のフィールド(FIELD)を紹介します。

フィールドとは、図面のライフ サイクルにおいて変更される可能性のあるデータを表示するために設定される更新可能な文字オブジェクトのことです。フィールドが更新されると、そのフィールドの最新の値が表示されます。概念からすると、とても理解しにくいかもしれませんが、実例をあげて詳しく説明しましょう。

ユーザーは図面を作るうちに、一部のオブジェクト（例えば、最後の修正日や印刷の尺度など）は実際の状況に応じて、更新する必要があります。

印刷の尺度は１:１の時、図面には１:１と表示されますが、印刷の尺度は1：10になると、印刷の尺度欄の表示も相応の変更必要があります。同じように、例えば、今日できた図面の保存日は今日ですが、今後図面の一部の修正があると、その保存日も相応に修正する必要があります。

ZWCADであれば、フィールド機能で気軽にこの仕事を仕上げます。

次は、フィールドの使用方法について紹介します。下記のいずれかの方法で、フィールドというダイアログボックスが表示されます。

1.メニューバーから挿入―>フィールド挿入を選択します。
2.コマンドラインでFieldコマンドを入力しENTERキーを押します
3.編集状態で右ショットカートメニューからフィールドを挿入という項目を選択します。

フィールドの種類は印刷、日付、オブジェクト、ドキュメントなどのオプションが含まれています。自分のニーズに応じてオプションを選択することができます。

保存日を例として詳しく説明します。「フィールド」ダイアログボックスで保存日オプションを選択し、右側からデートの形式を選択し、OKボタンを押すと、図面の保存日欄に「保存日」というフィールドを挿入することができます。フィールドの文字の背景は灰色ですが、この背景色が印刷されません。

OPTIONSコマンドを実行しオプションダイアログの[基本設定]タブにあるフィールドの項目、「フィールドの背景を表示」からチェックを外すことでフィールドの背景色を非表示にすることができます。

今までのところでは、「保存日」の挿入は完了です。今後、図面を修正した後で、保存すると、図面の保存日欄のデータも自動的に更新されます。

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