平成福寿草の会

早春に咲く福寿草の変化に富む花々と栽培方法や展示会情報などを紹介します。

⑤福寿草品種紹介  昭和撫子・裏紅撫子・紅撫子

2020-12-26 14:27:55 | 品種紹介

昭和撫子(ショウワナデシコ)

一時はその存在が不明で絶種したのではと思われていた、数種類ある撫子ですが本種は緑を帯びた中輪の花は爽やかな印象の美しい花です。

裏紅撫子(ウラベニナデシコ)

草勢がつくと太くコロットした芽になる。花は大輪で見応えがある。裏弁の濃赤紫と蕾時色は人目を引く。草質は強健で増殖も良い固い粘土質を好む。

紅撫子(ベニナデシコ)

花弁がフギレ状の大輪紅花。橙々~紅色。強い寒さに合うと濃色。種が付かないので増殖も良い、紅花の中では強健種。環境が合えば地植えですと以外に良く出来る。


④福寿草品種紹介  三段咲・伯雪・

2020-12-05 14:02:52 | 品種紹介

三段咲(さんだんざき)

江戸時代からの有名種、これだけの芸はそうある物ではない。黄、緑、黄の色彩と大輪花は迫力がある。

現在1芽立の株が流通していますが株に力が付く迄は花も限定して長く見ない、

欠点はどんな小さな株でも花芽を付けるので蕾を摘み取る事。

伯雪(はくせつ)

会の登録花です。白への色抜けも良く純白に咲きます。

今回販売のものは開花中に吟味して撰別した花です。

大輪で花形も良いと云う条件で選ぶと数は少ない、白花の秀花。


③福寿草品種紹介  玉手箱・爪折笠

2020-12-05 13:30:29 | 品種紹介

玉手箱(たまてばこ)

広弁で端正な花形が印象的です。

見所は暗緑の外顎が開くと赤茶の真丸な蕾が見え赤茶色の花が咲くかと思っていると鮮黄花がトビ出しビックリ玉手箱。

芽も草姿も細いが性質は強い。

爪折笠(つまおれがさ)

特徴のある花です。花弁が細かく先端がスプーン状になり、

葉姿もパセリ状で根も所々でくの字状に曲がっている。

開花条件が揃うと細かい花弁や曲がった弁先には力強さがあり見応があります。