平方録

とにかく邪魔者の堆砂は片付きつつある

3月の中旬過ぎからこの方コース上に堆積した海岸の砂が一向に除去されず、走りたくても走れないでいる湘南海岸サイクリングコースの現状や如何にと、久しぶりに偵察してきた。
さすがに大型連休を目前にして大わらわの徐砂作業の真っただ中で、途中何度も迂回させられはしたが、それでもコースが尽きる相模川河口まで行って戻っては来れた。
この分なら連休中は全面開通しているはずである。

そりゃぁそうだろう。
江の島に渡る弁天橋の袂から相模川が海に流れ込むところまで、波打ち際に沿って10キロ超伸びている自転車と人の専用道路は景色のおおらかさがウリで、休日ともなれば子供から老人までが自転車にまたがり、あるいはしゃれたランニング姿で集まってきて、往ったり来たりしているのである。
誰だってたまの休みには気持ちの良い景色の中でおいしい空気を胸いっぱい吸い込みながら輝く陽光の中で過ごしたいと願っているのだ。
それが電車やバスを乗り継がなくたって近場に存在するのだから、それこそ安近短な行楽地と言うべきなのだ。

そんなわけだから芋を洗うようなというと少し誇張が過ぎるが、とにかく自転車とランナーが交錯するありさまはスピードを上げて走るどころか、鼻歌を歌いながらペダルを漕ぐなんてこともままならず、ぶつからないように走るのに気を遣ってくたびれるほどなのである。
それに幼児や小学生が混じっているから、休日はそういう子供たちと付き添いの親たちに道を譲る方が世の中はうまくいく。
ジジイは庭の手入れとか、連休中でも人気のほとんどない尾根歩きで緑が発する新鮮な空気を胸に取り込んでおけばいいのである。
君子も気を遣うのだ。

どぅぉ 見て‼ と言わんばかりに、健康美をより美しく見せようと資本を投じた娘や娘盛りを過ぎても抵抗中の年増たちが、太もももあらわにさらけ出し、胸をゆすって走るさまが見られないのがちょっぴり残念だが、まぁ別の機会もあるだろうさ。

ま、その辺りはさておき、以下は連休ガイドを兼ねたコースの中継録画。


♪ 頭ぉ~雲のぉ~上にぃ出しぃ~  湘南海岸サイクリングコースは新江ノ島水族館付近から相模川河口までずっと波打ち際を走っていける。コースは当然まっ平。売店はないから何か欲しくなったら134号を横切って街中に入るしか手はない
 

1人ポツンとビキニ姿の娘が… 


コース上はかろうじて堆砂が除去されはしていたが、横にどけただけなので風がちょっと吹けばまた元の木阿弥に戻りかねない。それにしてもここは道幅が狭くなっている。自転車や人が行き交う連休中だとすれ違いに苦労しそうだ。役人のやる仕事はどこか丁寧さに欠けるものである


サイクリングコースや~い どこぉだぁ~


重機を入れて除砂作業中。この手前で女性ガードマン(何か変だね。ガードウーマン? そんな呼び方したっけ)に「通れません。迂回してください」と言われた。それはそれでいいのだが、「作業はいつまでの予定? 」と聞くと怪訝な顔をしたまま返答なし。あきれたね。何にも知らないで立ってるだけ。あんな役立たず立たせておくくらいなら立看板で十分!


堆砂の厚みは多いところで5~60センチも。雪と違うのは放っておいても解けて消えてはくれないのだ


行く手を阻む砂の〝山脈〟


自転車を降りて押して行くとハマヒルガオが慰めてはくれるが…


茅ヶ崎海岸に近寄ったところで養浜作業をしていて長いこと通行止めが続いていたが連休前に通れるようになった


この辺りは波の浸食が激しいらしく、砂が流されないようにするつもりらしい


こちら側では大型の土嚢を積み上げて流砂防止をしようとしているようだ。左奥に突きだして見える堤防のようなものが養浜のためのT型突堤


T字の縦棒の根元に砂が集まって砂浜を育てるというのがうたい文句で、20年くらい前に設置されたはずだが、根本付近の浜にはそれなりの砂浜が広がりつつあるから、一定の効果は出ているように見える


茅ケ崎漁港を過ぎるとハマヒルガオの群生地が見えてくる


こういう砂草と呼ばれる植物がもっと増えて砂浜を覆うようになると多少風が吹いたって飛砂は大幅に抑えられるだろうに。砂の除去費用だって馬鹿にならないだろう。税金は生きた使い方をしてもらいたい


ちょうど今の時期が満開の見ごろのようだ


相模川河口左岸。きょうはここでUターン。生憎富士山は雲に隠れてしまった
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