一月もようやく真ん中まで進んできた。
しかし、それでもなお、残っている日にちの方が多いのだから、気分としては何をかいわんやで、これからオミクロンの大流行が押し寄せてくるのだろうし、寒さは一向に緩む気配もないし、いい加減うんざりしてくる。
北海道や本州の日本海側の大雪を横目に、南関東では晴天が続くのが救いと言えば救いだが、何せ雪国の人がこぞって「トーキョーの冬は冷たい」と、あえて「寒い」といわず「冷たい」という言葉を使うほどの嫌らしい寒さが続く。
そんな状況でも待ってくれないのがバラのせん定と寒肥を施す作業。
この手を抜くと、初夏の最盛期にがっかりすることになってしまう。
いくら冷たくたって、耐えてやるしかないのである。
ということで、2日続きの庭作業。
昨日はたった5本の木立のバラのせん定に精を出すこと3時間。
一昨日も同じく3時間。ただし北風を家がブロックしてくれて寒さは感じなかったが、昨日は西風。
元はと言えば日本海方面から吹いてきた北極の空気を包み込んだ風が背骨の山脈にぶつかって雪を降らせた後、カラッ風となって西周りに迂回して吹き付けているので、十分に「冷たい」。
せん定作業に加えて、枝の伸び具合の関係でどうしても向きを変えたほうが良い株が2株あり、こいつを完全に掘り起こして植え替え作業するなどの予定外のことまでしたものだから、元々要注意の腰が悲鳴を上げて臨界点を超えそうになった。
もし我慢を続けて耐えている腰の堪忍袋に裂け目でもできようものなら、多分その場で動けなくなり、土の上でうめき声をあげながら激痛に耐えなければならなくなったことだろう。
そういう最悪の結果をまぬかれたのは僥倖というほかないかもしれない。
さすがに夕方小1時間湯船につかって腰を温め、腰全体を軟らかくもみほぐすなどした後に、整形外科が処方するロキソニンテープを張り付けて寝たら、あの医療用のロキソニンテープの効果は絶大で、今朝起きてみたら腰はぐんと軽くなっている♪
これなら残っている鉢植えのバラ4株のせん定と寒肥をたっぷりとくべる作業は出来そうである。
しかも、2階のベランダの陽だまりに低い椅子を出してそれに腰を下ろしながら作業できるので、腰への負担も軽くて済む。
大事にしている自慢の「空蝉」は、他の株同様、昨年の天候不順にだいぶリズムを狂わされたようで、いまだに花を咲かせ続けているが、それも今日まで。
せん定してさっぱりした後にたっぷり寒肥を施すから、ゆっくり養生してもらいたい ♪
ということで、バラ愛好家にとって最も大切で、しかもひそかな楽しみでもあるせん定作業と寒肥やりは最終章を迎えることが出来そうである。
じっくり養生してもらって、初夏に元気いっぱいな艶姿を見せてもらいたい…そう願いつつ最後のコーナーを駆け抜けようと思う。
(見出し写真は真冬のブラッシング・アイスバーグ)