咲いた咲いたシュンギク咲いた
食べた食べた鍋でたっぷり食べた
ベランダに置いた直径30cm足らずのプラ鉢にタネを蒔いてシュンギクを育てたら次から次によく成長し、結局、昨秋から3度も蒔いては収穫し蒔いては収穫するという、なんとも野菜の新鮮貯蔵庫でも出現したかのような活躍を見せてくれた。
特にお気に入りは豚しゃぶで、ミズナとともにしゃぶしゃぶして肉と一緒に食べると茎の部分に適度な歯ごたえがあって、これがとても美味しかった。
ヨコハマの名店でスキヤキを食べる時など、仲居さんからあまり煮込むとアクが出て肉までまずくなってしまいますからねと言われるシュンギクだが、あの名店のシュンギクは一体何だったのかというくらい、わが家で食べるシュンギクにはアクなんてものはまったく感じたことがない。
余り大きくならないうちに摘み取って、それも直ぐに食べてしまうからアクが生じるスキも無いんだろうと思う。
だから、しゃぶしゃぶ以外にもレタスやホウレンソウなどと一緒にサラダにしても何の問題もないし、ここでも茎の歯ごたえがアクセントになってイケルのである。
朝食にホットサンドを作る時など、目玉焼きとチーズを挟んだ所にシュンギクをドッサリ挟んで食べるのもお気に入りの一つだった。
やっぱりここでも歯ごたえが全体の美味しさを倍加させるのだ。
そんなわけでひと冬の間ものすごく重宝してくれたシュンギクの採り忘れが何本か成長し、気が付いたらつぼみが膨らんできたのに気付き、そう言えば花を見たことがないなと思い、そのままにしておいたらようやく数輪が咲いてくれた ♪
初お目もじで、特にこれと言ったイメージを持っていたわけではないが、一目見て思わず「ほぉ~ !」という感嘆符が漏れた。
まっ黄色一色のそれも一重のとてもシンプルな姿で、「そうか君の素顔は健康的で明るい村の娘さんを思わせるねぇ~」と声を掛けたいくらい好感度の高いものだった。
美味しいわけだよ ♪
やはりベランダの一角ではホウレンソウの摘み残しがつぼみを持っていて、そう言えばホウレンソウの素顔にもお目にかかったことがなく、ぜひ一度会いたいものだと、今、楽しみに待っている。
どぉ? この立ち姿…