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平方録

海辺はにぎわっておりました

フツーの人が休む土日ってのはフツーの人のために譲って、「毎日が日曜日」のヤカラは家でじっとしているのが渡世の義理ではないか…
一週間は7日あるのだから、その内の2日くらい譲ったって残り5日もあるじゃん…と考える。
何より観光地に暮らしていると、休みになると観光客がどっと押し寄せ、しかも地理不案内のクルマが右往左往するものだから、自転車の走路妨害なんてのはしょっちゅうで、危ないったらありゃしない。
そういう差し迫った切実な障害もあるわけで、畢竟、年寄りは「君子危うきに近寄らず」の精神で遠慮しておいた方が身のためでもある。
 
さはさりながら…愚図つい天気気ばかりが続いたあとだけに、せっかくの子の好天、遠慮ばかりはしていられないと、土曜日に引き続き湘南海岸自転車道を走って来た。
どうせ走るなら、混むのは分かっていても海を見ながら走るのが一番気持ちがいい。気分が清々する。
でも、炎暑が緩んだ分、人の出方も半端ないようで、さして広くない自転車道はボードを乗せてやってくるサーファーたちがフラフラ走り、波乗り場所を見つけた連中が停めた自転車があちこちで道を狭め、スイスイ走るどころではない。
まぁ、このことに関しては想定内ってやつで、特段驚くことでもないが、それにしてもウンカの如く沸いたようなサーファーの数の多さには、ひょとして日本中のサーファーが集まってるんじゃないかと思いたくなるくらい…
そんなわけでこちらも想定通り、ゆったりとペダルを漕ぎつつ、いつもなら一人占めの空間を仲良く分けあって来たのでございます。
ニンゲンが成長した証でございましょうか…
 
まっ、そんなことはないだろうが、そんなこんなで距離は伸びず、たったの30km。
とは言え、海辺の空気と太陽はいつ行っても格別なのであります♪
 
 

鵠沼海岸では手前の浜でビーチバレーなどのビーチスポーツがにぎわい、奥の波打ち際では芋の子を洗うように大勢のサーファーが繰り出していた


ビーチバレーは右端の選手が相手のサーブをレシーブした瞬間


アタック!
それにしても、芋の子を洗うようにうじゃうじゃとサーファーがいる中で、よくサーファー同士の衝突事故が起きないものだ


波打ち際を挟んで陸も海の中も大賑わい


「明治以来の戦で倒れた英霊を顕彰し、戦争の悲惨と不幸を二度と繰り返さないため」の「平和の塔」だそうだ=湘南海岸公園内


自転車道を西に向かうと、ほとんど切れ目なしにサーファーが海に浮かんだり波に乗ったりしている光景が続く
 

行けども行けども海の中にはサーファーが…



江ノ島のすぐ近くまで戻って来た


江ノ島の南側の岩棚の奥の岩屋洞窟を目指す観光客たちを乗せて3隻の渡船が大車輪で運行していた
これは岩場に向かう人たちを乗せた船

こちらは帰り船
岩屋を見物した後、歩いて戻る場合は数百段の急階段を上り下りしなければ帰ってこれない
それが嫌な人が多いと見えて帰り船の方がむしろ混んでいる
後ろに見える橋が人道橋の弁天橋 
江ノ島に渡るには弁天橋を自分の足で行くか、べんてん丸に乗るかふたつにひとつ
 

片瀬漁港の赤灯台と白灯台


赤灯台も白灯台も傾いて見えるのは広角レンズで撮っているため
両灯台とも「キオツケ!」の姿勢のまま背筋をピンと伸ばして直立不動でありました

白灯台の堤防の先端部は釣り場になっていて、等間隔でヒトが並んでいるのは釣竿を振ってもぶつからない距離なんだろうと思う


トンビが海面すれすれに飛んでいく


白灯台と女性が2人


女性2人の上を飛ぶトンビ
 
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