まだ明けやらぬ早朝、床から天井の高さまである折り戸のロールカーテンを巻き上げようとして、床に月光が差しかけているのに気付いた。
ってことは月の位置が低いのか…
はたしてロールカーテンを巻き上げると南の空の中空に三日月が浮かんでいる。
ん?下弦の 半月だった昨日だか一昨日は首を直角に傾けて頭のてっぺんを見上げるような位置にあった月が、たかが2、3日でこんなに低い位置まで下りてきてしまうのか…
西の空なら月の入りがあるから地平線に近づいていく月を見るが、まさか南の地平線に沈もうってわけじゃないだろうな。
最近は次から次へとこれまでの常識を覆すようなことが起きているから、何が起きても「ふ~ん」で済んでしまうかもしれないが、できることなら劇的な変化はご勘弁いただきたいものだ。
そんなことを思いつつベランダに出てみると、もう既にオリオンの姿は西の地平線に沈んだらしく見えなくなっている。
ちょと前までは同じ時刻にまだ地平線近くに残っていたし、年明けの頃は西には寄っていたものの中空にしっかり残って輝いていたのに…
天空では今大忙しで冬の星座と春の星座の入れ替え作業が進んでいるのかしらん。
朗報じゃないの♪
そう言えば今朝は身を切るような「寄らば切るぞ!」のピリピリした緊張感のある寒さは影を潜め、寒いことは寒いが フレンドリーとも言うべき寒さである。
おまけに今朝は珍しくもやっていて周囲の山々がぼぉ~っと霞んでいる。でも頭上の星はよく見える…
寒さが緩んでいる証拠だろう。
益々うれしいじゃないの♪
とは言えまだ寒中…
と、気を引き締めつつ星座の位置には春のきざし。
いよいよ季節が動き始めたってわけさ。
今夜、埼玉スタジアムでサッカーW杯アジア最終予選日本対中国戦がある。
そして中4日の2月1日には現在グループリーグトップのサウジアラビアとの対戦が控える。
この連戦では勝ち点6を死守しなければならない。つまり絶対に負けられない戦いだということ。
しかし、よりによってこの土壇場の大事な時にセンターバックの2人がケガで試合に出られない。
しかも1人はチームの要のキャプテンでもあり、その影響は計り知れないものがある。
「オーマイガァー!」の大ピンチ。
一方でこれまでケガで欠場していた点取り屋の久保健英が戻ってくるのは朗報で、プラスマイナスをプラスにしてもらうしかない。
チームが一丸となってこのピンチをどう乗り切るか。見ものだ。春よ来い。
(見出し写真は円覚寺黄梅院のミツマタ)