全世帯にマスク配るって。それもたった2枚…
初めて聞いた時は目が点になった。
バカバカしいったらありゃしない。
これが今、わざわざアベなんちゃらがテレビの前で得意顔で発表する政策ですかい ?
論評にも値しない。
気は確かか ?
世界はこのニュースをどう聞いただろう。
特に中国、イタリア、スペイン、フランス、その他の欧州各国、そしてアメリカ…
政府が招集した専門家会議が、そして医療を担う日本医師会が「感染者が急増する都市部を中心に、爆発的な患者増加(オーバーシュート)が起こる前に医療現場が機能不全に陥ると予想される。今日明日にでも対策を」と求めたその日の出来事で
ある。
機能不全が行きつく先は「医療崩壊」。
そうなれば増え続ける患者を前に、医療はなすすべなく立ち尽くし、次から次に助けられる命が見捨てられていくことになる。
上に掲げた各国で、実際にそれが起きている。
これほど明確な他山の石はない。
専門家の警告は、お得意の「なかったこと」「それにはまったく当たらない」ってことにしちゃうんですかい ?
それって、とどのつまり、国民を見殺しにしようってことだろ ?
かねがね疑問に思って来たことがある。
個人に対して不要不急の外出自粛を求めるのはイイとして、その段階が一段上がって、出かけられる店や施設に休んでもらえば自ずと外出機会も減るだろう。そうして一斉にじっとしている中で、ウイルスの拡散を防ぎ、流行を食い止めようっていう考え方がある。
欧米ではそれに踏み切って外出禁止措置をとり、レストランやバーなど含めて休んでもらっている。
欧州各国ではそうした場合の休業補償を経営者にはもちろん、働いている人にも70~80%の率で支給することで納得してもらっているのだ。
当たり前だろ。そうしなけりゃ個人も店も収入が途絶え、生活が出来なくなってしまう。
しかるにわが宰相は国会質問に対して明確に「出来ない」と否定している。
誰が考えたってこれはおかしい。
霞を食って生きられるなら別だが、ヒトはそれでは生きていけない。
休業補償とセットで世の中の動きをいったん止めなければ、この状態から抜け出すことは難しい。
だから、医療の専門家集団が口をそろえて「医療の機能不全」に危惧を抱いているのだろう。社会の動きをいったん止める何らか手を早急に打ってよと。これはある意味悲痛な叫びとして受け止めなければ…
やれる法的根拠がないと言い張るのなら、緊急立法すればいい。
野党が実施を望んでいるのだから超党派ですぐまとまるだろう。
ぐずぐすと渋っているのは「憲法に緊急事態条項があれば、こんな時すぐに行動に移せる」と憲法改正を言い出すための口実に使おうという魂胆か ?
ふんっ ! 浅知恵に過ぎるぜ。
財源 ? 心配いらない。
こいつは戦いなのだ。イクサなのだ。未知のウイルスに対する全国民の命をかけた戦いなのだ。
正に正念場を迎えようとしているウイルスとの真正面からの激突に向けて、成立したばかりの防衛予算からその一部を振り向けることに何の矛盾があるものか。
2020年度防衛予算は全体で6番目に多い5兆3133億円もある。
防衛予算を振り向けることに関してなら、野党が文句を言うはずがない。
現下の戦いに目を向けないで何とする。この危機的状況から一刻も早く抜け出さなければ、ズルズル犠牲者が増えるだけだ。
このイクサ、旗色が悪くなれば第二次大戦のように連合国に無条件降伏すればいいっていうようなわけにはいかないよ。
相手はウイルスだ。下手すりゃ全滅させられちまうぜ。
それにつけても、こんな一大事の時に危機管理ひとつできない、かくも凡庸な宰相のもとでウイルスと面と向かわなければならないなんて…
昔「米百票」、今「布マスク2枚」 ?!
近所にこんな桃源郷のようなところがあるのだ ソメイヨシノが満開だった
サクラの遠景 遠くに霞んで見える山々は丹沢山塊
湘南・片瀬西浜は若い人たちでにぎわっている
こういうところではウイルスがいたってほとんど心配ないだろう
稲村ケ崎と伊豆半島
稲村ケ崎から見える光景
〝松の額縁〟に納まった富士山と江ノ島