8月に入った途端、当地に朝晩吹く風が実にさわやかで、昨夜は扇風機も使わずほぼ熟睡できた。
冷房嫌いなので、窓を少し開けて自然の風を入れ、扇風機の"ソフト風"を選んで直接体に当たらないように回してしのいできた。
その扇風機も昨夜は不要だった。
どのくらいの気温だったのか…
海辺のアメダス辻堂の記録によれば最も低かったのが4:00の26.3℃。
これなら寝苦しくて目が覚めるということはない。
このところ夜中でも室内は30℃近くの日々が続いていたことを考えると、立秋にはまだ間があるとはいえ、早くも秋の兆しか…と少し寂しい気もする。
加えて1日の日中にツクツクボウシが「オーシーツクツク、ツクツクボォーシ、ツクツクボォーシ」とがなり立てるのを聞いた。
「キミの出番はもう少し後だろう。立秋はまだ先だぜ」とテレパシーを送ったら、翌日からパタッと止んで鳴かなくなった。
久しぶりに近所の"花の寺"に寄ってみる
門前の大きなハスの鉢に立派な種ができていて、そうか、ハスはもう終わってしまったかとがっかりする
…と、一輪だけ咲いているハスに気づく
本堂の前、ややもすると大きな葉に隠れてしまいそうな感じで咲いている
下の方の花弁はほどけかかっていて、いまにも散りだしそう
どうにか咲いている姿に間に合って得した気分♪
ユリの花が山盛り♪
カノコユリ
本堂裏手の池の一つにはピンク色のスイレンが咲いている
池のほとりのコバギボウシの衣装が誠に涼し気♪
フヨウも薄いピンクの花を咲かせている
ピンク色のスイレンの咲く池は裏山を屏風に見立てて美しく整えられた景観の中心をなしていて、初夏にはツツジの屏風が出現する
前の写真の左上付近に咲いているヤマユリのところまで登ってみる
左奥にも池があり、こちらは黄色のスイレンが咲いている
こちらの黄色いスイレンの池のほとりにはネムの木があり、池面を覆うように枝を広げていたがバッサリ切られてしまっていた
ただし根こそぎというわけではなく、幹と太い枝1本は残されているので、また伸びるのだろう
石仏の並ぶ岸壁の道を下ると竹林に出る
小ぶりな竹林だが手入れがよく行き届いていて気持ちの良い風が吹き抜ける
山門の脇に梅干しが干してあり、口中が染み出した唾液でいっぱいになった
山門の外、駐車場のヘリにオクラが植えられ、花が咲いている
道端に水色がとても涼しげな花が咲いていた
猫じゃらしが咲いていたのは寺から少し離れた空き地のヘリ
境内は実によく手入れされていて、この日訪れたのは午前中だったが、本堂横の茂みの中で麦わら帽子が動いたので見ると、扇風機の付いたベストを着て、蚊取り線香を腰に下げた住職がしゃがみこんで草をむしっていた
我が家から裏山の屏風庭園がよく見えるのだが、その斜面に時々人影が動くので目を凝らすと庭仕事中の和尚だったりする
庭仕事も本職の読経と同じと心得ているのか、あるいは終生の修行と位置付けているのか、炎天下でも変わらず続けているところを見ると、並みの坊さんではなさそうである
草むしり中の人影に向かって「お邪魔してまーす」と小さく声を掛けて通り過ぎると「はぁーい、ごゆっくり」と返事が返ってきた
江戸時代に開かれた日蓮宗の寺である