野口直也はまだ頭を抱えていた。
村田、鈴木、佐藤、岩崎、工藤、彼らのリストを見ながら
彼らとどうやって戦場を駆け巡り、どうやって生き延びるか
何度も何度もシミュレートしては初めから考え直す。
「むぅ~」面倒になったので放り投げて飲みにでる。
45人で飲んで騒いで朝まで歌う。
少しの睡眠をとった後、おもむろに電話をかける。
「モシモシ、野口です。準備完了しました、お願いします。」
そう伝えて電話を切ると、野口の指はマシンのキーボードを軽快に叩き始める。
・・Logging In To OVERS・・
・・
・・
・・Hello, Mr. Noguchi・・・It is a long time.
・・
・・
・・Doll system startup completion・・・
・・
・・Let's dance.