heart of gold  心のアルケミスト ~あなたの過去が宝になる~

TAWプログラムの世界と理論~THEORY OF AN ADVANCED WORLD~

選択する

2007-09-28 | 心の仕組
私は以前、選択する、何かを選び取るという行為が苦手でした。
でも人生は選択の連続です。(だから生き難いと感じていました)
職業、住む場所、誰と付き合うか、小さなことでは、今日何を食べるか、着るか。

私は、いつも迷っていました。

一つを選ぶと、選ばなかったものの良いところが目につきます。
すると選んだもののマイナス面がクローズアップされ、後悔の気持ちが起こります。
あちらを選んでいたら今頃どうなっていたかしら・・・。
頭の中で選ばなかった人生が妄想されるので、選択した人生を存分に味わい尽くすことが出来ません。

結局どちらを選んでも、中途半端な経験しか出来ないわけです。
そのようにして、だんだん何かを選ぶということが難しくなっていきます。

ある時、ナビのクラスでこんなアドバイスを頂きました。

「迷う人は、あれもいいな、これもいいなと欲張りなのです。そして自分の思考エネルギーを無駄に使っています。
思考が現実化するのだから、どれでもいいから一つを選択してそこにエネルギーを注ぎ続ければ必ずそれは現実化(=成功)します。
エネルギー量は誰でも一定なのだから、エネルギーを分散すればするほど、どれも平凡な結果しか生まれません。

なんでもいいから行動してみればいい。選択出来ないのは、人生に魔法のスケールがあると思い込んでいるから。
そのようなものはないのです。」

その言葉で、私の中の何かがふっきれました。


私が欲しいものが「満足感や達成感」ならば、どのような職業を選んだとしても必ずその感情は得られるはずです。

すべてのものにはプラス面とマイナス面があると知ってから、私は楽に選べるようになりました。










視野を広げる

2007-09-27 | 催眠療法・カウンセリング
私たちの人生の目的が、今の自分より日々成長することにあるなら、
人生の目的は視野を広げることだと言えるでしょう。

子どもの頃、私たちの視野はとても狭いのです。
自分とお母さんだけ、せいぜい家族のことしか視野にありません。
やがて成長するにつれて、学校や友達、地域など少しずつ広がります。
大人になると、社会への興味やつながりも出来てきます。


これは何を意味しているのでしょうか?


成長とは、限りなく広い視野で物事を見ることが出来ることです。
視野が狭い時には、解決方法などないと思える困難も、
鳥のように大空から見下ろすと必ず解決方法が見つかります。
視野を広げるとは、このように鳥瞰図を手に入れるようなものです。

自分と異なる意見や立場の人の心も理解できる力。
自分はあのような行動はしないとしても、相手を否定しないゆとり。

すると行動領域も広がり、それ程苦労することなく、
いろいろな人と調和しながら生活をすることができます。

それは成長し、視野が広がったから、すなわち大人になったからです。

もし、今、どうしても許せない人や困難を抱えているなら、
心の一部が、視野の狭い子どものままなのかもしれません。

そのような時こそ、インナーチャイルド(内なる子ども)と対話をするチャンスです。





催眠療法

2007-09-25 | 催眠療法・カウンセリング
アクエリアスナビの催眠の目的は、自分の心を深く見ることです。

私たちは、ネガティブな感情を持ってはいけないと教わるので、
大人になると自分が何を感じているか、あまり意識しないようにします。

その方が大人として日常生活を送るのに好都合だからです。

しかし、感情は理性より大きなエネルギーを持っているので、昔感じたネガティブな感情が人生を支配し、同じような人間関係のパターンを維持している場合が多いのです。

人生に問題が生じている場合、自分の本当の感情をしっかり意識することは、非常に大切です。


催眠は、あなたの本当の感情を認識し拡大する手段です。一つの状況に集中することで、感情がクローズアップされ、真のブロックの理由がわかります。


そうすることで初めて感情を癒し、本当の理由を受け入れることが出来るようになります。

感情というブロックがはずれれば、新しい選択をすることが可能になるのです。


感情は、出来事が信じ込みによって判断された結果生まれます。

感情を拡大して、ちゃんと認めてあげる必要があります。


催眠療法は決して、他力本願的なものではありません。

目をつぶっていれば知らないうちに、自分を変えてくれるというようなものではありません。


でも、だからこそ、自分の人生を自由に創造するという魔法の鍵を与えてくれます。


その方がワクワクするでしょう?

わざわざトラウマを作る

2007-09-21 | 催眠療法・カウンセリング
私たちは、人生が上手くいっているとき、親の存在をほとんど意識しません。
自分の力だけで、やってきたような気分でいます。

しかし、一旦人生に不満や困難を感じるようになると、途端に自分の過去、
親の存在がクローズアップされてきます。
なぜなら「こうなったのは親のせい」というのが、最も簡単で誰もが納得してくれる理由だからです。

「私の子ども時代は、後からみたら普通じゃなかったのだ」などと考え、トラウマを探して、癒して、ああ分かった!というサイクルを何度も繰り返す人もいます。

そういう人は、わざわざトラウマを作っているようなものです。
悪者にされる親はたまったものではありません。


親で足りなくなると、今度は前世という概念を持ってきます。
カルマの法則ならぬ、この人生がこうなのは、前世のせいだというわけです。

根本的な勘違いは、私たちはあくまでも過去(=親・前世)の犠牲者(もしくは結果)なのだということです。

すると、親の親、そのまた親というように、永遠の過去に遡らなければならなくなり、最後は両親の原型である、アダムとイヴの責任ということになります。

アダムとイヴのその前は?

もう、あなたは手も足も出ませんね。


過去に理由を求める限り、人は真の理由を知ることが出来ません。

なんだか不思議

2007-09-11 | 心の仕組

この世界は、自分の思考の投影だから、当たり前といえば当たり前だけど、

「私」が、あることを理解すると、

ほぼ同時に周りの人も同じような理解をしていることがよくある。

体験こそ違うけど、皆その理解へ至るために、それぞれの経験を引き起こしているようだ。

そして、外からその理解をフィードバックしてもらうと、改めて自分の気づきがそれでよかったのだと確認できる。

すごい、なんだかとっても不思議。

 

否、不思議じゃないんだろう。

そのように世界は出来ている。

そして、身近な人を超えて、さらにこの気づきが拡がっていくのかもしれない。

だから、「私」が気づけばいいんだ!

他人をどうにかしたくなるときは、きっと「私」の中にズレがある。

気づいていないことがあるのは、この「私」なのだ。

世界はそのように出来ている。

 


チャンスはピンチの仮面を被ってやってくる

2007-09-10 | 催眠療法・カウンセリング

ピンチと思える出来事が終わった後になって、

あの経験こそが、今の自分を作ってくれたと感じることはありませんか?


辛い出来事や、失敗と見えることにも必ず自分にとってメリットがあります。

それがチャンスです。


でも、ピンチ(=危機)をチャンスに変えられるかどうかは、人さまざまです。

唯一の違いは「選択」するかどうかです。

何を「選択」するかって?

もちろん、ピンチをチャンスにすると決めることです。


私たちの思考は想像以上に強力です。

思考したことに、エネルギーはついていきます。


「どうしても、自分にとってチャンスだったと思えない。」
そう思うときもあるかもしれません。

そういう時は、言葉を入れ替えてみてください。

「どうしても、自分にとってチャンスだったと思いたくない。」

 

さて、正直なあなたは、何を感じますか?


チャンスは、「機会、好機」という意味です。

「選択」するのにちょうどよい機会。


いつでも、新しい「選択」が出来ます。


 


コミュニケーションはアートだ

2007-09-04 | 生きる
歯医者さんでこんなことがありました。

かなり年配のおばあさんが治療を受けていたのですが、
最後に看護師さんから
「今、口にはさんでいる器具は、あと5分~10分必ず挟んでいてくださいね。
けっして、途中で取っては駄目ですよ。もし血が止まっていたらとってもいいのだけど
血が止まっていなかったらとらないでください。5分以下はとらないで。
あと今日はお風呂は・・・・・、お薬は・・・・(懇切丁寧な説明が続く)」

「わかりましたか?」と看護師さん。
おばあさんは、「???????」

すると看護師さんは、更にやさしい言葉でこと細かく説明を始めました。
でもおばあさんは相変わらず「???」状態でした。

するとそれを聞いていた医者が一言、
「家に帰るまで、口にはさんでおいて。帰ったら取っていいよ。」

おばあさんは、にっこり「分かりました。」と安心して帰っていかれました。

それを聞いていて、なるほどな~と思いました。



その人にとって、その時、本当に必要な情報は何か。
医者は、それを端的に述べました。
細かい情報はあえて端折りました。
すると相手に伝わったのです。


人に何かを伝えるという行為は、日々誰でもしています。

でも、時には気持ちが通じ合わなかったり、相手が何を言おうとしているのか理解が難しい時もあります。

その時、一番伝えたいことを意識出来るかどうかで、伝わり方が違うんだなと改めて感じました。


本当に伝えたいことをあえて言わないという、コミュニケーションの手法もありますが、それはやはり、時と場所と人という、高度な共有感覚がある場合に限られると思います。

それを見抜く目が必要です。


コミュニケーションはアートですね。






9月になりました

2007-09-02 | お知らせ

今年の8月は記録的な猛暑となりました。
ようやく9月になり、正直ほっとしています。
皆様にとって、8月はどのような月でしたか?

 

9月はあちらこちらで新学期も始まり、新しい気持ちで始めるには最適です。
まだ残暑も残っていますが、確実に日差しは秋へと向かっています。

 

自然界では冬の季節の前に、私たちは果実を収穫します。
これから晩秋まで、今までやってきたことの結果が現れ始めるころです。

 

ですから一層、毎日を大切に過ごしたいですね。
今月も、どうぞよろしくお願いします。