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傍聴絵日記

@さいたま地裁傍聴席

このままだと(放火)犯人にされますから 

2016年06月27日 | 刑事事件
平成27年(わ)第242号 

山本 香織  

住居侵入、現住建造物等放火

【概要】
被告人の親戚宅が燃えました。全焼の様です。
事件当日119番通報したのは被告人の様です。
他方、被告人は当該一家とは不仲で交流が殆ど無い状態だったと言います。
不仲になった、理由を問われても「関係は普通だった」と不仲である事を否定しています。
他方では親族を面と向かって罵る事があった事は、複数人の証言が一致している為に否定出来ませんが、更に掘り下げられると答えになりません。

今迄の期日は淡々と物証が示されていましたが、被告人質問で急展開した印象です。
本人尋問になると歯切れの悪い答弁に終始します。
やがて、検事が法廷での証言と検察官による取り調べ時(録音,録画あり)の矛盾を指摘すると…。
連日の犯人扱いにヤケになってした発言で、真実は法廷で述べたものだと弁解します。(何か随分違うんですけど)

不合理な弁解てんこ盛りの様ですが、本人には全く気にならない様です。

それでも、一つだけハッキリ言えるのは(私は)やっていませんと述べました。

【私感】
放火事件は物証までこんがり焼けてしまうので、犯人の特定が困難です。
本件では限られた物証で真実に何処迄迫れるのでしょうか。

【長靴】
被告人が事件当日に使用していた長靴から灯油反応が出ていた様です。
(放火の際に灯油を着火剤として使用したと検察は言いたい様です)
この反応を犯行の証拠にしたい検察に対し被告人は当該長靴をファンヒーターの燃料タンクに灯油を補充する際に使用していた旨弁解します。(ならば、灯油が付いていても不思議は無いなあ)被告人は玄関で給油をして、その長靴は別の場所(物置様に使用されていたプレハブ小屋)から押収されています。
被告人は実弟(兄弟仲は微妙な)が移動したのではないかと弁解していますが…。




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