連絡板_暮らしの雑記帖~今日の献立○△

猫に鰹節、人に座布団

元阿片宗爺の小話

表題に"新聞"はちと無理ですな。

主題:大戦略提示下の行動と戦術のみに縋る彷徨の紙一重

2013-11-01 19:39:45 | 徒然

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 主題:大戦略提示下の行動と戦術のみに縋る彷徨の紙一重
 副題:最善無理で最良選択ならば判断材料となる目標提示が必要のあたり前
 備考:博打に現を抜かす人々を哂う
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 先の『主題:民以食為天』を筆頭に、此度の投稿再開にあたり、お気づきと思うが一
つの主張が底流にある。「覚悟の無い者が煽てられて政治家に収まり、長年月過ごすと
こうなると言う見本」とそれを取り巻く「社会の実際の仕組みの経済部位を齧っただけ
で人生万般を悟ったが如く振舞う小者」、更に、その周囲を取り囲む”無責任”と背中
に大書した観衆(所謂、ぎゃらりーですわな)を横に眺め、妄信を辺りに撒き散らす一
経営者の側面を持つ”運動家”が、その”極楽浄土(現実は厳しい、諦めずに前へ進も
う)”と哀音を滲ませ宣まっている姿を哂うと言うものだ。この人々の鍵と為る言葉は
一小節で済む。”将来、言説に墨塗る出家と其の弟子”。某阿片団体の方が高度な政治
手法を駆使しその規模拡大に全魂を注入して来たと見る”元構成員”の吾人の感想は、
正直、”温い稚児の暇潰し”。「首括る!/親族が危篤!/不治の病!」等の必死の形
相の人が目白押しであった社会の混乱期、彼の教団の”草創期”で関心出来る事の一つ
が末端の者が現実の諸問題に必死に立ち向かった事だと思う吾人は、前出の人々に共通
する”余裕のある者のみが語れる言葉”の数々、「粛々/50年-1世紀」を大いに哂
う。

社会の中で、現在の若年層を中心とした庶民文化に流れる一見すると”笑い目的”、再
応は”厭離穢土/現実逃避/自虐”、まさに”現世に対する諦観”を憂うと共に、国民
の幼児化の進行を畏怖する吾人は、その様な悠長な事をまだ繰り返すのかと怒りを覚え
る。なにも革命を為せなどと言っているのではない。【現実的な手を、覚悟を決めて述
べればよい】のである。 「阿片宗撲滅(元からホイホイ)/道路清掃(路傍の石の排
除)」と、それを為す中での「近代政党構築(宣言)」。夢想と言われようとも、阿片
宗の草創期、第二代会長であった人物は実行し『僅か7年で実現した』のである。何故、
回り道をして時間を浪費せねばならぬのか吾人にはさっぱり解せない。 恐らく、彼の
人々は言うであろう、「時代が違う」。予め申し上げる、何時だって、時代に応じた手
法は探せば見つかる。”無意識の保身”が宣まう温泉話に、あと2-3世代も付き合え
るほど若年層(未来の日本の中核)に余裕があるなどとは、吾人には到底思えないのだ
が、諸兄は如何。

 為政者とその取り巻きに見受けられる、”現実庶民の意”を慮る皮膚感覚/嗅覚の劣
化は、まさに”世襲”か”年中祭りの厭離穢土”ゆえか。現行憲法が仏革命よりも恐ろ
しい事を可能としているのを理解しているゆえか否かは知らねども、「平和な国民、美
しい田園風景を愛でる国民ですから、粛々云々」と新宗教の勧誘/洗脳としか聞こえぬ
言葉で、某政党の”存在を肯定”し続け、諌める事での”改革を促し”期限の猶予を与
えようとする。偏屈な吾人には、詰問したき事がある。「失敗したら被害の大きさを鑑
み腹切ります」と言う覚悟の下での政治支援なのかと。「首括る云々」と言葉を残して
逝った経営者の知人、厭世観より逝った若年/老年を知るゆえ、再度述べるが「相手は
50年も待ってくれるのか、その手を見過ごすのか」。

一連の選挙、吾人は消去法で地元は某党候補に投票したが、広域は”中山京子”候補に
投票した。理由は簡単。某仮想番組登壇者支持の某党候補が当選しても『構図上、副総
理に逆らえなくなる』のが自明だったからである。吾人は、明治人で旧師範卒の教育者
であった祖父の軍服姿の写真と対比し「覚悟なき人の言説は浮薄」と、再度、彼の人々
を哂う。

 追記するならば、TPP交渉は戦闘(日常)/国土補修は戦術(整備)/目標を含む
戦略(国家大計)は未提示、つまり国際政治の舞台に、将来、どの位置で参加するのか
を示していないと吾人は見る。現在の経済/外交姿勢(大東亜共栄圏もどき)と相手先
より読み解けと言われても、担保する”力”をどうするのかと言う外交意思伝達を兼ね
た予算等を見ない事には何も意見出来ぬ。又、方向感の無い、つまり同意思を示してい
ない博打経済手法(増税と緩和)には戸惑ってるとしか言えぬのだが、諸兄は如何。

---------- 再掲載 (11年前/誤字2文字修正、脱字、冗長部そのまま

[113]HB01_Original 02/12/04 14:26 GduAnjuFzK3L

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 主題:ちきん大戦 激!横浜中華街
 副題:第三話 きみあき君と糖醋肉塊(酢豚)定食
 備考:~ 昼食後のひととき ~
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1) 『中国沿岸部、内陸部と自治区等が軍閥単位で分裂し新春秋戦国時代が始
   まった』等と揶揄すると前回、前々回と中国を題材にしている吾人の事だ
   から、HB01_O.は中国が嫌いなのかと思われる諸兄もいるやもしれ
   ない。実は、そうなのだ。と言っても、魯肉飯(ご飯のタンタンソース)
   に恨みがあって中国人が嫌いな訳ではない。現体制の凡そ中国人らしから
   ぬ法家でもなく儒家でもない紛い物の人治主義が大嫌いなのだ。当然、毛
   沢東は論外であり、周恩来・小平氏がいくら毛沢東の暴走を抑止しなが
   ら体制をよりよくしようと全魂を傾けたと主張されても、そもそも中国共
   産党による出発なんぞ、資本主義国等に後押ししてもらった矛盾からの出
   発であった訳であり、国際資本から見れば、ワイマール憲法下の国民社会
   主義独逸労働者党への投資となんら位置付けに違いはなかったのである。
   これをして共産党の正義へ呼応した世界の良識なんぞとは、プロパガンダ
   以外の何ものでもない幼稚な掛け声で、東南アジアに多かった白人に次ぐ、
   第2支配層であったところの華僑が、その利権を剥奪した旧日本軍を目の
   敵として盛んに喧伝してるところの日帝の悪業と対をなすものであると指
   摘させて頂きたい。言い掛かりによる中国商人のお馴染みの商売手法と言
   えば言い過ぎか。誉め殺しの商売の国ではないのである。まず、けなす事
   から商売が始まる国なのである。これを証明するのは、簡単である。何も
   中国くんだりまでいかずとも、新宿あたりに行って、来日したばかりの留
   学名目実態就労目的中国人に妖しいルートから入手した日本国内製造の電
   気製品を転売可能状態で売りつけてみるとよい。まず開口一番、性能諸元
   なんぞどうでもよく、外箱のこき下ろしから始まると吾人は確約しよう。

[114]HB01_Original 02/12/04 14:26 GduAnjuFzK3L

   所詮は、明確な国家運営計画もなく始めた夢物語を終わらせる勇なく、無
   理やり近世型商人と農民の農本位社会に手順を踏む事なく暴力を正当化し、
   多大な流血の上にプロパガンダを垂れ流して成立した政権である。どうし
   て信用できよう。それを、国際社会からの『孤立のままに放置するのは危
   険だ』と気付いた人々が、60年代後期に日本に少なからずいたという事
   である。要は、野生の猪を畜産の用にすべくキッシンジャー氏が予ねてか
   らの予測に従い中国へ飛び、腹をすかして暴走一歩手前のところで餌で手
   懐けた、予め周恩来氏等も妥協点を外交ルートを通じて示しておいたとい
   うだけの事である。奇跡の美談でも何でもないのである。唯一、日中間で
   美談を言うならば、手打ちには国際間の面子の問題があるから民間者を中
   間にせねばならなかったという事である。戦略家ならば、何も不思議のな
   い中国の故事に多々ある懐柔策の一つである。孫逸仙や耶律楚材、曹操、
   鄭和が好きで、中国文化が大好きなHB01_O.は、中国の現政権を支
   持しません。

[115]HB01_Original 02/12/04 14:26 GduAnjuFzK3L

2)  米国産業界の要請で、米国のリング上に何故日本人の力士が登場しプロ
   レスルールで戦わねばならぬのか経済音痴の吾人には理解できぬが、グロ
   ーバリズムへの絶大なる信頼を持つ経済学者で蔵相は、名外務大臣でもあ
   るのだろうか? 生産現場の空洞化がもたらした職人社会の崩壊に、金融
   空洞化と既に始まったSONYなどの一流企業の設計の中国移転を国の危
   機と見ない蔵相の経済プログラムの帰結を『匠文化の崩壊』と吾人は見る
   が、如何? そして、印度人と中国人を一応は農牧であるけど運用と発明
   文化の人々とするなら日本人を職能の文化の人々とみる吾人は、これこそ
   まさに亡国の経済プログラムであり、>>102 で堺屋太一氏が指摘するよう
   に米国ファンドによる日本占領、吾人が予ねてから指摘する『19世紀に
   始まる米国太平洋覇者シナリオの完成』『中国の軍事を先端化させる技術
   取得』以外の何ものでもない、『とんでも経済政策』とみるのだが、如何?
   更に言えば、体制基盤の脆い中国と外交が途絶した場合、否、中国が自壊
   した場合、対外資産はどうなるのだ? その時に国内企業は、特に中小企
   業は耐えれるのか? そこまで考慮できる経済大臣なのだろうか、吾人に
   はウォールストリートが持ち上げる「底流では米国の為に行動するハーバ
   ード流儀」を身に付けた己に気付かぬ、外交音痴な経済学者大臣にしか見
   えぬのだが、所詮は経済音痴の吾人が抱く迷妄であろうか? 蔵相プログ
   ラムのその向こうは、匠社会が崩壊し物作りの出来ない、零細企業が全滅
   した、経済圏が江戸時代のそれまで縮小した日本でしかないと思うのだが、
   どうだろう? 吾人は繰り返すが、今の日本に必要なのは、ディーラー大
   臣のトランプさばきの妙技でもカジノ経営者の手腕でもなく、都市設計者
   の100年にわたる青地図と市民の理解、大戦略の立案と提示こそ、山積
   する問題への確かな道であると思うのだが、どうだろう? 

---------- 終了 





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