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合言葉はhayaat.na!  

戦時下のガザ 【大人に仕事を 子供に本を】【お腹にも 心にも 少しでも届けたい】

手抜き子ども食堂とお絵描き教室

2025-03-16 23:57:49 | 子ども食堂

マイサ先生がクラスをわざわざ2つに分けていた理由。それは私達のためでした。

子ども食堂を、断食している子ども達の前で開催するのは残酷すぎる。
そう考えて、断食をしていない子ども達だけにサンドイッチを配りやすいように
クラス分けをしてくれていたのでした。

でも、、、マイサ先生ごめんなさい(T_T)
いざ始まってみると、時間帯的にファラフェルを少しの量だけ準備するのは難しく
なかなか開催できずにいました。

夜明け前の食事のために起きるので寝不足気味
食材や水の確保も以前と変わらず一仕事のため体力的・時間的な余裕がなく。
また日没後の食事に向けてファラフェル販売を行うため
昼頃に少量のために油を熱するのは難しかったのです。
そこで急きょ、火を使わない具材でのサンドイッチなどメニュー変更を考えましたが
スークでの品ぞろえを考えると簡単ではなく、泣く泣く断念。
ガザ市への里帰りや電気&インターネットの準備などもあり
結局は、不本意ながらラマダン期間中はビスケットやチョコレートを配ることになりました。

ビスケットやチョコレートなら、断食している子ども達にも配れるし、家に持って帰ってもらえば良いし。
だったら、クラス分けしなくても良いよね?
よし、じゃあ久々のお絵描き教室開催で、またクラスを1つにまとめちゃいましょう!

というわけで、お絵描き教室✨
今回はノートや色鉛筆も新たに買い揃えて準備万端です。

息子達から送られてきたたくさんの写真や動画。
やっぱり子ども達の笑顔は、こちらが幸せになりますね。
動画、何とかお見せしたいです。

嬉しかったことが2つありました。

1つ目は、丸いテーブル1脚とイス数脚が寄付されたこと!
体の小さな子たちは、やっぱりこちらのほうが座りやすそうです。
前回のクラス分けの時の写真では、ガランとして寒々しい印象でしたが、
席が増え、それぞれに鈴生りの子ども達の活き活きとした姿が写った写真は
まるで真逆の印象を受けます。

2つ目は、親子が何組も見学に来たことです。

お絵描き教室にそのまま参加してもらって、楽しんでもらえたようです。
一部の母親が「ノート代が払えないのですが」とマイサ先生に相談してきたそうですが
「払えない時はこちらで用意します」とのマイサ先生の説明に
ホッと胸を撫で下ろしていたとのことでした。

具体的に何人増えるのだろう? 楽しみで仕方ないです^^

ノート代は私達ハヤートナが用意、ではなく、皆様からのご寄付の一部を充てさせていただきます✨
一緒に子ども達を支えてくださり、ありがとうございます✨

          


80食!

2025-02-18 23:18:19 | 子ども食堂

停戦発効から約1ヶ月。
時に「戦闘再開か?」などハラハラさせられたりしながらも。
巷の話題は「自宅エリアに帰るか留まるか」から
「タウジーヒ(大学入学資格試験)コースのオンライン再開の噂」や
来月の「ラマダン(断食月)」へと移ってきています。

今日は、出前子ども食堂のご報告です。

悪天候が続き、毎日毎日、開催を見合わせる羽目になりました。
そんな10日間を過ごした後。ようやく! 開催できました!!
初回は30食を用意したファラフェルサンド
回を重ねる毎に増えて、今回は80食です💛

停戦発効となってから、少しだけ食糧事情がマシになっているので、
子ども達から「またファラフェル?」と飽きられないかと心配していました。
でも杞憂だったようで、「待ってたのー!!!」と大歓迎を受けたそうです!(^^)!
「やって良かった!」と今回も、私達も笑顔にさせられました。

出前子ども食堂を始めようと思った時期は、食糧高騰が凄まじく、
メニューを決めたは良いけれど 
続けられるのか? どれくらいの頻度で出来るのか? と、始める前から不安だらけ。

そこで、まずは息子達にファラフェルを頑張って売ってもらって、
少しでも予算を確保することにしました。
そのための道具一式は、著書の売り上げや頂いた支援金で揃えました。
つまり、子ども達へのサンドイッチは
日本の皆様からのご寄付と、ガザの息子達の売り上げで賄っているわけです。

ファラフェル屋を始めて少し経った頃、15歳の少年に出会いました。
水汲みの順番待ちの時に知り合ったそうです。
この少年・ムハンマド君は、父親が背中を痛めて働けなくなり、
今は一家を支える役割を担っているそうです。
彼は今、私達のファラフェル屋の見習いとして頑張ってくれています。
つまり、子ども食堂費の捻出だけでなく
一人の少年の就労支援の意味合いも含まれるようになったわけです。

悪天候だと届けられないサンドイッチ。
やっぱり「スペース」が必要だなと強く感じています。

その「スペース」ですが、、、実は動きがありました! 詳しくは、また改めて✨