本気・正直大辞典

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

生命の息遣いを感じる「言語と脳科学」

2021年12月16日 | 散歩
この本は、10年ほど前から少しづつ読んでいて、今回手をとったのは3度目である。以前は学問的で読むには頑張りが欠かせなかったが、この程は全体の流れや要点によく納得できたように思う。やはり人にとって言葉は生き物と言える。単にコミュニケーションの仕組みやシンボルというだけでなく、言葉によって自身の生きる意味や成長が確かめられたり、社会のありようが見えてきたりする。自身の成長や社会活動の全てに人の脳が関わりながら、多様な人間界のすべてが動いている。自分たちの発する言葉には、印象以上の機能が働いていることが認識できた。その働きの多様性を知り、自らの発想に活用しなければいけないと思う。(酒井邦嘉著)  211214