忘備録

年をとると忘れやすくなる。過去、これからのことを書き綴る。

着うたフル奮闘記(#11)

2006-02-19 03:07:43 | Weblog
KMF作成あたり、一番肝心の3G2(HE-AAC)から始める。
HE-AACにエンコードするツールとして、WINAMP,HELIX,AACENC,Xenon2Pro等が
あるが、Xenon2Proのトライアル版は有効期限があるため単独での使用に留め
WINAMP,HELIX,AACENCを使ってみる。使用するにあたって基本的には各DLLを
直接コールするのがベターだが使用方法の解らない(公開されていない)為、
WINAMPの[enc_aacplus.dll]を直接利用、HELIXのproducer.exeをfrontend、
AACENCのaacenc32.exeをfrontendとしてプログラムから呼ぶことにした。
基本的にWAV->AAC->3G2変換になるのだが、MP3->WAV変換、WAVのsamplerate、
bitrateが44100,48000でなければ変換も考慮し作成するとする。
1:WINAMP[enc_aacplus.dll]
WAV->AACのDLLだが明示的に与えたsamplerate、bitrateで変換をしてくれる
優れものである。
使用方法としては一般的にLoadLibraryし、使用するfunctionをGetProcAddress
で得て使用するだけである。
WAV(channel=1or2,sampleRate=32000,44100or48000,bitsPerSample=16)->AAC
2:HELIX[producer.exe]、AACENC[aacenc32.exe]
frontendとしての使用であるからパラメータをセットし、CreateProcessを呼ぶ
だけであるが、producerは*.m4a、aacenc32は*.aacをoutputする。
只、aacenc32での変換ではsamplerate、bitrateまで変換してくれないので事前に
変換する必要がある。
producer.exe
WAV(channel=1or2,sampleRate=32000,44100or48000,bitsPerSample=16)->m4a
aacenc32.exe
WAV(channel=1or2,sampleRate=32000,44100or48000,bitsPerSample=16)->
sampleRate=32000or48000ならば44100に変換->AAC->と一工程増える。
後はenc_aacplus、aacenc32はAACから3g2に変換、これも至って簡単で、
ct-libisomedia.dllで汎用的なMP4が作られる。
ここまで出来れば後は着うたフルとしてモデファイするだけである。

着うたフル奮闘記(#10)

2006-02-18 11:33:37 | Weblog
最近忙しく(?)書く暇がなく今日に至る。
今まで着うたフル等のデータについて書き綴ってきたが、
今回からは着うたフルを作るにあたり、手動で作成は結構
手間隙がかかる、そこで色んなソフトを駆使して作ることに
なるが、中々既存のソフトに都合よく出来るものがない!
既存で使えるものは使い(HE-AACエンコウダー等)ない物は
作っていくとの考えで。
既存のソフトで作成した3G2ファイルは着うたフルとはならない。
そこでバイナリエデターで各アトムを比較し着うたフルに必要な
アトム等を探し出す作業は結構大変である。
そこで第一弾としてアトムブラウザーなるものを作ることで
着うたフルに必要なアトム等を探し出す作業が簡略か出来る。
そのソフトが表示されているものである。
必要なかたがおられれば hatikazuki_1948@mail.goo.ne.jp
に連絡頂ければ差し上げますが、適当に作ってますので動作、
不具合等についてはご容赦ください。
次回はAAC,MP3,WAV等->AAC->3G2->kmfのプログラムについて