※2015年6月~7月の話です。
「その1」ってことは「その2」もあるってことで、タイトルですでにおわかりかと思いますが、この周期は移植までたどり着かず中止となりました。
このときはリセットからして少しおかしかった。自分のリセットはD1からしっかり出血があることが多いんだけど、このときは微妙な出血から始まった。翌日からはふだんの感じになったので、出血し始めた日じゃなくて、自己判断で翌日をD1ということにして、D3にKLCを受診。受診は久々だけど、書類作成依頼で2回KLC行ってるので、行くの自体は久々じゃない。
ちなみに、前回凍結できた採卵の後1周期休んでます。「移植して妊娠したらもうお酒飲めないし!遊んでおこう!!」みたいな感じで飲みに行ったり、当時やってた習い事を熱心にやったり、あまり連絡とってなかった人と会って飲んだりしてた。つまりほとんど飲んでた。
気を取り直して治療の話を。まずはD3。なぜ移植周期がD3にスタートなのか疑問*1に思いつつも並ぶ。多分自分が排卵障害だからだろう。
この日のホルモン値は以下の通り。
E2:52
FSH:6.3
β-HCG:0.0
血液検査後は診察かと思いきや、この日はなんと内診ありで。さすがに普通の内診はいい加減慣れたが、リセット中の内診は初めてでちょっと戸惑う。まあドクターもプロだから平気なんだろうと自分を納得させて内診台へ。卵胞っぽい何かを計測。13mm。D3で13mmってナニソレ……?!
内診が終わって診察を待つ間、計測してた13mmのことは早くも忘れ「まさか、初移植からホルモン補充?!自然が売りのKLCなのに??!?!」などと変な期待をしたものの、結局はフェマーラを飲んで移植するという指示。だよねー。
この日担当してくれたドクターには「数値的には移植を進められそう」と言われたが、D3でのE2が自分史上最高値でいいのか悪いのか不安になる。でもここで細かい数値について訊いても詳しくは教えてもらえず「問題無い数値です」的なことしか言われないんだよなーと思って、そのあと仕事なのもあって、質問せず。内診があった理由も、計測してた13mmの何かも、そもそも採卵希望でもないのにD3で受診になった理由も聞きそびれた。*2
フェマーラを飲み切ってD13に再度受診。いよいよ移植日が決まる!!と思い込んで朝から並ぶ。
E2:45
LH:27.8
P4:0.6
血液検査と内診が終わって診察室で渡されたシールがこれ。E2低っ…!ていうかD3より下がってる!!!さすがAレディースクリニックからの紹介状に「ホルモンの挙動が不審」て書かれただけのことはある!実は診察前の内診でも卵胞らしきものはD3と同じかやや小さいくらいだったので、何かヘンだとは思ってた。
このときのドクターはあまりお見かけしない男性だったんだけど、淡々と「ホルモン値もエコー所見もどちらも良くない。あと少し粘ってもう1回診察してもいいけど、たぶんいい方向には変わらないと思う。いい胚が凍結できてる*3んだから、いい周期で戻してあげたほうがいいのではないか」って言ってくれて、そうだよなーこの周期での移植にこだわるより、仕切り直して再挑戦しよう!と思えた。しかもこの時、移植は胚盤胞でも初期胚でもどちらでもいいとも言ってくれてて*4、「KLCでは必ず最初は初期胚を移植する」と思い込んでいた自分は目からうろこ。「妊娠までの最短距離を行け」ってことなんだろうな。
ドクターからはソフィアAを12日分渡されて、飲み切ってリセットになったら今度はD2に受診するように指示された。その時のホルモン値をみて、どういう方法で移植するのがいいかまた考えるとのこと。なるべく薬を使わないKLCでも、自分みたいな場合はいろいろやってくれるのね…。
KLC出てからすごい悲しくなったのを覚えてる。うまくいかないもんだなあと思って。でも同時にちゃんとKLCに通ってよかったとも思った。自分のホルモンがこんなに普通じゃないって、KLCみたいに毎回血液検査してくれるクリニックじゃなかったらわからないもんね。エコーだけで決めてたら、せっかくの凍結胚を1つダメにしちゃってたかもしれない。そういう意味でもこの段階での中止を提案してくれたドクターには感謝です。
そんなわけで周期中止になり、ソフィアAを飲んで次の周期を待つことに。「一回休み」てな感じだね。