1ヵ月に一度、愛知県犬山市の観光ゾーン、
”犬山城下町”周辺にある、私オススメの
”犬山ランチスポット”を紹介しています。
今回は、ちょっと地味目なお店をご紹介…。
昔ながらの雰囲気、地元で人気の田楽の店、
創業１３０年になる老舗、”松野屋”さんです。
（今風のオシャレなお店ではありません。）
では、お店に行ってみましょう。
駅からまっすぐ犬山城下町方面へ歩き、
城下町に曲がる信号をそのまま通過して、
犬山高校の前まで、約２０分間歩きます。
”松野屋”さん、犬山高校の隣にあります。
地元の話では、林多賀三郎さんという方が
明治時代中期に、犬山の入り口にあたる、
この場所で、田楽屋さんを始めました。
その後、”松野屋”さんが事業承継したと
伝えられています。それも戦前の話なので、
今では詳しいことは、わからないそうです。
お店に入るとテーブル席があって、その奥に
お座敷席があります。お座敷がオススメ…。
”お庭の眺められる奥の席”がいいですね。
田楽専門店なので、メニューは田楽のみ。
お豆腐の田楽、８本に吸い物、香の物、
菜飯がセットになっている定食にしました。
菜飯は、小盛り、中盛り、大盛と選べます。
”小盛り”は、お子様サイズではなく、普通の
ご飯茶わんの１杯ぐらいの量でした。
菜飯の量によってお値段が変わります。
菜飯小盛りなら、定食が１２５０円でした。
豆腐の田楽が８本、運ばれてきました。
この地方特産の赤味噌をブレンドした
味噌だれで香ばしく焼き上げています。
豆腐田楽には、青のりがかかっています。
さらに、それぞれの好みで、”京の七味
唐辛子”、”山椒”、”一味唐辛子”…と、
３種類の香辛料をかけていただきます。
ではまず、青のりだけの田楽を味わいます。
２本目は、”京の七味唐辛子”をかけて…。
あれっ、風味が微妙に変わっていい感じ…。
３本目は、”山椒”をかけて…。
味噌田楽には、山椒がよく合います。
４本目は、”一味唐辛子”をかけて…。
辛～っ…！たくさんかけすぎちゃった…！
４種類の味、微妙な変化を味わいました。
私の好みは”京の七味唐辛子”でした。
菜飯と田楽は、よくセットで登場します。
このお店の菜飯は、あまり菜っ葉が強く
主張しない感じです。塩味もほんのり…。
田楽の引き立て役に徹している（？）みたい。
お吸い物も上品な味。これが老舗の味…？
お会計は、木札をレジに持っていきます。
このような古風な木札を使っているのも、
昔ながらの伝統を持つお店らしいです。
”松野屋”さん、久しぶりに訪れました。
お店は、相変わらず賑わっているようです。
昔は地元の人ばかりでしたが、最近では
観光客もやってくるようになったそうです。
でも、”犬山ランチスポットめぐり”のブログで
紹介したかったお店の中には、残念ながら
２０２３年末で閉店されたところもありました。
自然食レストランの”星月夜”さんです。
どこかに移転してオープンされるとか…。
それを楽しみに、情報を待っています。
では食後の珈琲タイムは、観光ゾーン、
”犬山城下町”のお店”神のまにまに”へ。
ここで”ほうじ茶ラテ”をいただきました。
奥の部屋に行きます。なかなか素敵です。
中央に白いピアノが置かれ、自由に演奏
できるストリートピアノになっていました。
ここで休憩した後、”城とまちミュージアム”で
”犬山城主成瀬家に届いた武将の手紙”の
企画展を見に行きました。
これは、犬山白帝文庫の所蔵するもの…。
犬山城主、成瀬家の初代正成さん、２代
正虎さんへの手紙が公開されていました。
長久手の戦い、関ヶ原の戦い、大阪の陣など
戦国～江戸初期の戦いに関わった武将から
の書状でした。当時の情勢が感じられます。
徳川義直、細川忠興、戸田氏鉄など、
”知ってる武将”からの書状、興味深いです。
残念ながら、推し武将”大嶋雲八”からの
書状は１つも見当たりませんでしたが…。
先月は満開の桜でしたが、今回は若葉の
緑色が輝くようです。皆様もぜひ犬山へ…！
