昨日は金曜日なので円山の久米田宅の食事会へ。
売り先のない有精卵を持参で。
2011年にうちに手伝いに来てくれてたかわさんと清水君も交えての農業談義。
来てくれてた時は大学生だった二人も、自然食品店と新篠津の農業法人にそれぞれ就職。
二人とも線が細いので心配なんだけど、その視線の先の将来に期待したい。
(話が盛り上がりすぎていつもどおり飲み過ぎた・・・)
さて今日。
NPO法人オーガニックサポートの技術交流会。
講師は現代農業でヤマカワプログラムが話題の山川氏と
ジャパンバイオファームの小祝氏。
小祝さんの話は6年ぐらい前に長野に聴きに行ったぐらいなのでよく分かっているつもりだが、毎回マイナーチェンジしていて、納得度が年々増す。理系の私には大学での研究の延長のような感じ。とことん「利にかなった農業」。農業技術もそうだけと、あの化学式から経営指導を毎回されてる気がするんだな。もっとスマートに利にかなったことやりなさいよ、と。
現代の野菜にミネラルが不足している一因に人糞を使わなくなったことがあり、現代では重金属汚染や抗生物質の含有の観点から有機農業では活用されないのだけれど、環境問題を踏まえると地域循環が好ましいわけで、信濃さんも話していた通り今後はこのことを見逃すわけにはいかないのだろう。まさに、臭いものに蓋ではいけないわけで。いや、この話(ウンチ)を水に流すのはやめよう、のほうがキレイかな。
そしてヤマカワプログラム。詳しくは現代農業の10月号あたりを参照いただきたい。硬盤層を煮出して作る土のスープ、光合成細菌、酵母液の3点セットを3000倍希釈で1L/10a撒布すると、微生物の働きが活性され、土壌中の間隙が増加し、硬盤層が無くなると言うもの。3点セットは細胞が増殖する因子なのだそう。微生物が活性することで間隙ができること、間隙が増えることで硬盤層が無くなること、不耕起は間隙を破壊しないから利にかなっている、は分かる。分からないのは3点セットが増殖因子となるという説明。これは経験値だから、結果論だから、と言うことなのか、それともこちらの理解力が足りないのか。いや、これだけ文明が発達している現代でも土壌中の微生物の99.9%はまだ役割が分かっていないわけで、その微生物のポテンシャルを最大限に生かす農法はわかりっこないのかも知れない。
1つ分かったのは、導入にそれなりのお金がかかると言うこと。土のスープはそれぞれの畑の硬盤層から作るとして、酵母菌と光合成細菌は購入しないといけない。そして実践している方に聞くと、代用品は無いようで、山川さんの一緒にやりましょうと言ってくれるのは心強いのだけれど、どうしたものか。うちに来てもらって、畑に穴掘ってもらったら、その資材を購入しないわけにはいかないよね。そのときは、掘った穴に入って、恥ずかしながらお金が無いもので、と言えるだろうか。
技術交流会が終わって、懇親会での話。
小祝さんに「多品目栽培なので、土壌分析は基本的なことしか応用できない」と相談すると、「お客さんが一番手に取るものを伸ばすべきでは?その作物で地域一番になるぐらいの高品質な野菜を」と。だとしたら、うちでは毎年一番お客さんが期待している作物、アスパラに当たるのか。僕も今年からアスパラの栽培に重点を置いて行くべきなのかもしれない。
土壌の団粒構造が良くなるということですが
これは腐植が増えるということですか?
土のことに興味が出てきたのですが
腐植が5以上、CECが25以上であれば
作物が良くできるということを言われている先生が
います。
分かりましたらコメントください。
やぶたさん(アギー)のブログにも書き込みされてましたよね。
電話番号が明らかに一桁多いのでつながらなかったのかと思います。
市外局番は01155ではなく0155だと思います。
試してみてください。
お願いしたいと思います
山川先生と話しが出来まして、資材を共同購入できることになりました。今年は豆の山Pに挑戦です。