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好きなことがたくさんあると毎日の暮らしがちょっと幸せ。好きなこと、好きな人について語る気ままな日記です。chiharu 

韓国JtRとモーツァルト!の旅3

2016年08月01日 | 韓国旅行

いよいよ モーツァルト公演を観に初めての世宗文化会館へ。

 


とても立派な劇場ですね。

 

実は、私は韓国のモーツァルトは初めて観るのです。
ずっと、観たかったのですが、なかなかうまくスケジュールが合わなくて・・・

みんなイケメンなモーツァルトですね~。




 

ジャジャーーン!

我らがジュンヒョンコロレド様。スレンダーですね。期待~

 

マチネ公演のキャストは、イ・ジフンさんのモーツァルト。


今回の演出は、日本人の小池修一郎先生ということで、まるで日本版観てるみたいだったけれど
なぜか日本とは立ち位置がほとんど逆でした。
セットはだいぶ日本版と違いますね。
宝塚のような銀橋があり、時々、すごく目の前まで俳優さんが来てくれるのがドキドキものでした。

席は、最前列のセンターブロック左寄りでした。
最高な席が取れて本当にラッキーでした。
この劇場は1列と2列目の段差がないので2列は観にくい、とも聞いていたので、
1列か3列で観たいと思っていたのです。←贅沢(日本ではほとんど無理ですが、韓国はキャンセル拾いで結構最前列がかなうものですね。)
前すぎると、全体が観にくいとか、モーツァルトが床に寝ると見えない、とか
短所もあるのですが、やはり前に何も邪魔するものがなく俳優さんが近く見れるというのは
素晴らしいです~~~ 一度この味を憶えると、中毒になります。

一つ、すごく気になったのが、セットチェンジの時の音。
ガッタンゴットンと動く音がすごく大きくて、俳優さんもユサユサ揺れながら出たり入ったり・・
あれは、なんとかならないのですかね~。 席が後ろなら聞こえないのかな?

 
では、キャスト別に感想です。

ジフン・モーツァルト
歌も安定していて、迫力もあったし、一曲一曲すごく大切に歌っているのがわかり、
感情表現も細かくて良かったです。
特に「なぜ愛せないの?」では、心にすごく伝わってくるものがあって、ウルウル来てしまいました。
席が前だったので、とにかく近くで表情が観られて、幸せでした。

ソヒャン・コンスタンツェ
ソヒャンさん、5月に観たマタハリとは全く違うキャラで不思議な感じでしたが
マタハリでも、可愛らしい雰囲気のある方でした。
なので、コンスの前半の感じは可愛らしくて良かったですが、後半で、ヴォルフとうまくいかなくなって
ちょっとやさぐれた感じで歌う「ダンスは止められない」などは、物足りなかったです。
先日CDを聴きなおしてたら、チョン・ソナさんのコンスがあまりにも歌も表現もうまくて感動したんです。
彼女のコンスは貴重でしたね。

ジョンヨル・パパ
ジョンヨルさん、アイーダの父役で観たことあったかな?と思うのですが・・・
とても深みのある暖かいお声で良かったです。

ペ・ヘソン・ナンネル
高音が割れているのが気になったのですが、風邪でもひいていたのでしょうか。
悪くもないけれど、すごく良いとも・・・
日本版の高橋由美子さんのナンネルが一番好きでしたね。

ホンロッキ・シカネーダー
コメディアン要素があって、会場盛り上げながら楽しい雰囲気はあったのですが
あまり歌える方ではないし、ダンスもあまりない。
ヴォルフもあまり踊らないし・・・ シカネーダーシーン、ちょっと物足りなかったです。

日本版はシカネーダーのシーン、吉野シカネーダーがあまりにもダンスが良いし、
軽快で楽しいので印象が強いですね。みなさんおっしゃっていますが・・・
舞台全体のスパイスになる感じでいいんですよね。
どうしても比べてしまいますね。
芳雄君も、いっくんも、ダンスも上手でかっこよかったので、このシーンと
プラター公園での「並の男じゃない」シーンは、断然日本版が良かったです。

 

セシリア役 ヨンジュさん
ゴーストのオダメイ役のヨンジュさんだったんですね。
なんか、痩せたのかな?綺麗になったような。
意地悪なママ役 歌も演技も良かったです!

 

シン・ヨンスク・ヴァルトシュテッテン男爵夫人
彼女を生で見るのは初めてかな・・・
以前、DVDで彼女の「星から降る金」を聴いた時は、ほとんど地声で歌い上げるのでビックリして
韓国の俳優さんはすごいなぁ~と思った・・・記憶があるのですが、
先日、ネットでどなたかが、ヨンスクさんの歌唱法が少し韓国演歌っぽいと言っているのを読んで・・・
その後、どうしても、やや演歌っぽく聞こえてしまってイケマセン。
好みだとは思うのですが、今回聴いて、星金は、
あそこまで地声でガッツリ強いあげなくてもなぁなんて思ってしまいました。
もう少し優しく包み込むような母性的な感じがいいな~と思うので、
ダブルのソヒョンさんでも観てみたかったです。
でも、ヨンスクさんは人気があるのですね。カテコとかの拍手や歓声がすごく大きかったです。
初演から出演し続けているので、韓国ファンにとっては、夫人=ヨンスクさん なのかもしれませんね。

 

イ・ギドン・アルコ伯爵
名脇役ですね。すごく良かったです~。元劇団四季にいらしたギドンさん。
歌も良く、芝居も細かくて コロレドとよいコンビネーションでした!


ジュンヒョンコロレド様!  ←まるで主役のような扱い(笑)許して。

詳しく見てまいりましょう。

1幕~
★「何処だ、モーツァルト」←日本題名
 (モーツァルトは来たか)←韓国題名

このイントロ、いいですよね~。テンション上がります。
 ダーンダラッターン タラター ダーンダラッターン タラタラタ~
(わかったら かなりモーツァルト通!

真っ赤な衣装で、すごい存在感でどどーんと登場して、なんだか王様オーラが(笑)
ど派手な衣装にも負けない着こなしがすごい。お似合いです。凛々しいです!
(でも、カツラはちょっと惜しかったかな・・・

やはり、ジュンヒョンさんの声、威厳のある役に似合いますよね。
低音から高音まで、よく響いて気持ちがいいです。

★さて、気になっていたコロレドの馬車&トイレシーン!
あの、クールな雰囲気のジュンヒョンさんが、どのように演じるのか?と想像つかないですよね。
意外に笑わせてくれたりして?なんていう想像もしましたが、さほど笑わせる路線ではありませんでした。
ジュンコロレドはトイレシーンもクール路線でした。(笑)
日本版の祐一郎さんのコロレドのような、かなり笑えるトイレシーンとは全く違いました。
(ダブルキャストのミン・ヨンギさんは、笑わせてくれるタイプかも)

馬車に乗ってる時の揺れもさほど強調せずに、微かな揺れにとどまっていましたし
馬車を降りてから、衝立まで歩く時は、なるべく下半身に刺激がいかないように?
静かにソロソロ、コチコチになって歩いていましたが・・・(笑)

しかし、昼公演ではトイレの最中に衝立がバターンと倒れてコロレド、アワアワして
「アルコ~~~!」と叫び、(笑)
付き人が慌てて体で衝立役をするという演出?なのか事故なのか・・・

今まで観た人にトイレシーンの途中で衝立が倒れた?と聞いても
最後には倒すけれど、途中で倒れることはなかったようなので、
なかなか貴重なバージョンを観れたようです。
面白バージョンをありがとう。 ジュンヒョンさん!


★1幕最後の、「僕はウィーンに残る」のシーン。
たくさんの女性とお戯れになっているシーンです。 
ここの衣装がまた、胸半開きのビラビラシャツにロザリオ、
赤いパンツに赤いファーとすごいゴージャズな衣装で
こんな衣装、誰でも似合わないよ?というもの。

 これこれ・・・(クリックで大きくなります)

着こなすジュンヒョンコロレド、すごい!(笑)
階段の上方で演技されるので少し遠くて、その麗しいお姿をオペラグラスで観たい気持ちでしたが、
さすがに1列目からでは、勇気がなくて、我慢しましたよ。 

 

2幕~
★「神よ何故許される」 
 (偉大な音楽)
題名が日本と全然違うんですね・・・
とても難しい歌ですが、とてもかっこよくパワフルに歌いこなされていました。

ただ、私的な細かいこだわりなのですが・・・
この曲のラスト、日本語歌詞だと、「音楽の~~~魔術~~~~」で終わりますね。
この 「魔術~~」の歌い方ですが
大体が、「まじゅ~~~」までをファルセットで柔らかく歌って
最後の「つーーーー」を強い地声でロングトーンするのが一般的かと思います。
その強弱感がかっこいいと思うんですけど。

韓国語だと、그의 음악에   빠져 
     (クエ ウーマケー パーーージョーーー)
  意味は、「彼の音楽にハマって 」 なんですね。 なるほど・・・

ジュンヒョンさんは、ファルセットを使わずに、全部地声で強く歌うのですよ。
オリジナル色出したくて、そうしたのかなぁ。
あまり、ためないで、歌ってたし・・・
私はあそこは、やはり、ファルセットで柔らかく歌ってから
ガツーンと歌ってほしかったなぁ。と思いました。
どうでもいいですかね?(笑) 私には結構大事な部分なのでした。

 

★ 安易な道はいつも間違った道 
  (쉬는 길은 늘 잘못된 길)

そして、日本版にはない、待望の追加曲。
ヴォルフとコロレドのデュエット曲、これ、日本でのコンサートでドンソク君と二人で歌ってくれましたが
正直、あの時は、まだあまり歌い込んでいないのかな・・と感じていました。(失礼
お忙しい時期だったので、短期間で練習されてきたのでしょうね。
しかし、やはり、役として舞台で歌いこまれた歌は全く別物でした。
素晴らしかったです!
ジフンさんとジュンヒョンさんの対決、
途中から銀橋の前のほうまで出てきてくれるので、本当に二人の視線バチバチ感が伝わってきて
大迫力でした! 

 

 

__________

 

感動の舞台を後に、マチソワ間は、別の友人と落ち合って夕食を食べました。
韓国語の勉強会で知り合った日本人の友人たち。
一人は、たまたま韓国を一人旅中の方、
もう一人は最近韓国の男性と結婚してソウルに住んでいる新婚さん。

私が、夜公演も観るので、あまり時間がなくて世宗の近くの店にしてもらいました。
 

 

 全州豊南会館  

ケランチムが有名とのことで、ケランチムと、プルコギを食べました。
とても美味しかったです~。
旅のお話やら、結婚式の写真見せてもらったり、日本で出会った友たちとソウルで会うというのが
なかなか不思議な感じで、一段と嬉しかったです。
勉強熱心なお友達なので、いつも刺激をいただきます。
短い時間でしたが、楽しい時間でした。

 

つづく・・・

 

 


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