今日は母の再婚相手だった彼の命日。
13回忌になる。
長い友人関係を経て、ようやく結婚。
そして結婚生活2年でおさらば。
なかなか結婚しない私を心配し、
飲む度に人生を語り、
とにかく歌が上手で ダンディな方だった。
8年目にしてようやく結婚の報告をした翌月、
それが最後の会話になるなんて思いもしなかった。
母は今も大好きで、「彼を越える男は居らん」が口癖。
「彼の名字で死にたい」
その想いを守ってあげるのが、
娘として、女としての責務だと思っている。
邪魔者はいる。疎ましいし理解出来ないだろう。
でも…知ったことか。
天で見ているであろう彼…
とにかく母の側に居て、守ってあげてと願う。
「幸せにする」と言いながら
飲んだくれて先に逝ったあなたの、せめてもの償いだよ。
こんな悪態つく家族は居ないだろうから、
娘として、私が言ったげる。