昨日の雪は
もうすっかり溶けて
あちこちびしょびしょっすけど
雪が降ると
ちびの頃を思い出すっす

はろが小学校に
入ったぐらいの時のことっす


関東地方でも
珍しく大雪

ちびはろはおおはしゃぎっす

お父さんは
会社を経営していたので
明日の業務のことを
あれこれと手配してるっす

窓の外は
どんどん白くなるっす

ちびはろはお母さんに
聞いたっす
『今から雪だるま

作りに行ってもいい?』
夕暮れ時で
風邪気味だったちびはろは
もちろん外に出しては
貰えなかったっす

しんしんと雪は降り続き
お父さんの電話の声を
聞きながら
ちびはろは眠りについたっす

かなり
ぷりぷり怒りながら


翌朝

ちびはろは
お父さんの呼ぶ声で
目が覚めたっす
外を見ると
お父さんと会社のNさんが
ちょうど雪だるま

頭を体にどしん

乗せたとこっす

外に飛び出そうとする
ちびはろに
お父さんが言ったっす
『周りの雪が溶けても
雪だるまは溶けないから
後ではろが自分で
顔をつけろよな』
そばに転がっていた
ピンクのバケツを
雪だるまに被せると
お父さんは
お仕事に行ったっす
はろのお父さんは
去年の春

天国にいっちゃってるっす
雪が降ると
はろは
ピンクのバケツを被った
雪だるま

庭で笑うお父さんを
思い出すっす

雪だるま

ちびはろに
へんてこな顔を付けられたまま
かなり長い間
庭にいたっすよ

(・∀・)ノ゛
どきどきしながら
そっと入ってみた
仄くらい中
キラリとあちこちで
小さな光が踊ってるっす

闇に目が慣れてくると
たくさんの人びとが
居るのに気付いたっす
カウンターもあるっす
ぼんやり
マスターらしき人影?
常連客らしき人が
何かを渡し
マスターは…
お酒を飲んでるっ?
時折キラリと光るのは
たぶんそのせい
よく見ようと
はろは目を凝らすっす
常連客さんが渡したのは
29文字の言葉
カウンターの奥には
そんな風にやりとりされた
たくさんの言葉が
きれいに並んでる
触るだけで
指先が切れそうな言葉
塊みたいに
そこに在る言葉
なんだか
笑いたくなるような言葉
少しだけ哀しい言葉

マスターがはろに言ったっす
誰かが訪れる限り
ここは開けておきますよ
はろもいつか
上手く切り取れたら
渡してみよっかな?
古いギターの音と
お酒の香りがしたっす
とある短歌のサイトの
お話しでした

おでんの香りは
ちっともしなかったっすよ

(・∀・)ノ゛
はろの理想の人を
まったく意味なく
突然聞かされるの会へ
皆さま
よぉこそ

思いつきで
さっそく語りたいと思うっすよ

あくまでも
今、この瞬間の理想っすから
一時間後には
まったく別のことを
言いだす可能性大

構わずイっちゃうっすね

はろの理想…
それはずばり
『パン屋さん』っす


働き者で
いい匂いがして
暖かいっすよ


自分のお店で
パンを焼くから
いつでも一緒にいれるっす
お腹が空いたら
焼きたてのパンを
食べさせてくれたりしてっ


試作品のパンを
ご馳走してくれたりとかっ

あれ?
今、気がついたけど
はろ
お腹へってるだ…け?
あれ


…ケーキ

最高かもしれないっ

余談っすけど
はろは無類のパン好きです

おいしいパンが
食べたいよぉ

(・∀・)ノ