創造せよっ!

アップル社とアイポットのクリックホイールの件で特許訴訟中の発明家齋藤憲彦が物申します。主に延々と続いている訴訟について。

甲府の知財関係の方々とのやり取りから。

2014-10-12 17:13:11 | 訴訟
皆さんごきげんよう。

ここ数日連投です。実は、「創造せよっ!」という本の原稿は、ある目的の為に私が過去、ある時点で書き起こしてあったものなので、このブログはその原稿の中から訴訟に比較的関連していそうな部分をピーコしてるだけなのでした。


この頃始めてアップルにコンタクトを取り始めた。

ある日、特許流通アドバイザー還田さんが橋渡し企業の訪問の一環としてわざわざ甲府から河口湖の私のところにやってきてくれた。
そして、いろいろとこちらの状況や、特許の内容など聞いてくれて、励ましてくれた。
まず、私の様な小規模な体制で特許出願をした者のところに、M社のような大会社が先方から出向いてくるなどということは、一般にはありえないことで、そもそも、アップルの件以前に、それだけでもとんでもない事なのだと力説して、大いにがんばってやってくれと、そして協力は惜しまないと言ってくれた。
そして、発明協会としても、できうる限り協力することはやぶさかでないと言って帰っていった。
実際のところ、これにはかなり勇気づけられた。

そして、私が接触操作型入力装置の周辺特許情報を検索する為に、費用がかかるはずであったが、もちろん毎日キャベツと大根ともやしとサンマをおかずに食べている私にそんな資金があろうはずがない。
それで困っていると、リサーチアドバイザーの伊藤さんと還田さんで相談して、これは非常にすばらしい事件だからという事で、出願前に同様な物が出願されているか調査するために使う予算枠を、特別に融通してくれて、リサーチして報告書を作って下さった。(なんども来社された還田さん以外のアドバイザーさんは何人か代わっているのでお名前はややうろ覚えで何人か複数の方にお世話になりました。)
これが、後に、早期審査請求を行うときに非常に役立ったのである。
これがなければ、すんなり早期審査請求が出来なかった。

還田さんは、この後もなんどかやってきてくれて、いろいろと親身になって相談にのってくれて、”齋藤さんの件は、あまりにも大きくすばらしく、さらに目の前には大きな困難も待ち受けているから、エベレストに登頂するような物です。”などと言って、激励しながら、この特許のもろもろの件に非常に貢献してくださった。

山梨県工業技術センター内、山梨県知的所有権センター、特にアドバイザーの還田さん、伊藤さん、山本さん、そのほかに複数のアドバイザースタッフの方には、本当にお世話になった。

やはりこういった、特許庁以外で、相談にのってもらえる所が無いと、かなり一人で権利化の道を進むのは厳しい物があると思う。

特に地方におれば、なおさら情報も少ないわけであるから、こういった機関が無いと大変なことになる。また別の意味からいうと、東京にも発明協会があるが、押し寄せる人も多いと思うのであるが、私は都会を離れた地方にいたので、こういった方々の協力を得やすかったのであるとも言える。



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