創造せよっ!

アップル社とアイポットのクリックホイールの件で特許訴訟中の発明家齋藤憲彦が物申します。主に延々と続いている訴訟について。

終わりからの始まり。

2014-09-02 16:00:02 | 訴訟
皆さん ごきげんよう

 世間でIpodクリックホイール特許訴訟のクリックホイールと呼んでいる部分は接触操作型入力装置という名称で私が特許出願したものに含まれていると考えています。
また、クリックホイール搭載のIpodは、接触操作型入力装置を搭載した小型携帯端末ということでこれも含まれていると考えています。

 さて、なぜどうやって、この発明をしたのでしょうか?
今をさかのぼること17年ほど前、バブル崩壊の大きな経済的ダメージが日本に襲いかかったとき、私自身の経済的ダメージを跳ね返そうと一念発起して最初の出願を決意しました。

 まず、当時一世を風靡していたソニーの携帯電話の入力装置、ジョグダイアルキーと同等もしくはより高機能な入力装置を考え出そうと思ったのです。
どうやって考え出したかは、また別の機会に発表するとして、この入力装置のコンセプトをベースとして、その入力装置、それを使った携帯電話、それを使ったキーボード、マウス、パソコン、また、関連するソフトウェアを全部で6本の特許として最初の一本の原稿を準備してから、弁理士の先生に代理人をたのみ、残りの5本は全部自分で作成して出願しました。
これが、16年前の1998年1月です。

実際のところかなりたいへんな作業となりましたが、まあ倒れた人生を自分ひとりでひっくり返して立ち直ろうというのですから、まさに火事場のクソ力をだして、出願だけはやりとげました。

 まあ、このときの発明のコンセプトの基本的な部分は、いろいろと複雑にからみあってはいますが、ひとつには、接触操作する軌道とプッシュ操作するスイッチとの相対位置を定義するという事だと思っています。
また、それを、接触センサーで行うために、メカニカルな部位を極力排除するという思想でもありました。

今日は、このへんで、残りの時間は新しい発明の出願準備にかかるとしましょう。

ごきげんよう さようなら


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