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谷根千 桜と気まぐれ!

1日1回は感動しよー!をモットーに本音と建前を織り交ぜながら書くぞー!

あり得ない飲み会-2-

2007年07月09日 02時35分24秒 | チェロから広がる
あり得ない飲み会と銘打つ理由がもうひとつあります。
momorikoさんの師匠である小野先生についてです。

斉藤秀雄先生に直接師事した方で金丸さんの兄弟子になります。
大正生まれの方なのですが足腰しっかりして頭脳明晰、目も耳も全く健康。
ご本人はチェロのおかけだと言われていましたがそうかも知れません。
指が長くてとても綺麗だったのが印象的です。
お酒もぐいぐい飲まれます。
この日の為にわざわざ鎌倉から東京まで出てきて頂き、お会いできた事を本当に喜ばしいと思います。

戦前からの日本チェロの歴史を直接聞けたのですから楽しくないわけありません。
斉藤先生のお宅や別荘で一緒に暮らしながらチェロを学んだ話とか、海軍ではチェロが弾けなくて戦後何年ぶりかでチェロを弾いた時の嬉しかった時の話、ドイツ式とフランス式奏法を両方学んだ話、弓の持ち方の違い、マルシェルとかトゥルトゥリェとか伝説でしか知らない巨匠達の名前が淡々と普通に出てきます。
すごすぎます。

一時期オケに居たとき指揮者から「あなたが一番前でチェロ弾かれていると斉藤先生が居るみたいでプレッシャーです」と言われた事がとても嬉しかったとおっしゃっていた時の笑顔が素敵なんです。

現在も現役で小学生から年配の方までご指導されていて、音楽大学へ進まれた方が何名か居られて今年もひとり藝大へ進学されたと嬉しそうにおっしゃっていました。
そして、教室のが終わった後は自分の楽しみの為に11時頃から午前1時までピアノを弾くのが憩いの時間なんて....酒場が憩いの場所である私と大違いです。
とにかく魅力的です。こんな素晴らしい方とひと時でも同じ空間を共有できたことを感謝いたします。

交わらないはずの地域。
そして時間を飛び越えて
二つの出会いを演出してくれた
素敵な七夕の夜でした。

-----------おまけ-------------

近くに来るときあったらいつでもいらっしゃい。なんて何回も気軽に声かけて頂きましたが、本当に行ってもいいのかなぁ。行っちゃおうかな?

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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お疲れ様でした。 (momoriko)
2007-07-09 16:12:26
七夕の夜は、お疲れ様でした。
とてもワクワクするような会になりましたね。
みのるさんには、お隣で、気をつかっていただきまして、ありがとうございました。

私も先生のお話をじっくり聴いて、あらためて驚いたり、cellonekoさんの飾らないお話や日々努力なさっているというお話をうかがい、まだまだ努力の足りなさを感じました。

みのるさんのバッハ、いつか聞かせてくださいね。

先生は、音楽が大好きなので、遊びに行かれたらとても喜ばれると思いますよ。
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はらしま (momorikoさんへ)
2007-07-10 00:30:55
こんばんわ。
楽しかったですね~
練習量はんぱじゃなかったですね。
左指が腫れても弾きつづけるなんてすごいですね。
我々には真似できないですけど姿勢は見習わなくてはなぁと思いました。

遊びに行くとき連絡しますね。
小学生とアンサンブルしてみたいです。
きっと小学生より弾けてない自分を発見するんだろな...
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