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谷根千 桜と気まぐれ!

1日1回は感動しよー!をモットーに本音と建前を織り交ぜながら書くぞー!

神童

2007年03月06日 00時49分26秒 | 人から広がる
これは漫画です。さそうあきら作。
この春映画が公開される。製作会社はバカ売れしないけど良質な原作を映像化する所だ。この会社に勤めている知人と谷中のカフェで時々一緒になる。
前に映画にしたい作品なにかないか聞かれたことがあった。
僕は何の作品をあげたかな?西加奈子「さくら」、小川洋子「ミーナの行進」だったかな?どちらも映像化作品見てみたい気もするが、映像化するととたんに色あせる事が多いから映画化はファンとして微妙。

今「のだめカンタービレ」が大ヒットしてクラシックファンが増えてる。すごく良いことだと思う。イメージが小難しいのはクラシック業界の責任だと思う。ジャンルを超えて皆音を楽しもうぜ!って感じだ。街角でライブハウスでバッハやろうぜなんて台詞をパンクの兄ちゃんが自然に言えると素敵なんだけどな。

「神童」の話をします。
これもクラシックが題材の漫画だけど出版されたのはたぶん10年以上前だと思う。
一部評価は高かったけど全く売れなかったと思う。古本屋探さないと手に入らないかも知れない。
天才少女「うた」と平凡な音大受験生「和音(わお)」を軸にして話が進んでいくのだけど、和音は音楽の才能は凡才、ただ音に対しては天性の才能を持っている。
二人の共通点は同じ音を聞けること。
「のだめ」は音楽に携わる人間関係を主軸に置いた作品、音楽は実は脇役。「神童」も音楽を舞台として人間関係を描いているけど実は音(音楽じゃないよ)が主役。
音がしない漫画というメディアで音を描く事に成功している名作だと思う。

映画で音がどのように描かれるか楽しみだ。
人間関係をテーマにしてしまったら凡作になるだろうなぁ。
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