
「船を出せ!」に続き青春ものです。
今度は剣道。
「武士道シックスティーン」
「武士道セブンティーン」
「武士道エイティーン」
誉田哲也
バリバリ武道派の香織とふわふわした性格で日舞から剣道に転向した早苗が主人公。
全く逆に見えるふたりは実は似たもの同士なのですが、出会ってから二人の高校3年間が3冊で描かれます。
ジャンルで分ければいわゆるスポ根もので、剣道では「六三四の剣」という名作がありますが、女性剣士というのは初めてでしょう。
これもめちゃ面白くて3日で読みきってしまいました。
香織のはちゃめちゃな時代錯誤な性格面白いし、ふわふわした早苗かわいいです。
章立てはふたりが入れ替わり1人称で書かれています。
同じ場面が香織と早苗の視点から描かれそれぞれの性格の違いが際立ちます。
目次のフォントも別々にする懲りよう(^^)
さらに、本についている紐のしおりが紅白2本なのです。
はじめなぜ2本なのか不思議だったのですが、これ、試合の時につけるたすきの色なんですね。
自分は小学生頃少しだけ剣道習っていた事あるのですが、全くもって一生懸命でなく面白さもわからいまますぐ止めてしまいました。
でもなぜか剣道の研ぎ澄まされた空気は好きなんですね。
二人のやりとりも楽しいのですが、稽古や試合の場面も読んでいて臨床感ばっちしです。「鹿男あをによし」の感想で試合場面だけ映像で見たいと感想書きましたが、これも同じ感想持ちました。むしろこちらの方が描写が優れています。
来年映画化されるようですが、
どうでしょう?
若い役者に文字で描かれる内面が表現できるでしょうか?
ストーリー自体が面白さの源泉ではない小説の映像化って脚本と役者の力量で出来が大きく左右されちゃいますからね。
せめて試合場面は心得のある人が本気に近い気持ちで演じて欲しいと思います。
とにかくこれ、読みやすいし文章もよく考えられて書かれています。
文字のエンターテインメントという感じ
お勧めです。
今度は剣道。
「武士道シックスティーン」
「武士道セブンティーン」
「武士道エイティーン」
誉田哲也
バリバリ武道派の香織とふわふわした性格で日舞から剣道に転向した早苗が主人公。
全く逆に見えるふたりは実は似たもの同士なのですが、出会ってから二人の高校3年間が3冊で描かれます。
ジャンルで分ければいわゆるスポ根もので、剣道では「六三四の剣」という名作がありますが、女性剣士というのは初めてでしょう。
これもめちゃ面白くて3日で読みきってしまいました。
香織のはちゃめちゃな時代錯誤な性格面白いし、ふわふわした早苗かわいいです。
章立てはふたりが入れ替わり1人称で書かれています。
同じ場面が香織と早苗の視点から描かれそれぞれの性格の違いが際立ちます。
目次のフォントも別々にする懲りよう(^^)
さらに、本についている紐のしおりが紅白2本なのです。
はじめなぜ2本なのか不思議だったのですが、これ、試合の時につけるたすきの色なんですね。
自分は小学生頃少しだけ剣道習っていた事あるのですが、全くもって一生懸命でなく面白さもわからいまますぐ止めてしまいました。
でもなぜか剣道の研ぎ澄まされた空気は好きなんですね。
二人のやりとりも楽しいのですが、稽古や試合の場面も読んでいて臨床感ばっちしです。「鹿男あをによし」の感想で試合場面だけ映像で見たいと感想書きましたが、これも同じ感想持ちました。むしろこちらの方が描写が優れています。
来年映画化されるようですが、
どうでしょう?
若い役者に文字で描かれる内面が表現できるでしょうか?
ストーリー自体が面白さの源泉ではない小説の映像化って脚本と役者の力量で出来が大きく左右されちゃいますからね。
せめて試合場面は心得のある人が本気に近い気持ちで演じて欲しいと思います。
とにかくこれ、読みやすいし文章もよく考えられて書かれています。
文字のエンターテインメントという感じ
お勧めです。
これは楽しく読める明るい青春小説ですね。
「エイティーン」のサイドストーリーてんこ盛りが面白いです。
黒岩レナのサイドストーリーがあるともっとよかったな。
ところで「平正眼の構え」がどういうものかさっぱり分からなくて、
ネットで調べまくったけどいまいち自信がなかったりします。
要は切っ先が相手の喉もとを向くってことでしょうか。
読みは「ひらせいがん」なんですね(「たいらせいがん」かと思った)。
確かにレナ読みたかったですね!
魅力的なキャラクターです。
切っ先がのど元を向くのは中段の構えです。
小学生の時習ったの覚えています。
平正眼は冗談に構えた相手の右小手に切っ先を向ける構えだったと思います。
こちらは剣豪小説か漫画で得た知識なので心元なしですが...
もちろん上段の構えの間違えです。