三太郎一家・福猫はどの子!PART 1

                   
☆☆☆1ダースの元・野良猫達との共同生活☆☆

多頭飼い崩壊の現場に想う

2007-10-16 08:59:02 | 私の地域猫活動への道のり
この出来事を知り、自分の中で消化することに、まる2日間を要す。
自分が見たわけではないから、詳細は書けない。
ただ、事実は事実として受け止めた。

私の住む場所から、約200m離れた所に古く暗い木造アパート、
2階建てがあった。
1階の中ほどに、猫の好きな老女が長年住んでいた。
そのアパートの前を歩くと、猫の排泄物の匂いが、かなりキツク充満していた。
私の見る限り、20~30匹が何時もタムロする。
可愛い子猫も何度も見かけた。子猫達を守る綺麗な母猫、黒猫もいた。
子猫を保護したくても、母猫は私を拒否して睨む。
その光景は、今も目に焼きついている。
近辺は、閑静な高級住宅地。
アパートはかなり浮いてました。


私の知人が、このアパートのすぐ近所に住む。知人は犬派。
このお婆さんへの苦情を言っていた。
(庭に猫がウンチするから臭い。)
(お婆さん、ご飯は上げても避妊手術をしない。)
(人の話など、何も聞かない。)
(困った人だ。)と。
お婆さんは、変人扱いをされていた。

あぶれた子猫や中猫、私のマンションにも流れてきた。
我が家の猫、カァー君、オチビ、ミューも、このアパートからの移動組。
この一帯、ほとんどが白の部分のあるキジトラ猫だった。
知人と久しぶりに、バッタリと出会う。
猫アパートの話が出る。

簡単な結論だけです。
詳細が不明だから、経緯は書けません。
1年前に、アパートの建替え工事があったのは事実。
建替える=アパート住人は移動した。
お婆さんも移動した。

お婆さんの力では30匹の猫の移動、不可能だったのか。
お婆さんは、全部の猫を置いていったのか。
猫達はどうなったのか。

(外猫はノラ猫と同じ)と私は考えていた。
だから、お婆さんの猫は、ご飯を求めて分散した。
当時、私の所にも、見慣れない猫が増えていました。
それ以外の想像はできなかった。

事実は、
飼い主を失った猫達は、
居なくなった、おばあさんを待ち続け、
アパートのお婆さんの部屋の前で餓死をした。沢山の猫が餓死をした。
建替えの前か後かは、分かりません。
涙が出そうで、質問できなかったのです。



餓死は突然死じゃない。時間がある。
周りの人は、それを見ていたのか。黙視したのか。
私には、その状況が理解できない。
誰も助けることができなかったのか。
悲惨な状況を想像してしまい、餓死した猫達が哀れでなりません。

私には、悔やまれることが一つ有る。
このアパートの前を通る度、なんとかしたいと考えてはいた。
でも知人の(変人だから無理)との評価を丸飲みにした。
猫の姿を見るのが辛く、何時しかこの道を避けるようになっていた。

変人扱いされる、このお婆さんが一度だけ私に話しかけてきたことがあった。
スーパーの猫缶売り場。
かなり陽気に(あなたも猫を飼ってんの?)私は(ハァー。)
それだけです。私は引いてしまったのです。
その時に、お婆さんと盛り上って話をして仲良くなれば、接近できたはず。
私は誰とでも仲良くできる社交性を持ってます。
お婆さんと友達になり説得して、全ての猫の避妊手術をすれば、
こんな悲惨な結果は防げたかもしれない。
なぜ行動を起こさなかったか。
チャンスを逃した。
悔やまれます。
その時期の私は、自分の仕事を継続させるのに必死で、
心に余裕がなかった。お金もなかった。

早朝にお花とカリカリを供えてきました。
このアパート、新しくなっても誰も住んでいません。
住めるわけが無い。
まだ沢山の猫が、ここには漂っていると感じる
何もできなくて、ごめんなさい。

閲覧者の方々にお願いがあります。

ジュルのシッポさんのブログ記事を読んで下さい。
は一部を抜粋しました。

法律が変われば、間違った多頭飼い現場に行政が介入できます。
法律を変えるための署名運動に、ご協力をお願いします。
締め切りは12月末です。
署名して、郵送です。少し手間がかかります。
でも、不幸な生き物や出来事をこれ以上増やさないために、お願いをいたします。
署名運動も広げて欲しい。

動物虐待を警察や行政に通報しても、
虐待の基準があいまいなのでなかなか動いてもらえない。
そこで、虐待の定義を客観的に決めること。
また、警察や行政に専門の通報機関を設置し、
市民が虐待を発見した際に通報しやすい環境づくりをすること。

地方公共団体に動物愛護担当職員設置を義務づけ、
アニマルポリスの機能(立ち入り調査・勧告・命令等に関する権限)をもたせ、
飼育崩壊、虐待を未然に防げるようにすること。




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私はジュルのしっぽさんのブログを見て、この活動を知り署名をいたしました
動物虐待が阻止できる、この署名運動。リンクの輪を広げませんか?





迷子になった動物の一時保護期間は、一般の遺失物と同様に最低3カ月とすること

地方公共団体に動物愛護担当職員設置を義務づけ、立ち入り調査・勧告・命令等
に関する権限をもたせ、飼育崩壊、虐待を未然に防げるようにすること。

今の動物虐待罪は器物損壊罪という扱い。なおかつ、
それより軽い懲役1年以下。 少なくとも「器物損壊罪」と同等の懲役3年以下まで罰則を引き上げること。

  他、動物達のためになることが沢山あります
  詳細はジュルのしっぽに書いてあります














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4 コメント

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Unknown (地域猫ママ)
2007-10-16 20:50:31
三太郎さん、さぞ辛かったでしょうね。
猫ちゃん達の顔を見ていますもの・・・・・
お婆さんも置いていくのが辛かった事でしょう。
でも、誰も助けてくれなかった事に怒りを覚えます。
ご飯をもらえる時間がくるのを、毎日待って
痩せていく姿を見ても、何も感じる人がいなかったのでしょうか?
そうなる前に、お婆さんに優しい手を差し伸べる人がいなかったのかと・・・・
  
三太郎さんの辛いお気持ち、とても良くわかります。
助けてあげれない命もありますものね。
手を差し伸べてあげたくても、出来ない時も・・・・・
私も・・・・・辛いです。
返信する
Unknown (キョロ)
2007-10-17 01:42:41
朝にあのビデオ、夜にこのお話だったんですね。
多頭数崩壊のお話はいっぱい聞きます。
表面化してないのも含めればすごい数だと思います。

バナーいただいて帰りますね。
こういう世界は個人では出来ないことも沢山ありますから、
あまり自分を責めないでください。
返信する
猫は何も言わないから (三太郎)
2007-10-17 03:05:46
地域猫ママ様へ

何時も沢山のお猫様のお世話、ご苦労様です。
ママ様の行っていることは、素晴らしい
ボランティアです。
今回のことを、自分が未然に防ぐことが
できたとしても、猫のお世話の継続が
できたかどうかは不明です。
辛い出来事でした。この経験を生かし、
自分にできることを探してみます。
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自分にできる事 (三太郎)
2007-10-17 03:12:57
キョロ様へ

本当にそうですよね。
個人の力には限界があります。
何もできないことが、辛くなって、
現実を見なくなる人も多いのではないでしょうか。
生き物と人間が共存できる良い方法を
探してみたいと思っています。 

ノラ猫が陽だまりで、コロンと横たわる姿は
平和の象徴のような気がするのは、
私だけなのでしょか。
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