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Happy Charming Life 徒然ブログ 2005~

yaplog 終了により、goo blogお引越し。2005年からの備忘録として大切にしていきたいです。

富士で自然の衰えを感じた

2009-08-03 16:20:01 | 旅行(国内)
富士山の2合目に1泊した。実は、来た時から「・・・」という感じであった。1200mの標高の2合目のキャンプ場は空気も澄んでいて、さぞいいエネルギーに満ちているのだろうと、想像していたからだ。私以外のメンバーも同じ感想を持っているようで、「なんだか、普通。。。」。どうしてなんだろうか精気に満ちているとか、精霊が居るだろう、とか・・・そんなマイナスイオン的な気持ちいい感じがやってこないのでした。もちろん、都会とは違うけど、私の家の方がエネルギーがいいって、思った位、おかしい・・・何かがおかしい・・・ここは富士山なのに・・・。

朝食後、皆で森の散策ということで森のガイドさんと一緒に2グループに分かれて、山の中を2時間ハイキングすることになった。平らですから、大丈夫です。というガイドさんの感覚とは違って、UP~DOWNありのやや平ら?な散歩となった。雨が降ったり、止んだりのお天気で、皆さん軽く雨対策している人や、しっかり雨対策をしている人。私はトレッキング用の靴を重たいので、あえて家に置いてきた事が後で、大いに反省したのでした。たとえ、平らであっても、山の中、森の中はトレッキングシューズや雨用の上下は備えあれば憂いなしです。


歩きながら、植物の説明や、木々の説明を聞く。初めて見る油チャンという木があった。江戸時代に行灯の燃料ともなったという、中国から植樹された木々たち。また、木の皮が剥げている木が沢山あり、鹿が大発生しているこの頃は、木々が鹿に食われて、倒木していたり、枯れていたりして、問題になっているそうだ。そして、温暖化が森の木々、植物の元気をなくしているようだ。

ガイドさんのお話を伺っているうちに、生命の循環について、考える。人が狼を根絶したから、今、鹿が天敵がいなくて大発生しているし、植物も動物も不自然なモノの力やエゴによって何かをすると、自然のサイクル、バランスが崩れて、後で何かしらのシッペ返しがくるということ。。。そんなことを考えながら、歩いていた。すべては、バランス。不自然な力を加えてはいけない。

雨が降っていて、活き活きしているエネルギーに満ちるはずの森が・・・なにか、おかしい

この週末は麓の浅間神社は夏祭りをしている。活火山である富士山が沈静化するために、浅間神社が建てられているので、人々の願いを聞き届けて、火の神である富士山に対して、雨を沢山降らせて、沈静させてくださっているのか・・・途中から雨あしが強くなり、ゲリラ豪雨私はウォーキングシューズだったので、下りはズボズボとぬかるみや川のように水が落ちてくる獣道で滑ったりしていた。が、こんな機会はめったにないので、ゲリラ豪雨もありがたいって、思った。山はウォーキングシューズで歩くもんじゃないって、教えてくれているから・・・。ガイドさんが、こんな強い雨は最近まで降らなかった。。。そうです。

びしょぬれになりながらも、楽しみました。めったにない経験です。大人も子供もぐちゃぐちゃの山道、獣道を歩くなんて、都会ではあり得ませんから。ちょと泥が付いただけでも、嫌がっていた子供に「葉っぱや草にこすれば、綺麗になるよ。」と言いました。やはり子供のうちに自然の中で伸び伸びと色々な経験をする事って、とても大切だな~って感じました。それが、大人になった時の力になるって感じます。大人になっても精神のバランスが悪い人、ネガティブ傾向な人は、子供時代が大きな鍵に違いないと、今回も改めて感じたわけで。。。何でも経験したり、楽しんだりすることによって、人間の礎はきづかれていくと。

それにしても、富士山・・・どうしてこんな感じなんだろうか?噴火されても困るけど、なんだか元気がなさそうです。