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Happy Charming Life 徒然ブログ 2005~

yaplog 終了により、goo blogお引越し。2005年からの備忘録として大切にしていきたいです。

不完全燃焼の観光 in Delhi

2010-09-09 22:07:01 | インド
これはタージマハールを造った、ムガル帝国のシャー・ジャハーン皇帝が造ったラール・キラーという赤い城です。世界遺産になります。中は広く広く、タージマハール同様に大理石や色の石を使った、精密な絵のような柄のある柱や床のお部屋があったり、それはそれは、豪華でお洒落な趣の内部だったでしょう。インド国内からもお洒落をして来た家族連れの人々でにぎわっていました。インド人は旅行でお洒落をするそうです。






どこの世界遺産も博物館もですが、入場料は外国人の私が250ルピー(500円)です。インド人は10ルピーです。その上、カメラの持ち込み料というのを、他に数十ルピーか数百ルピー取られるそうです。私はカメラを持たずにインドに行った人なので、友達にお任せでしたが、友達はカメラ代は払っていなかったです。カメラ持込料というのは、外国人だけなのかもしれません。入場料は、インド人を1とすると外国人は25倍の入場料です。ま~仕方ないか・・・と思ってましたら、以前は違ったそうです。

どこでも、入場する際に、ボディチェックがあります。兵隊のような服装の女性が女性を、男性が男性をチェックします。空港も同じですが、ここラール・キラーでは以前、テロがあったそうです。


デリーには世界遺産が沢山あり、細かく計画だてて回っていなかったので、ホテルを出発するのは、のんびりと10時過ぎだし、1日1~2箇所という感じでした。あの交通事情で、いくつもの世界遺産を回るのは、至難の業です。というか、私達があまりにものんびりしすぎのうえ、世界遺産内のベンチなどで、ゆっくりとのんびりと座ってしまったりしたものですから・・・午後に買い物に行こうとすると、時間がなくなるのです。私はとてもラッキーなので、雨季なのに外出中は一度も雨には降られず、埃っぽくもなく、そんなに暑くもなく、とてもラッキーだと言われていました。

お昼は一度、サウスデリーのSelect City Mall という巨大ショッピングモールで食べました。ここはインドだったか?というのを忘れるほどの新しく綺麗なモールでした。色々な店が沢山入ってますが、綺麗すぎて、買う気が失せました。このモールの駐車場は広すぎるほど広いので、すぐに駐車できます。また、デリー滞在中も日本人には会う事はなかったのですが、このラール・キラーで会った日本人カップルがラジャスターン州政府の食堂って行ったことありますか?と言っていたので、ヒントを得て、州政府の食堂に行ってみました。普通の旅行者は行けないだろう・・・位の、政府関係者やその辺の会社員達で満員の食堂でした。80ルピーで、北インド用のランチがたらふく頂けます。お水もヨーグルトも出してくれますが、それは飲食しませんでした。回転が速いので、食材も安心だから大丈夫!という神経細やかな友達のOKがあって、訪れましたが、とても回転が速く、いつも満席でした。

インド門とか国会とか、政府機能のある場所は、車で見て、ちょっと停車してみたりしましたが、デリーの観光の名所はほとんどが、異国から来たイスラム圏の影響の強という建物ばかりです。インド古来のヒンディイズムの残る世界遺産はどこなんでしょうか???やはり寺院しかないのかな・・・と。

クトゥブ・ミナールというサウスにあるミナレット(塔)で有名な世界遺産に行きましたが、ここにはモスク(イスラムの)があり、ヒンズー教徒に勝利したことを記念して奴隷王朝のクトゥブウッディーン・アイバク皇帝が立てたそうです。つまり、今でも8割以上がヒンズー教徒のインドで、世界遺産とされているものは、なぜか?イスラム色の強いものばかりです。そこをインド人たちも愛しているというのが、不思議でもあります。ハウス・カスという遺跡も行きましたが、そこもアラブ色の強い建物の廃墟でした。そこの周囲のお店は、とてもお洒落なお店で、外国人には知られてないようでしたが・・・私も、時間がないというか・・・連れの都合もあって、ウロウロとできなかったというか・・・。

インドに来て、どこもイスラム色が強い観光地ばかりなので、何かが違う・・・と思っているのは私だけでしょうか???でも、当のインド人たちは、疑問はないようです。それもインドの過去だからでしょうか?今もイスラム教徒は居ます。突然、夕日に向かって、床に這い蹲るようにお辞儀とお祈りをしている集団を空港で見た時は、びっくり仰天しました。いきなり集団で床にひれ伏しましたから・・・ちょっと、見ていてはいけないような、気さえします。

普段、観ることのない世界、人々を観れるのがインドです。ブッダが生まれたインドなのに、仏教徒は1%くらいしかいないそうです。一体、どうゆうことなんだ!!!と思いました。ダライ・ラマがお住まいなのも、ダラムシャラーというヒマラヤの方のインドの町です。色々な宗教と人々がいて、あり得ない常識や価値観も存在していて、混在していて、本当に理解できない事も沢山あって、でも、違いすぎて、魅力があります。あり得ない・・・信じられない・・・と思いつつも、なぜだか・・・近づいてしまうのがインドなんです。

最近のデリーは地下鉄がサウスデリーにも乗り入れしたり、地下鉄網が完成されつつあるそうで、次回は渋滞に関係なく、地下鉄で1日チケットとかを買って、移動するのもいいな、と思います。日本と韓国が共同で開発した地下鉄だそうです。女性専用者もあるそうで、安心ですね。交通手段さえクリアすれば、時間を有効に使えるでしょう。

そして・・・女性同士では歩かないこと、必ず頼りになる保護してくれる男性と一緒に行動することが、女性には肝心です。これはMUST!だと思います。女性一人で歩くのは、あまりにも異質ですから。女性ガイドが居ない理由が、インドに行って初めて理解できました。女性ガイドが存在しないのではなく、出来ないのだと思いました。女性一人旅で行く人がいたら、相当の覚悟と準備と用心をして行ってもらいたいと思います。肌が白いだけでも目立つ上に、女性一人で居るだけで、もうリスクが高まります。インド女性は一人で行動している人は働いている女性以外は外ではあまり見かけないです。独身の時は父親や兄弟が、結婚したら、夫と一緒に行動するというか、保護されるものだそうです。だから、女性ドライバーも見かけないのでしょう。日本とはあまりにも違うので、行ってみない事には、わからないことでした。。。ここは、江戸時代???という位の封建的な慣習や信念が生きていますから・・・。

それゆえ、古来からの風習・習慣・信念が生きていて、昔と変わらぬ伝統を保ち続けられるのだとも思います。不思議、不可思議すぎます。。。





貧富の差などなど・・・。

2010-09-08 22:42:56 | インド
これは、デリーで常宿にしていたお部屋からの景色です。サウスデリーというのは、富裕層が住んでいる、日本人が多く住んでいる地域でもあるそうです。お部屋から見えるのは、お隣の高級アパートと道路なのですが、実は、今回のインドはスラム街のようなところは、車からしか見ていません。通りがかりに、きっと、これがスラム街?なんだろうな・・・くらいです。実は、このホテルの周囲は門番がいる高級住宅街がありましたが、ちょっと歩くと、とっても貧しい地域もあるそうで、混在しているそうです。私の宿泊先は今年建ったばかりの5つ星ホテルでしたので、もちろん高級であり、快適でした。ホテルの中では日本のホテルと変わらない快適さで、とてもリラックスできました。

インドに行って初めて、感じたのですが・・・貧しい人はかわいそうではないということ。貧しいから恥ずかしいのではないということ。貧しくても、お金持ちでもそれぞれ幸せがあったり、悲しみがあったり、それぞれがそれぞれの身分や立場を十分に理解しているから、不幸だと決め付けるのは失礼だ。人によっては、幸せなのである。家に水道がなくて、道路にある共同の水道まで水を汲みに来ている人々も、笑顔、笑顔である。ある動物保護区(ぞうが自然に暮らしている)でどこかの州のロイヤルファミリーと偶然、居合わせたというドイツ人の友達が、誰一人として笑ってない、記念撮影の時も誰もニコリともしなくて、この人たちは高貴な家柄なんだろうけど、人間らしくない、とっても不幸そうだったと言っていた。

貧しい人がかわいそうだから・・・貧しい人に何かしなくては・・・と思う人が居ます。私も、自分で何かお役に立てることがあれば、お手伝いしましょう、位の気持ちはありますが、こ~~~~~~んなに沢山貧しいと私達の価値基準で判断した人がいたら・・・何か?お手伝いやお役に立てると思ってやったことが、バランスを崩したり、害になることもあるのではないだろうか?と危惧してしまいました。健康面・衛生面・食事面でのサポートなどはどんどんしてもいいと思います。が・・・こちらの都合や価値基準で「かわいそう」と思うのは、何かが違う気がします。だって・・・みんなの目は富裕層の人々より輝いている子供たちだったり、楽しそうな大人達だったりするのですから。

カースト制が廃止になったといわれているインドでも、結婚は同じ位のカースト同士、お金持ち度も同じ位というのが常識らしいし、上を望む人もいなければ、愛していれば、カーストなんて気にしない!という心意気のある下を気にしない人もいないわけです。皆さん、生まれた時から星の配置で自分の人生は決まっているのだと信じているので、悪あがきもすることもなく、ある意味、自分の身分というか運命を受け入れている、ある意味、別の選択肢があるとしても、半ば諦めているのが普通のインドの常識・価値観なんだと思いました。そんなの嘘でしょう?と思う人がいたら、どこかのインド人に聞いてみてください。

だから、自分の可能性を信じて、自分の思うがまま、好きなように第3チャクラとハートの第4チャクラを全開で、生きている人はヒンズーの世界では、自分の人生を切り開けるすごい勇気あるチャレンジャーでもありますが、それはインドではタブーに近い存在です。そんな社会であるからこそ、自分の立場を呪うこともなく、幸せに様々なカーストの人々が、他者をうらやむことなく、それぞれの立場と身分を保って、共存できるのかもしれません。

物乞いをしているおじいさんは「1 ルピー」を連呼していました。それはタミール州で車をケララ州との州境で検問所でした。、皆そこで停車して、州越えの許可証みたいなものを発行されないといけないルールで、州越えする時に10分位停車しなくてはなりませんでした。1ルピー連呼おじさんは、上半身裸で、各車の窓をノックしまくって回っていました。私は、1ルピーなんて、持ってない・・・100ルピーを差し出すのは、きっと害になる・・・と無視しました。インドでは恵まれている者が恵まれていない者に寄付のように差し出すのは、珍しいことではありませんし、あげて「いいことしたな・・・」と思えたら、あげてもいいと思います。あげれる時は、自分の徳を積んでいると思って、差し出してもいいと思います。1ルピーという硬貨は2円ほどですが、買い物をしてもおつりでは得られないほどの金額です。ほとんど10、50、100単位なので。

例えば、インドはTipを必要としない国だとガイドブックには書かれているものもありますが、実際、チップをインド人も払っています。ただ、団体の日本人旅行者は払った経験はないかもれませんが、私と一緒に行動してくれた友達は、家から10~50ルピーのお札を沢山用意して来ました。運転手さんには1日100ルピー、ウェイターには内容にも寄りますが、50ルピー、ベルボーイには50ルピー~渡してました。50ルピーは100円なので、アメリカで荷物を運んでもらう時に1ドルは渡すことを考えたら、けっこうインドの方がお得だと思います。

ケララに行っている間、ホテルで私の荷物を一部預かってもらっていました。それは、それはとても助かったので、私がデリーに戻ってきた時に、もう私の荷物は部屋に入れてありますよ、マダム!というお話だったので、何て!気が利くのかしら~と、預かってくれて本当にありがとう!と部屋に案内してくれるベルボーイに100ルピー渡しました。すると、彼はちょっとびっくりした顔を一瞬しましたが、すっごい喜んでいました。ちょっと・・・多すぎたかもしれないと、その場で反省しました。部屋に着くと、先に着いていた友達が気を利かせてくれて、私の荷物を部屋に運ばせていたのだそうです。そして、友達が、私の荷物のためにチップを先に渡していたのでした・・・つまりベルボーイは二重取りになったのですが、私にそれを言わなかったし、言うはずはないでしょう。私は、ま~いいか・・・と思いました。が。。。友達は、いくら渡したの?と確認したので、100ルピーと言うと、怒ってました。あげ過ぎだ!!と。。。二重に渡したじゃないか・・・とも。

私は、その国やその土地に合った、相場でチップをあげてるつもりでしたが、あげ過ぎは、自分はいいかもしれないけど、その後や他のお客様にも今後、悪影響があるかもしれないので、気をつけなくては・・・と思ってます。チップ次第で従業員の態度が変わったり、働きが鈍ったりしては困りますから。デリーではケララと違って、ありがちだと思います。ただ、インドの物価は年々跳ね上がっているらしく、今度訪れた時に100ルピーの価値が200円なのか?どうか?それは不明です。

貧しい人が存在する一方で、豊かなインド人、恵まれたインド人も沢山存在しています。私の目からすると、中流という人々は沢山存在していて、頭も良くて、親と同じか?それ以上の生活をしています。海外に留学する人が沢山いるというのが、その証拠でもあると思います。学歴、条件を重んじる社会でもありますから、自分達と異質なのか?同質なのか?を特に、条件や学歴で判断するところが多々あります。バブルがはじける前の日本人のような気もします。バブル前は3高というキャッチフレーズの男性がBFや旦那様候補にベストとされている頃があったっけ・・・高学歴、高収入、高身長。それより本質や心が大事だってわかってます。それだけでは幸せにはなれないって、今は価値観が多様化してますし、人それぞれですから。

私は出来る限り、行った土地でその土地にあった価値で、行動したいと考えています。自分を異国でフレキシブルに対応させるのは、ある意味現実逃避になりますが、めちゃめちゃカルチャーショックで、刺激は強いです。今回のインドで、日本の良さ、素晴らしさ、自由さ再認識の「日本って、なんて幸せな国なのかしら・・・日本に住んでる私達は、何て恵まれているのかしら・・・」と日本のいい点ばかりが、帰国してから目に付きます。でも、インドにはインドの理由はわからないけど、魅力が沢山あって、なぜか?なぜなのか?また行きたいと思っているので、また行く事になるでしょう。。。不思議な不可解な国、インドなんですが・・・呼ばれている~気がまだしているのです。










観光:裸足になるヒンズー寺院

2010-09-07 22:26:54 | インド
いまだに、ポツポツとインド旅行の話を書いているが、デリーのラクシュミー・ナラヤン寺院には一人で行きました。なぜだか?よくわかりませんが、インド人の友達は、あまりヒンズー寺院には行きたがりませんでした。その友達だけでなくて、特に熱心な人を除いては、いつも行っているのではないようです。どちらかというと、裸足で誰もが歩くところを、裸足で歩きたくないようです。

ヒンズー寺院の中では全員が裸足にならなくてはならないので、別の機会にヒンズー寺院を熱望する私のために、寺院を訪れた時にはお昼休憩なのか?4時まで開かないと言われて、一度裸足になって、歩いたものの、車に戻りました。その時に、私はウェットティッシュ1枚で足裏をさらっと足を拭いただけで、すぐにスニーカーを裸足で履いたのですが・・・友達は、私が差し出したウェットティッシュを2~3枚使って、ゴシゴシと熱心に拭いていました。すごい、神経質だな~って、思っていましたが、色々な細菌やウィルスに感染でもしたら大変じゃないかと、さすが現実を知っている人は危機感があります。私は、母親にガンジス川にだけは、入らないで!ガンジスの水なんて触るんじゃない!と言われていたものの、ヒンズー寺院の床や地面にまで危機感は及びませんでした。友達だけでなく、意外とインド市民は寺院では裸足に不特定多数の人が歩くので、「やっぱり、いいや・・・」みたいな雰囲気があるようです。

ラクシュミー・ナラヤン寺院はお昼休憩時間がなく、日の出から日の入りまで開いているようです。そして、インドでは珍しく入場料はありません。ここは大金持ちだった人が財団として寄付したヒンズー寺院だそうです。とても美しいシバ神、ガネーシャ神、ラクシュミー神、サラスバーティー神などなど、ヒンズー教の主要な神々達が偶像化されて、美しいです。ラクシュミーというのは繁栄をもらたしてくれる女神として有名ですから、ネーミングも縁起がいいな~と思って、訪れました。

ヒンズー寺院には、必ず下足所みたいな靴を脱ぐところがあります。そこにはいつも世話役をしているおじさんがいて、「カメラと携帯も禁止!この鍵のかかるロッカーに入れてください。」と言われます。言われるままに、空いてるロッカーに携帯電話を入れました。南京錠の簡単な施錠をして、階段を上って、寺院に行きました。

色々な美しい神々がいて、目移りがしますが、ヒンズー寺院ではヒンズー式のお祈りの仕方があります。が・・・ヨガの先生と寺院に行ったにもかかわらず、やはり像の足に額をつけたり、キスをしたり、投げキスをしたりすることが、外国人なので、なかなか同じようには出来ません。なので、普通にお祈りしてみました。参拝者は自分で外にあるレイ屋さんみたいなお花屋さんで、黄色のレイを購入する人も多く、それを像や寺院のどこかに献花する人も多くいますが、私は、何をどうしたらいいのか?よくわからないので、とりあえず、ヒンズー語表記の説明文も読めないし、ウロウロとグルグルとしていました。

すると・・・ラクシュミー財団に勤めている用務員さん的な服装のお兄さんが、「よし!ついてきて!」みたいに、私を先導するではありませんか?シバ神の像の前で、こうやってお祈りをして・・・と説明しながら、像の前に控えている僧侶なのか?お寺の人が寄進する箱(お賽銭箱)の横で、お花と赤いターメリックの粉を用意しているのですが、その係の人に、彼女にターメリックをつけてあげて!と言って、お祈りした後に、ヒンズー教徒独特の第3の目に赤い印をつけてくれたのでした。この赤いターメリックはちょっとやそっとでは落ちませんので、一日ず~~~~っと、ヒンズー教徒の様相で過ごしました。

その後でもず~~~っと、そのお兄さんが、この像はラクシュミー、この像は~、この絵は~と簡単に説明をしながら、案内してくれます。奥まった大理石の部屋はラクシュミーの間のようになっているところで、いっそう光輝く黄金のラクシュミー像があって、いくつかのレイをかけていました。すると・・・そのお兄さんが僧侶のような人に「これ、彼女にあげるよ。」みたいな話をしていたようで、ひょいっと、ラクシュミーが首にかけていた白いジャスミンのレイを私にくれました。「ええっつ???」と
びっくりしたのですが、じゃあ、お賽銭を・・・入れたいとお財布を出そうとすると。。。

彼はすかさず、「50ルピー」と右手の指をすべらせながら言いました。。。私はドネーションしたいと思ってるんだけど、と言って、50ルピーは持ち合わせがないので、30ルピーでいいかしら?とお礼に30ルピーを渡しました。ここの従業員なんだろうと思っていたので、まさか?要求されるとは思わなかったけど、50ルピーでも案内してくれて、助かるなら、チップはケチらなくて、渡した方がいいかな?と思いました。初めて訪れて、一人だったので、お兄さんに案内してもらって、ジャスミンのレイももらったので、全然惜しくはありませんでした。30で悪かったかも?位です。

ラクシュミー・ナラヤン寺院は外国人がよく訪れる、観光の名所になっている寺院なので、いつも細心の注意を払っている友達のOKも出て、訪れましたが、とても美しい像の神々達を見ていると、楽しいです




デリーでの交通手段タクシーチャーター

2010-09-05 22:23:21 | インド
混沌とした、危険が一杯の車間距離がないにも等しいデリーのトラフィックですが、日曜日以外は移動に信じられないほどの時間がかかります。交通渋滞のある東京の比ではありませんから、距離が~キロだから、地図でみるとこの位だから、という予想は、初めてインドを訪れる人には無理。。。この写真は、まだ空いている方の道路状況です。車の間を4人乗りのバイクが通ったり、オートリキシャーが無理やり入ってきたり、ここで運転するなんて、神経がおかしくなりそうです。ちなみに、女性のドライバーは日本人一人しか見かけませんでした。つまり、女性は運転していないです。インドで女性ドライバーを見かけたのは、デリーで一人だけでした。

デリー中心街のコンノートプレイス付近に滞在する場合は、色々な交通手段が選択できるでしょう。意外とお薦めなのが、地下鉄だということ。地下鉄は地上の世界が嘘のように、綺麗で清潔なんだそうです。バスはとても綺麗なバスも見かけますが、だいたいが、すっごい詰め込みバスで、エアコンがないバス。オートリキシャーは現地の人でも、利用したくないという人もいるので、交渉が面倒だと思う人は、エアコンもないし、パスしたほうがいいでしょう。

リキシャーは、ケララでは~までは往復100ルピーだよ、と定額でした。私は、言われたままを渡しましたが、ケララでは定額みたいで、ぼったりされなかったです。デリーでは色々な人がいるので、注意が必要です。

私は中心街から離れたサウスデリーの一角にあるホテルにしたので、毎日、タクシーをチャーターしました。だいたい8時間でガソリン代、運転手さん代含めて、現地価格で1500ルビー(3000円)でした。というのも連れでもある友達のお陰なので、元々、いつも頻繁にお願いしているそうなので、信頼できる、乗ってて安心、クラクションを鳴らさない、というインドでは珍しいドライバーさんばかりでした。1500ルピーというのは、現地人の相場だと思われます。英語ができるドライバーだともっと割高です。しかし、ヒンディのできない日本人にとっては言葉でのコミュニケーションは命なので、英語だから割高というのは、ケチっては自分が痛い目に遭うと思ったほうがいいです。ヒンズー語は予測しても理解できないものですから。

友達の家ある、デリーから離れた住宅街からドライバーもタクシーもチャーターしました。1日8時間80kmまでが1500ルピーで、距離が伸びたり、時間が延長しても超過料金がかかります。ドライバーが社に戻るまでの時間を見越すみたいですが、そのタクシー会社は、距離はたぶん2~30kmもないと思われますが、1時間で戻れる時もあるし、週末などは3時間かかったとか・・・。これは、同乗していた人が言っていたので、本当です。コンノートプレイスという中心街は、今や、クリケットの元英国領の10月の大々的な試合に向けて、あちこちで道路の工事をしているので、封鎖されていたりします。乗っている方も、忍耐、忍耐なのです。

インドで日本のようなタクシーは見かけることはありません。大きなタクシー会社がないのかもしれませんが、皆さん、普通の乗用車を配車しています。つまり、~タクシーといった車は見かけません。また、普通の市民がタクシー会社を運営している人に、自分が使わない日に貸し出しをしているのが一般的なんだそうです。なので、デリーに着いた初日はホテルからの配車にもかかわらず、カローラクラスのTATA(インドの国産車)で、傷ありの小さな車で、けっこう怖かったのですが、友達の知り合いのドライバーさんになってからは、大きめのワゴンの日になりました。座席は革張りだったし、綺麗で大きめの車だたので、私は快適でしたが、友達は小さめのカローラクラスの車の方が、ぶつけられにくいし、座り心地がいいし、安全だと言ってました。車両間隔のないデリーでは、今もこうやって、無事に日本に帰ってこられた私は、かなり強運だと思います。

私達もしばらく気づかなかったのですが、何日も続けてチャーターしていたので、ドライバーさんは3人変わったのですが、初日に車を持ってきた人が車をホテルのパーキングに入れて、帰りました。宿泊したビサヤのマネージャーにはゲスト用に1台レンタカーをするので、パーキングを用意して欲しいと伝えてありました。パーキング代は取られなかったです。無料でした。ドライバーさんたちは気を使ってくれたようで、デリーの対岸でもある新興住宅街の町から地下鉄とバスを乗り継いで、たぶん片道1時間以上かけて、ホテルまで約束の時間に来てくれていました。私達をホテルに送り届けると、ドライバーはパーキングに車を置いて、自分はそこからまた、バスと電車と時には徒歩やリキシャーを使って、帰っていきました。お陰様で、1日をのぞいては、超過料金も発生することもなかったです。

この気遣いは、交通渋滞のひどいコンノートプレイスを抜けるために、時間が読めないことを心配してくれたからだと思います。どのドライバーも物静かで、その上、クラクションはめったに鳴らさない、というか一度も鳴らさなかったです。運転もジェントルでインドにしては、厳しい雇用主や顧客に訓練されているな~、と感心しました。さすが、友達の家族がごひいきにしているドライバーさん達であると思いました。私達がどこかで観光や買い物をしている時は、エアコンはもちろん切ってますから、ドライバーさん達はどこかで時間をつぶしていますが、車からそんな遠くに離れることはないので、暑さの中、とても忍耐強く、待っててくれていて、申し訳ない気持ちでした。だいたいパーキングで、他のドライバー達と交流しているようです。いつも外で待っててくれることになるので、暑い日は申し訳ないと思います。ドライバーさんは、一応、きちんとした襟のついたシャツを着ていたりしますので、けっこう服装もきちんとしているので、暑いだろうに・・・と。。。

だいたい9時半とか10時~夕方までチャーターをしましたが、昼食代を100ルピー渡します。そして最後に「今日はありがとう。」と言って、100ルピーチップを渡しました。100ルピーでファーストフードや、庶民的なランチは取れるので、友達は100ルピー渡してました。200円ほどです。マクドナルドに入ってみたら、確か、~コンボというハンバーガー、フレンチフライ、コーラのセットで95ルピーでした。

インド滞在の最後の日の日曜日は、事情があり一人行動をすることになりました。その日は英語が話せるドライバーだったので、それはラッキーでした。彼は時間通りに9時に私をホテルでピックアップしてくれて、トランクも乗せて、寺院に行ったり、買い物をしたりしましたが、携帯電話で「今、寺院の前に出てきましたので、ピックアップお願いします。」と電話しました。
すぐに迎えに来てくれたのですが、絵葉書売りのおじさんが私から離れなかったので、ドライバーはすぐにそのおじさんを払ってくれました。ということで、ドライバーさんは、一人二役をこなしてくれる場合が多いです。助かります。

買い物の後もトランクを一度、車から降ろして、詰め込み直しを試みた私のために、トランクのジッパーが閉めづらくHelp me!と、やってもらったり・・・助かりました。駐車場のインド人のおじさんも、車のスペースに炎天下の中、トランクを開けてる怪しい私のために、他の車が来ないように、見張ってるから、と笑顔で見張っていてくれました。皆さん、親切。

ケララのカイラリでは、リゾートのタクシーが1台ありました。パラカットという街までフロントに言うと、すぐにシバ神と同じ名前のシバ君が現れて、トヨタのセダン(インドでは超高級な大きなセダン)で送迎してくれます。確か、街まで片道30分くらいですが、往復で1500ルピーというカイラリのルールがあります。もっと高かったような気もします。私は払ってなくて、一緒に同行してくれたドイツ人が払ってくれたので、忘れました。つまり、割高です。

シバは買い物に付き合って、あれこれとお世話をしてくれたので、100ルピーのチップを最後に渡しました。二手に分かれて、パラカットで買い物をしたのですが、外国人にはどこに何があるのか?まったく訳がわからないほどの田舎の町です。ドイツ人カップルはヨガの先生(グル)が引率?して、本とCDを探しに、私は、シバに案内されて、パンジャビスーツのお店へ行きました。

インド人商魂はたくまし過ぎて、こちらがNO!と言っても、後にはひかない人ばかりなので、似合ってもいない服を薦められることも多く、その度にシバが「NO!似合ってない。」とお店の人に言ってくれるのでした。なので、買い物が彼のお陰でしやすかったのです。ドライバーさんというより、ガイドさんのようでしたが、マージンやコミッションはもちろん受け取っていませんでした。パラカットでも有名な洋服の店でしたが、定価表示のお店だったので、インドにありがちな、案内したインド人は手数料をお店からもらえるシステムではなかったと思いました。

一人でデリーで車に乗った日は、ランチをどうしようか?と思っていて、ドライバーさんと一緒にマックでも行ってみるのも楽しいかも?と思っていました。または、中心街のホテルのランチでもごちそうしちゃうよ~、と。英語が通じる人だったので、かえって一緒がいいかもしれないって思ったのですが、そこは、ドライバーさんは謙虚、謙虚なのです。そのドライバーを紹介してくれた友達にも「一緒にランチしちゃおうかな~」と打診していたところ、「一緒に食べる必要はない。彼には別に食べてもらって、一緒にランチに出掛ける必要は全くないから。」と言われていましたが、ある種のすみ分け、線引きがインド社会にはされているようです。日本人にしたら、一緒に食べたら、楽しいかも?位の気軽さなんですが・・・。


インドではいいドライバーさん、安全なタクシーに乗ることが、とっても重要です。なんたって、命かかってますから。命























カイラリでの日常

2010-09-01 16:30:56 | インド
 カイラリリゾート内から外に出ても、周辺はこのようなやしの木が続いています。民家も村も徒歩圏内でありますが、なぜか?いつも皆さん、家に居ます。野犬なのか?飼い犬なのかわからない犬もうろうろしています。犬たちはけっこう飼い犬みたいですが、繋がれている犬は1匹しか見かけませんでした。自由・・・自由なのです。インドでは犬にかまれたら、要注意という話を聞いてましたが、犬が苦手ではない私としても、付いて来る犬(犬には好かれるので;)’Go away'とか言ってると、誰かが飛んできて、犬を追い払ってくれます。ヨガの先生が言ってましたが、インドでは野良犬であっても殺してはいけない習慣・信念があるので、実は大問題と怒ってました。

というのは、いつも街から30分くらいかけて、バイクで通っている先生は、以前、他のリゾートに通う途中、犬をはねてしまって、自分が擦り傷だらけになって、泥(道路は舗装されているところは稀ですから)だらけになって大変だったと語ってました。犬は・・・というと、無傷でヨガの犬のポーズでポ~~~~ンと跳ね飛ばされたものの、無事だったそうです。先生自身はバイクが転倒したので、傷だらけになったそうですが、「犬って、こんな時にも犬のポーズか・・・」と感心したんだとか。でも、これはインド社会の問題だと、珍しく力説していました。だったら・・・去勢すればいいんじゃないの?と私は普通に思います。そうすれば、いずれ数は減るでしょう。それにしても、デリーでもですが、有料の世界遺産の中にも犬は沢山居ました。暑さゆえ、犬の動きも緩慢でいつも昼寝状態だったので、私は嫌な想いをすることはなかったですが・・・。

                                         夕方になると、スモーキングマンと呼ばれている、ハウスキーピングのおじさんと、レストランのウェイターの子がセットで各コテージを回ってきます。カイラリリゾート内では、実は一度も鍵をかけませんでした。鍵をかけても、居ない間に、ハウスキーピング、クリーニング等、何度も人が出入りしているからです。

夕方には、この煙が黙々と出たモノを振り回して、各お部屋をいぶして回ります。これは蚊や害虫除けのハーブを燃やしているそうですが、トリートメントを終えて帰ってきた時に部屋が真っ白で、何事!!!と初めは、うろたえました。蚊取り線香に慣れている私は、ま~いい考えかと思います。部屋には電源に差し込む式の蚊取りアースみたいなものもありますが、やはりこの煙でいぶすことがとても、有効な気分になりました。ウェイターの子は、ハーブウォーターの新しいボトルを持ってきて、替えてくれます。これも、たまたま居合わせないと、わからないことでした。

その後で、クリーニングが出来上がると、別のハウスキーパーの人がノックします。不在だと、部屋の中のクローゼットの中にきちんと服がかけてあったのには、びっくり仰天しました。たたんでいいものはベッドの上に、しわになっては困るようなものはクローゼットの中のハンガーラックにきちんとかけてくれていました。ええっつ???この扉を開けたの???と最初はあまりの親切?に驚きましたが、インドは、違うのです。価値観や常識が・・・。個人主義は全く通用しないし、基本的に家族主義ですから、ゲストを家族とみなすと、ゲストのお部屋にもお世話をするためにはためらわずに入るし、クローゼットも開けて、しわにならないようにかけておくのが、マナーなんだと思いました。

実は、ドイツ人とかスイス人とかドイツ語圏の方、フランス人も、個人主義の国民性です。私は他のゲストと色々な話をすることが出来ましたが、あまりに頻繁にリゾートの人が部屋に出入りするので、部屋に居ても落ち着かない!放っておいて欲しい!ドアの外にランドリーも置いて欲しい、と切実に言ってました。しかし、彼らも大人です。というか、色々な国を旅行しているようなハイソな人々なので、「インドでは、こうなんだよね・・・」と力なさげに、あきらめていました。親切なんだよ、親切だから、言えない・・・って感じに。

このレンガの壁にお香を挿してあるのは、ヨガの先生、グルの提案です。彼はヨガのセッションの前、瞑想の前に必ずお香を焚いていますが、どこにつきさしてあるのか?と思ったら、壁に穴が開いていたから、ちょうどいいと思って、壁に挿してみた!と言ってました。なんか・・・灰が下に飛び散ってるんですけど・・・と指摘したら、笑ってました。

夕食前に、瞑想を1時間しましたが、ある時はマンツーマンだったので、キャンドルライト瞑想をしました。1本のキャンドルのフレームをず~~~~~~っと10分か15分見つめる瞑想です。以前も私は、なぜか?自分でやったことがありましたが、久しぶりです。グルが、何をそのフレームの中に観たか?と言ったので、「I saw Angel or Goddess in the flame of light,
I saw she was dancing in the flame」と観たとおりを言いました。すると、グル「Oh! You are wonderful!」となぜか?褒めてくれました。いつも光の中心にはエンジェルが羽をひろげて、踊ったり歌ったりしているように見えるのです。それが女神様のようにも見えます。

グルは、私のために毎朝やっている1時間のヨガを日本でも続けて欲しい!と、自分でPCに向かって、ヨガのテキストブックを私用に作ってくれました実は、ディーパック・チョプラ氏のヨガの本(写真付きで説明や効能付き)を持っていたので、日本語ですが、先生にはこれを持っているから、要らない!ってはっきりとお断りしました。でも・・・3日もかけて、夜なべして?作ってくれたみたいで、カイラリのマネージャーさんもコピー取りとかしたみたいで;なんか・・・凄いお世話になってしまいました。私が出席できる最後の朝のヨガクラスを欠席したのですが(毎朝、近所のコーランで4時に眼が覚めてしまうので、寝過ごしたわけです。)カイラリのマネージャーとグルから部屋に電話があり、「今朝はどうしたんだ?ヨガに来なかったけど、何かあったのか???」と・・・これにも・・・びっくり仰天しました。他にもゲストは沢山いますので、皆さんは来たり来なかったりします。でも、私が来ないと、何かあったのか?と心配なのか?と。。。私用にテキストブックを作ったから、夕方の瞑想クラスには来てね!という電話でした。

夕方の瞑想クラスで先生からテキストを受け取りましたが、挿絵入りのオリジナルヨガテキストは、大事にいい思い出として使わせていただきます。

朝食を食べにレストランに行くと、いつも一緒にヨガをやっていた仲良くなった他のゲストに「I miss you!!どうしてヨガに来なかったの?」と言われました。皆さん、この私を気にかけてくれていて、感謝です