
ご招待状をいただき、本日(4/8)友人と
「名古屋能楽堂」に行ってきました。
午後二時開演
筑前琵琶 久世旭如 「平家物語」
流れは以下のとおりでした。
・祇園精舎
・維盛の都落
・鹿の遠音 二題
・横笛と滝口入道
・壇ノ浦
・耳なし芳一
以上、2時間の公演でした。
琵琶と尺八の音をじかに聞いたのは初めてでした。
なんとも素晴らしい音色ですね。
尺八の枯れた音は鳥肌が立ちます。
日本の怪談を思い起こさせますが(笑)
平安より八百年の時を超えた今もなお人を魅了し続ける
平家物語。耳で聴く文学。
すっかりはまってしまいました。
素人の私が特に惹かれたものは
・祇園精舎
・耳なし芳一
です。
「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
紗羅双樹の花の色 ~~・・・・・・」
中学の古典で暗記させられた記憶があります。
当時、古典はお笑い的な存在でした。
言い回しが面白く、いつも大笑いで授業を受けていました。
その頃に琵琶と尺八での「ひき語り」を耳にしていたらどうでしょう。
少しは違ったのではないかしら。
「耳なし芳一」はあの有名な怪談ですが、
琵琶での「ひき語り」、「尺八」の他に「鳴物」が入り、
目の前で映像が流れているような感覚でした。
西洋の音楽をより好んで聴いていた私にとって、
日本の音の素晴らしさに感動するとともに、
今後長く受継がれて行くことを祈っております。
~掲載写真について~
写真中央に写っているのは、
「加藤清正」像でして、
その後ろにある建物が「能楽堂」です。
更に向こうに見えるのが「名古屋城」の「天守閣」です。
今日は満開の桜で、花見客が多く、お天気は当初雨だと言われて
いましたが晴れて、気持ちのいい一日となりました。
また、尺八の音は旅人にとっても聞き惚れるものです。
ある時は風の音であったり、ある時は自然を称えるオーケストラだったり、その音色は心の叫びのようなもの。。。
また、時々通りがかったら投稿します。では。。。
写真は携帯にて撮影したものですが、
綺麗に撮れました。
満開の桜がまったく入っていないのが
残念ですが。。
尺八はなぜあそこまで人の心を捉えて
離さないのでしょうね。
自然の力を感じます。
またのお越しをお待ちしております。