夢にも 消費期限 があるようです。
いつか馬と暮らしたいと考える人は多いと思います。そんな皆さんの夢を打ち砕くようで申し訳ありませんが、北海道を離れることになりました。
馬と暮らすには、北海道、中でも場産地が最高に便利です。獣医さんや装蹄師さんが往診費用無しで巡回してくださるので、安心して十分な医療を受けさせることができます。8年間、たくさんのことを学んだと思っています。
もし本当に馬との生活を実現したいと考えているなら、若いうちに始めたほうがよいですよ。馬は犬よりも猫よりも長く生きますから。35年、という覚悟を持って逆算してみてください。
今の我が家は、ミニチュアホース二頭ぐらいを飼うには、最適と思います。飼ってみたいと思う気持ちもあったりしますが、大きいのがいるうちは無理ですね!(笑)
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あと数年早くこちらに来ていれば、
プーちゃんと出会うこともなく
若さでなんとか乗り切って、
スピ君を見送るまではこちらにいられたでしょう。
しかしそんな人生は氷のように無感覚なものです。
プーちゃんと出会ってしまったから
ゲストハウスを閉じるはめとなり、
お馬さんのお世話に専念することになりました。
おかげでたくさんの学びを得ました。
禍転じて福と為す
プーちゃんと出会ったから、苦労も増えましたが、たくさんのサポーターさんと出会い、支えられて、ここまで人馬共にハッピーに過ごして来られました。
人間万事塞翁が馬
プーちゃんがいなかったら、ここでの生活にもっと早く見切りをつけて、さっさと帰っていたかもしれません。
まさに 雲外蒼天 を教えてくれたのプーちゃんでした。
理想的には、ここでプーちゃんを見送ってから、本州に戻るべきなのでしょうが、あと何年生きるかわかりませんし、自分やヘルプさんの体力などを考えるともう限界でしょう。
「外にシェルターを置いて一日中、放置して飼う」、は私のポリシーに反するため、
私に代わってお世話してくださる所に託して、
あとは足繁く通うことにします。
とりわけ昨今、ヒグマの出没が増えています。よほど広い放牧地で若い馬が過ごすのであれば、ヒグマは足の速いサラブレッドをいつまでも追いかけまわせませんから逃げ切れるでしょうが、小さなスペースで飼っていたら逃げられないこともあるでしょう。
ヒグマは馬を襲わない、は間違いで、もともとえりもの方では被害が出ていたそうです。功労馬となれば、高齢ですから、心配が増えます。
移動して、少し他人になった時に、
どんな表情を見せてくれるか楽しみです。
でも愛情というバブルの中で生きることには変わりありません。
さぁ、明日からまた日常だ!
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