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消えゆく 花のとう!

2017-05-14 13:58:38 | 日記・エッセイ・コラム

 半田市亀崎地区の潮干祭(しおひまつり)も終わり半田の春まつりはすべて終わりましたが、今年10月7日(土)・8日(日)の5年に一度開催される「半田山車まつり」の準備は着々と行われています。このことはまた紹介させて頂きます。
 今日は半田市乙川の海蔵寺で毎年5月8日・9日に行われる「花まつり」の紹介です。「花まつり」は灌仏会(かんぶつえ)といわれ、旧暦4月8日に生まれたお釈迦さまの誕生日を祝う仏教行事です。参拝者は誕生仏に甘茶をかけてお参りし、甘茶をいただいて帰ります。(左上の写真)私も毎年お参りに行っています。以前は「花まつり」と一緒に「花のとう」も行われていました。(真ん中の写真) 「花のとう」は明治22年頃に乙川新居地区の道元講の方々が始めたもので、5月8日朝、熱田神宮に出かけ「おためし」の様子を刷った「熱田神宮豊年祭図」(右上の写真)を分けて頂き、「おためし所」に飾られた豊作物や神官の衣の色などを記録して来て海蔵寺で再現します。本堂に向かって右側の屋形が田所、左側が畑所となります。農家の人はこの模型の様子を見て今年の作柄などを決めます。そのため境内には多くの植木や苗物の店が並び大変賑やかでした。しかし最近この「花のとう」が行われなくなり寂しくなりました。以前は半田地区で4か所行われていた「花のとう」も現在は成岩地区の鳳出観音だけとなりました。尾張・三河の「花のとう」は、国指定の無形民俗文化財なのに残念です。
                      by よっさ

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