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平地神明社算額 半田市文化財に指定されましたヨ!

2016-07-14 22:01:38 | 日記・エッセイ・コラム

 愛知県半田市平地神明社の算額とはなに?ですよね。算額とは江戸時代の数学(和算)の問題や解答を額や絵馬に書いて神社仏閣に奉納したものです。なぜ奉納したかと言うと、問題が解けたことを神仏に感謝したと同時に、多くの人が集まる神社仏閣を数学の発表の場としたのです。江戸時代の日本の数学は、世界のトップ水準にいました。その一例にノーベル化学賞を受けたフレデリック・ソディーが「ソディーの6球連鎖の定理」を1937年に発表しましたが、その約1世紀前の1822年に神奈川県の寒川神社に奉納された算額には、すでにその定理が記載されていました。すごいでしょ。このように算額は江戸時代日本数学が、いかにすごかったかを証明する生き証人なのです。私は2年前に定年し、暇でしたので、知多半島の算額を勉強しはじめました。知多半島には現在7面の算額が確認されています。そのうち4面は県文化財に指定されていますが、半田市に唯一1面ある神明社算額は、なんの指定も受けていませんでした。そこで1年半前にだめもとで、神明社の許可を取って市に申請書を書いて提出しました。指摘事項がかなりあり、その都度いろいろな先生に指導して頂きやっと今年2016年7月8日(金)に半田市民俗文化財に指定されました。バンザイ!左の写真が中日新聞の記事です。見づらくてごめんなさい。そして右の写真が今日7月14日(木)神明社の代表者4人と半田市博物館に文化財指定書を頂いたときの写真です。神明社の関係者の方々も喜んで頂き本当に良かったです。今日は嬉しさのあまり堅い話を長々と書きました。
尚、8/2(火)~8/31(水)まで半田市博物館で神明社の算額を展示しますので、是非見に来て下さい。毎週月曜日はお休みです。
           by よっさ