はな to つき

花鳥風月

月夜舟 六十三夜

2019-11-26 22:27:52 | 【月夜舟】
今宵は、
次の瞬間、バランスを崩しそうな直立奇岩に乗る修道院の端で、踵を上げています。

どこまでも誰がこしらえようとしたのか思いもつかず、頬が緩みます。
すぐにも落ちてしまいそうな、永劫にそのままなような綱渡り気分で、お月さまとお話します。

次の駅で降りるからと、席を譲ります。
本当は、ずいぶん先で降りるはずなのに。

善いうそとは、嘘とは言わないのかな。

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